グローバルWifi(ワイファイ)の評判・口コミや特徴を解説

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グローバルWifi(ワイファイ)の評判・口コミや特徴を解説

海外旅行や出張の準備でグローバルWifiについて調べてみると、様々な評判や口コミが混在していて悩んでしまいますよね。

利用者数No.1と聞いても、「実際、料金は安いの?」「空港での受け取りは簡単?」「現地で本当に繋らないことや遅いことはないの?」といった疑問は尽きません。

特に、サポート体制や万が一のキャンセル料に関する不安、あるいは韓国やハワイでは良いけれどヨーロッパ周遊だとどうなのか、といった渡航先ごとの具体的な評判も気になるところです。

最近はeSIMと比較してどちらを選ぶべきか、悩む方も多いと思います。

そこでこの記事では、グローバルWifiの評判について、メリットとデメリットを公平な視点で整理し、どのような人におすすめできるのかを詳しくまとめていきます。

記事のポイント
  • グローバルWifiの料金や空港での利用手順
  • 韓国やハワイなど人気渡航先での具体的な評判
  • 「繋らない」「遅い」といった悪い評判への対処法
  • eSIMと比較したメリットとデメリット
目次

グローバルWifi(ワイファイ)の評判・口コミと特徴

グローバルWifi(ワイファイ)の評判・口コミと特徴
出典:グローバルWifi

まずは、グローバルWifiがなぜこれほど多くの人に選ばれているのか、その「良い評判」と「おすすめできる理由」から詳しく見ていきましょう。料金の安さや圧倒的な利便性、そして利用者数No.1を支えるサービスの強みがどこにあるのかを、掘り下げてながら解説します。

グローバルWifiの基本情報と特徴

グローバルWifiの基本情報と特徴
出典:グローバルWifi

グローバルWifiは、海外用Wi-Fiルーターのレンタルサービスにおいて、7年連続で利用者数No.1(※)という圧倒的な実績を持つ、業界のリーディングカンパニーです。
(※東京商工リサーチ調べ 2017年~2023年 海外用レンタルWi-Fiサービス「利用者数」部門)

多くの旅行者が、海外向けのサービスを利用する際は運営会社の信頼性を非常に重視しています。その点で、グローバルWifiは東証プライム市場に上場している「株式会社ビジョン」によって運営されており、この社会的信頼性は利用者にとって大きな安心材料の一つと言えます。(出典:株式会社ビジョン 会社概要

株式会社ビジョンは1995年の設立以来、情報通信サービスを幅広く手掛けており、その安定した事業基盤がグローバルWifiのサービス品質を支えています。

グローバルWifiの主な特徴
  • 運営会社:株式会社ビジョン(東証プライム上場)
  • 対応国:世界200以上の国と地域をカバー
  • サポート体制24時間365日の日本語サポート(電話、メール、LINE、Skype対応)
  • 圧倒的実績:海外用Wi-Fiレンタル利用者数 7年連続No.1

特に注目すべきは、サポート体制の充実度です。多くの海外サービスがメールやチャットのみ、あるいは日本語対応が平日昼間のみという場合も少なくありません。しかし、グローバルWifiは、渡航先からの緊急時にも対応できるよう、LINEやSkypeといった無料通話アプリからも24時間連絡が可能な体制を構築しています。この「いつでも繋がる安心感」が、多くの旅行者から選ばれ続ける大きな理由だと言えるでしょう。


空港での受け取り・返却の評判

空港での受け取り・返却の評判

グローバルWifiの「利便性」は、他社サービスと比較しても群を抜いていると感じます。この「受取・返却ネットワークの強さ」こそが、利用者数No.1を支える最大の物理的な理由でしょう。

国内20空港、40拠点(2025年情報に基づく)という広範なネットワークは、非常に便利です。成田、羽田、関西国際、中部(セントレア)、福岡といった主要5大国際空港はもちろんのこと、新千歳、仙台、広島、那覇など、地方の主要空港も幅広くカバーしています。

非対面で便利な「ロッカー受取」

特に利便性が高いのは、空港カウンターに並ぶ必要がない非対面の「スマートピックアップ(ロッカー受取)」です。

申込み後に発行されるQRコード(または受取番号)を、空港に設置された専用ロッカーにかざす(または入力する)だけで、最短10秒ほどでWi-Fiセットを受け取れます。出発前の混雑する空港カウンターで列に並ぶ時間とストレスから解放されるのは、非常に大きなメリットです。早朝便や深夜便でカウンターが営業時間外の場合でも、ロッカーが稼働していれば受け取れる可能性もあります。

多様な受取・返却方法

空港での受け取りがスケジュールに合わない場合でも、利用者の多様なニーズに対応する選択肢が用意されています。

  • 宅配便
    自宅やホテル、勤務先など、指定の住所へ出発日の前日までに届けてもらえます。
  • コンビニ受取
    全国のセブンイレブン(一部店舗を除く)で24時間受け取り可能です。ただし、申込期限が空港受取より数日早まる点には注意が必要です。
  • 現地受取
    後述しますが、ハワイ韓国では、現地のオフィスや空港での受取・返却にも対応しています。

返却時も非常に簡単です。多くの空港に設置されている「返却BOX」に、レンタルセット一式を投函するだけで完了します。帰国後の疲れた体でカウンターに並ぶ必要はありません。

【重要】空港カウンター・ロッカーの場所と営業時間に注意

空港での受取・返却は非常に便利ですが、利用する際は注意が必要です。同じ空港内でも、利用するターミナルによってカウンターやロッカーの場所、営業時間が全く異なります。

例えば、「羽田空港 第3ターミナル」のカウンターは24時間対応、あるいは深夜早朝便にも対応した長時間営業をしていますが、「第2ターミナル」のカウンターは営業時間が限られています。ご自身の利用する航空会社がどのターミナルなのかを事前に確認し、申込時に公式サイトで最新の営業時間と受け取り場所の地図を必ず確認してください。


5Gプランと通信速度の評判

5Gプランと通信速度の評判

通信速度は、海外でのマップ検索や情報収集、SNS投稿など、旅の快適さを直接左右する重要なポイントです。グローバルWifiは、この点でも先進的な取り組みを行っています。

一部の主要な渡航先(例:ハワイ、アメリカ本土、韓国、イギリス、フランス、イタリア、ベルギーなど)では、従来の4Gプランに加えて、「5G(超高速)」プランを提供しています。

例えば、競合の「イモトのWiFi」が4G(最大150Mbps)を主力としているのに対し、グローバルWifiは5G(最大2.5Gbps)に対応していると報告されており、公表されているスペックにも差があります(※ただし、これらの速度はあくまで理論上の最大値であり、現地の電波状況や利用時間帯によって変動することは理解しておく必要があります)。

5Gプランと4Gプランの選び方

5Gプランを選ぶメリットは、単にWebページの表示が速いことだけではありません。大容量のデータ通信にも余裕を持って対応できるため、以下のような場合に適しています。

  • 同行者と複数人でシェアして、同時に動画を視聴する可能性がある
  • 出張などで、大容量のファイル(設計図、高解像度画像、プレゼン資料など)を送受信する必要がある
  • 通信速度をとにかく重視し、一切のストレスをなくしたい

もちろん、5G対応国はまだ限定的であり、ほとんどの渡航先では4Gプランが基本となります。しかし、4Gプランの口コミを見る限り、「複数人でシェアして動画を見ても問題なかった」「地図もSNSもサクサク動いた」という肯定的な声が多く、通信品質は総じて安定しているようです。一般的な観光利用であれば、4Gプランでも十分な満足度が得られるでしょう。


人気の韓国やハワイでの評判

人気の韓国やハワイでの評判

グローバルWifiの評判を調査する中で、興味深い傾向として浮かび上がったのが、「渡航先によって利用者の評価が異なる」という点です。

特に、日本人旅行者に最も人気の高い旅行先である韓国ハワイにおいて、その評価は「最高」「コスパが良い」といった評価が多く見られます。

韓国:コスパ・速度・バッテリー共に高評価

韓国での利用者からは、「コスパ最高です」「2人で割ったら驚くほど安かった」「4人で4端末使っても遅さは感じない」といった、料金と通信品質の両方を賞賛する声が目立ちます。また、「朝9時半から夜23時半過ぎまで使ってもバッテリーが充分持った」という報告もあり、レンタルされる機器の性能も安定していることがうかがえます。

これは、韓国がITインフラ先進国であることに加え、グローバルWifiがソウルの明洞(ミョンドン)に現地オフィスを構え、強力な現地提携のもとでサービスを提供していることが大きな要因と考えられます。現地での受取・返却にも対応しており、利便性も抜群です。

ハワイ:ワイキキでの現地受取が便利

ハワイ(ホノルル)でも、その評価は非常に高いです。最大の理由は、ワイキキの中心部にある「ワイキキ ショッピングプラザ3F」の現地事務所(ワイキキオフィス)で、受取・返却が直接可能な点です。

これを利用することで、日本国内での移動日(例:日本出発日や帰国日)のレンタル料金が不要になるため、「現地までの必要のない期間分を払う必要がない分も更にお得」と、金銭的なメリットを指摘する声が多くありました。

以前は、この現地オフィスの営業時間が短く、帰国日のフライト時間によっては利用しづらいというデメリットが指摘されていました。しかし、現在は対策として、ホノルル国際空港(ダニエル・K・イノウエ国際空港)のJALチケット発券窓口にある「グローバルWiFi専用返却ボックス」にて、24時間返却が可能となっています。これにより、利便性が格段に向上しています。


利用者の口コミ・レビュー

利用者の口コミ・レビュー

ここでは、実際にグローバルWiFiを利用した方の口コミをいくつか紹介します。

渡航の一日前に充電された状態で商品が届きました。 帰宅後、宅急便で返却する予定でしたが、福岡空港での返却させてもらいました。 大変使い勝手がよかったです。 また利用したいと思います。

Kさん 【出典:グローバルWiFi楽天市場店】

急遽、2週間ほど海外に行くことになり、バタバタ準備して中、迅速に対応してくださり、ありがとうございました 返却口もわかりやすく、助かりました またの、機会がありましたら、こちら出お借りしたいです

Sさん 【出典:グローバルWiFi楽天市場店】

簡単にwifi設定できて返却BOXに戻すだけでした、充電の持ちも2人で動画など容量たくさん使った割には良かったです。 前日に自宅配送だったので楽天市場でもコンビニ受取りなど選択肢が複数あると利用しやすいと思いました。 ありがとうございました。 また機会があればよろしくお願いします。

Jさん 【出典:グローバルWiFi楽天市場店】

説明書や困った時の説明書などもあり、返送方法もわかりやすいです。

Kさん 【出典:グローバルWiFi楽天市場店】

予約から受け取り返却までスムーズで、プランによりますが現地でも全く問題なかったです。 毎回レンタルするんですが、バッテリー、ケーブル、変圧器、説明書などポーチに入ってますが、軽量化にするために、不要か必要か選択できたら良いと思います。 Wi-Fiのみをもっと小さなポーチで格安なら最高なんですけどね。

Aさん 【出典:Google Play】

受け取り、返却もスムーズ。使用ギガ数を間違わないようにプラン選択すれば、困ることはありません。

Mさん 【出典:Google Play】

当初は、スマホのアハモでテザリングを予定していましたが、最初なかなかテザリングが出来ず、予備で借りていたWi-Fiレンタルの方がメインになりました。途中からスマホのテザリングが出来るようになりましたが、安定せず結局Wi-Fiレンタルがあって良かったです。

【出典:価格ドットコム】

8年ぶりのハワイで以前とは全く違う事ばかりでwifiもその一つでした。何をするにもネットで予約が大前提になっていたのです。そんな時に貴社のwifiを知り申し込んだのですが、初めての事で上手く使えるのか不安でしたが思っていたより簡単でした。大きさも携行するのにちょうど良い大きさでした。高齢者の初めてにしては上手くいった旅行だったかなと思います。本当にありがとうございました。次回も必ず使わせていただきます。

【出典:価格ドットコム】



グローバルWifiの評判・口コミと他社比較

グローバルWifiの評判・口コミと他社比較
出典:グローバルWifi

ここまでは、グローバルWifiが選ばれる理由、すなわちポジティブな評判を中心に見てきました。しかし、中には「繋がらない」「遅い」といったネガティブな評判や口コミも目に入ります。

ここからは、他社レンタルWiFiやeSIMと比較をし、契約前に知っておくべきデメリット・注意点について掘り下げていきます。

他社レンタルWiFiとの料金比較

「グローバルWiFi」の利用を検討する際、多くの方が「他のサービスと比べてどうなの?」と疑問に思われるはずです。特に、知名度の高い「イモトのWiFi」や、料金の安さを前面に出す格安サービスとの違いは気になりますよね。

ここでは、グローバルWiFiが業界の中でどのような立ち位置にいるのかを、主要な競合サービスと比較しながら考察します。

以下の表は、台湾(4G・無制限プラン)で利用した場合の料金比較の例になります。

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サービス名台湾(4G無制限)の料金/日特徴
グローバルWiFi1,870円総合力・利便性重視
イモトのWiFi1,640円総合力・利便性重視
JAL ABC1,250円JALマイル付与
海外WiFiレンタルショップ920円料金最安値レベル・電源OFF日は0円

※上記は現時点での情報に基づく比較例です。料金は常に変動します。

この比較表から分かる通り、「グローバルWiFiは最安値ではない」というのは、残念ながら事実です。渡航先によっては、格安サービスと比較して1日あたり1,000円以上の差、つまり倍以上の価格差がつくケースも存在します。

特に「海外WiFiレンタルショップ」の「電源を入れない日は通信料0円」といったサービスは、移動日やホテル滞在日など、Wi-Fiを使わない日のコストを徹底的に削減したい利用者にとって魅力的です。

グローバルWiFiは「総合力」のサービス

グローバルWiFiは、「最安値」を追求するサービスではありませんが、その代わりに以下のような「利便性と安心感の総合バランス」を重視するサービスだと言えます。

  1. 圧倒的な利便性(国内20空港の拠点網、ロッカー受取)
  2. ブランドの安心感(利用者数No.1、上場企業運営)
  3. 充実したサポート体制(24時間365日、LINE対応)
  4. 高い通信スペック(5Gプラン、無制限プランの豊富さ)

したがって、以下のような棲み分けができます。

  • 価格最優先で、多少の不便(受取場所が限定的など)は許容できる人
    → 価格特化型サービス(海外WiFiレンタルショップなど)が適しています。
  • 価格は多少高くても、出発空港で確実に・簡単に受け取りたい、24時間日本語サポートが欲しいという「安心感」を重視する人
    → グローバルWiFi(またはイモトのWiFi)が強力な選択肢となります。

ご自身の旅行スタイルや、何を最も重視するか(価格か、利便性・安心感か)を天秤にかけて選ぶことをおすすめします。


eSIMサービスとの比較と使い分け

eSIMサービスとの比較と使い分け

海外渡航者の間で急速に普及しているのが、物理的なSIMカードを必要としない「eSIM」です。近年では、Airalo(エラロ)やTrifa(トリファ)などのeSIMサービスも人気となっています。

では、この便利なeSIMと比較した時、グローバルWifiのような従来型の「ポケットWiFi」は、どのような立ち位置になるのでしょうか。

結論から言うと、これは優劣の問題ではなく、「旅のスタイル」によって明確に使い分けるべきだと言えます。両者のメリット・デメリットを比較表にまとめました。

スクロールできます
比較項目グローバルWiFi (ポケットWiFi)eSIM (デジタルSIM)
メリット◎ 複数人・複数デバイスでシェア可能
(1台で5台以上接続OK。PC、タブレットもOK)
◎ 設定が非常に簡単(SSIDとPW入力のみ)
◎ スマホ本体のバッテリーを消費しない
◎ 物理的な手間が一切ゼロ
(受取・返却・持ち運び・充電が不要)
◎ オンラインで即日開通可能
◎ 紛失・盗難・破損のリスクがない
デメリット△ 機器の受取・返却の手間がかかる
△ ルーター本体と充電器を持ち運ぶ必要がある
△ ルーター本体の充電管理が必要
eSIM対応端末が必須
△ 1人1契約が必要(シェア非対応)
△ 初期設定(APN構成等)で少し戸惑う場合がある
おすすめな人グループ・家族旅行(割り勘でお得)
ノートPCやタブレット、ゲーム機も使いたい人
身軽な一人旅(ソロトラベラー)
eSIM対応スマホを持っていて荷物を減らしたい人

表の通り、eSIMの登場によって、eSIM対応スマートフォンを持つ「一人旅」の利用者が、あえて物理的な受取・返却・持ち運び・充電管理が必要なポケットWiFiを選ぶ理由は急速に失われつつあります。

一方で、グローバルWifi(ポケットWiFi)の価値が最大限に発揮されるのは、eSIMでは絶対にできないことである「複数人でのシェア(割り勘)」「eSIM非対応のノートPC・タブレット・ゲーム機などの同時接続」というケースです。ご自身の旅行スタイルや利用デバイスがどちらに近いかで判断するのが、合理的な選択だと言えます。

グローバルWiFiを提供している株式会社ビジョンは、両方のニーズに答えるために、「World eSIM」というeSIMのサービスも提供しています。ご自身の目的に合わせて比較検討してみると良いでしょう。


海外旅行でのeSIMとWiFiの違いや使い分けについては、以下の記事でも解説しています。

マイナスな評判・口コミと注意点

マイナスな評判・口コミと注意点

ここでは、グローバルWiFiに関する利用前に知っておきたい注意点や、マイナスな評判、口コミについて考察します。

ヨーロッパ周遊での評判

先に述べた韓国・ハワイでの高評価とは対照的に、ヨーロッパの多国間周遊プランでは、注意が必要です。

「11日間のイタリア・フランス周遊でレンタルしたが、繋がっても速度が遅く、特にフランスに入ったらまったく使えなくなった」といった口コミも見られます。

この原因として推測されるのは、以下の点です。

  • 複雑なローミング
    国境をまたぐ(例:イタリアからフランスへ移動する)際に、通信事業者の切り替え(ローミング)がスムーズに行われないケース。
  • JSTリセット
    前述の「JST 24時リセット」仕様が、時差の大きいヨーロッパでは致命的に不利に働くこと。
  • 提携キャリアの問題
    周遊プランの場合、各国で最も強い通信キャリアではなく、広域をカバーする特定の提携キャリアに接続されるため、局地的に電波が弱くなる可能性があります。

ヨーロッパ周遊(特に複数の国を陸路で移動するような)計画している場合は、この接続不安定リスクを認識した上で、利用を検討する必要があります。

バッテリーの持ちと追加オプション

バッテリーの持続性に関しては、口コミが二分しています。「朝から晩まで充分持った」(主に韓国での高評価)という声と、「バッテリーの持ちが気になる」という懸念の声が混在しています。

この差は、渡航先によってレンタルされる機器の新旧や機種が異なる可能性、あるいは利用状況(1人での利用か、複数人でのシェアか)の違いによるものと推測されます。

注目すべきは、グローバルWifiがオプションとして「ACコンセント付超大容量バッテリー」(550円/日)や「モバイルバッテリー」(220円/日)を積極的に販売している点です。

標準バッテリーの性能が「通常利用なら一日持つが、複数人でのシェアや長時間のヘビーユースには不安が残る」レベルに設定されている可能性は否めません。この「不安」を感じる利用者層に対し、高利益率のバッテリーオプションを追加販売(アップセル)する戦略が取られていると考えられます。複数人でのシェアや長時間の使用を計画する場合は、このオプション料金(1日220円~)を実質的なコストとして考慮する必要があります。

見落としがちな「隠れたコスト」(手数料)

「料金が安い」というメリットにも、手数料という形で注意が必要です。レンタル料金のほかに、以下の手数料が発生します。

グローバルWiFiの手数料一覧

  • 受渡手数料:550円(税込)
    1申込みごとに原則として必須でかかります。これは空港受取でもコンビニ受取でも発生します。
    (※ただし、前述の通り「価格.com」経由などで0円になる場合があります)
  • 宅配受取手数料:550円(税込)
    宅配受取を選択した場合、上記の受渡手数料550円とは「別途」で発生します。つまり、宅配を選ぶと合計1,100円の手数料がかかる計算になります。
  • 返却送料:利用者実費負担
    宅配便で返却する場合の送料は、利用者の自己負担となります。
  • 事前受取手数料:1,100円/日
    出発2~5日前に宅配受取を希望する場合、追加で発生します。

このように、基本料金が安く見えても、受取方法やオプションの選択によって総額は大きく変わってきます。必ず最終的な支払総額で比較するようにしましょう。

繋がらない・遅い時の原因と対策

繋がらない・遅い時の原因と対策

「現地に着いたのに繋がらなかった」「速度が遅すぎて使い物にならなかった」という口コミは、利用者にとって深刻な問題であり、旅行全体の満足度を下げかねないトラブルです。これにはいくつかの典型的な原因が考えられます。

原因1:データ容量の超過(速度制限)

最も多く見受けられる原因が、契約プランのデータ容量(例:通常プラン 300MB/日、大容量 600MB/日)を超過し、通信速度が低速(例:128kbpsなど)に制限されてしまったケースです。

特に「通常プラン 300MB/日」は、現代のスマートフォン利用(高画質な写真・動画のSNS閲覧、動画視聴、OSの自動アップデートなど)を考慮すると、あっという間に到達してしまう容量です。低速化すると、Webページの表示すら困難になり、「繋がらない」と感じる状態になります。

グローバルWiFiの公式サイトによると、1.1GB(超大容量)プランの目安は以下の通りです。

データ容量の目安(1.1GBプランの場合)

  • WEB閲覧: 約1,400ページ
  • マップ検索: 約2時間50分
  • LINEトーク: 約28,000通
  • YouTube (480p): 約113分

複数人でシェアする場合や、動画を頻繁に見る場合は、1.1GBでも不足する可能性があるため、「無制限プラン」の選択が賢明です。

原因2:「日本時間0時リセット」

グローバルWifiの速度制限解除(データ容量のリセット)は、原則として「日本時間(JST)の24時(=翌日0時)」に行われます。この仕様が、時差の大きい欧米への渡航者にとって、致命的な「罠」となる場合があります。

この時差による速度制限の長期化を具体的にシミュレーションしてみます。

(A) ヨーロッパ(パリ:JSTより8時間遅れ)の場合:

  1. パリ時間の18:00にデータ容量を超過し、速度制限が開始。
  2. その日の「日本時間24時」は、パリ時間では既に過ぎた「16:00」です。
  3. したがって、速度制限が解除されるのは「翌日の日本時間24時」、すなわち「パリ時間の翌日16:00」となります。
  4. 結果:旅行のゴールデンタイムを含む約22時間、低速のままとなります。

(B) アメリカ東海岸(NY:JSTより14時間遅れ)の場合:

  1. NY時間の15:00にデータ容量を超過し、速度制限が開始。
  2. その日の「日本時間24時」は、NY時間では既に過ぎた「10:00」です。
  3. 速度制限が解除されるのは「翌日の日本時間24時」、すなわち「NY時間の翌日10:00」となります。
  4. 結果:約19時間、低速のままとなります。

このように、容量超過から復旧まで最悪の場合24時間近く待たされる可能性があり、これが「遅い」「使えない」という評判の根本的な原因である可能性が極めて高いです。

原因3:物理的な電波状況や機器の不調

もちろん、地下鉄や建物の奥まった場所、山間部など、物理的に電波が届きにくい場所では、どの通信会社であっても繋がりにくくなります。また、レンタルされた機器自体の不調(バッテリーの消耗、接触不良など)の可能性もゼロではありません。

「繋がらない」「遅い」と感じた場合、まず試すべきはスマートフォンとWi-Fiルーター本体の両方を「再起動」することです。これだけで電波の掴みが改善されるケースも多くあります。

それでも改善しない場合、多くは容量超過が原因です。その場合の選択肢は以下の2つです。

  1. 待機する: 日本時間の24時(=現地時間で何時になるか要確認)のリセットを待つ。
  2. 容量チャージ(有料): 追加料金を支払い、容量をチャージする(ただし割高になる可能性があります)。

総括:グローバルWifiの評判・口コミ

ここまで、グローバルWifiの良い評判と悪い評判を詳しく見てきました。これらの情報を総合すると、グローバルWifiの評判は「利用者の状況や渡航先によって、評価が180度変わるサービス」であると結論付けられます。

最後に、どのような人にグローバルWifiがおすすめで、どのような人には推奨し難いかをまとめます。

グローバルWifiがおすすめな人

  • 複数人・複数デバイスでの利用者(グループ・家族旅行)
    友人とのグループ旅行や家族旅行で、1台のルーターをシェアして通信費を抑えたい(割り勘したい)人。また、eSIM非対応のノートPCやタブレット、ゲーム機などを渡航先で多用するビジネス出張者や留学生には、依然として最適な選択肢です。
  • 韓国・ハワイへの渡航者
    この2カ国に関しては、現地インフラが強固で、パフォーマンス(速度・バッテリー)と利便性(現地受取)の両面で評判が非常に高いため、強く推奨できます。
  • 空港での受取・返却の利便性を最重視する人
    国内20空港を網羅するカウンター網や、待ち時間の少ないロッカー受取という「ロジスティクスの強さ」を高く評価する人。
  • 5G通信や大容量プランを求める人
    競合他社や一部のeSIMプランよりもスペックの高い通信(5G対応、対応地域の広い無制限プラン)を求める人。

グローバルWifi以外も検討するべき人

  • eSIM対応スマホを持つ単独旅行者(ソロトラベラー)
    受取・返却の手間、ルーター本体の持ち運び・充電の不便さを考慮すると、eSIMの方が利便性で圧倒的に優れています。
  • ヨーロッパなど多国間周遊をする人
    「繋がらない」というレビューや、「JST 24時リセット」仕様が時差の関係で致命的に不利に働くことを考慮すると、ヨーロッパ周遊での利用はリスクが高く、推奨し難いです。
  • 万が一のサポートを手厚く受けたい人
    「安かろう悪かろう」のリスクを許容できず、万が一の請求エラーや機器トラブル時に不十分なサポート対応を受けるリスクを許容できない人。
  • スケジュールが不確定な人
    「出発3日前から100%」という厳格なキャンセル料は、急病、急な仕事、悪天候によるフライト欠航などのリスクに対応できません。これらのリスクに備えたい人は、申込金額の10%を支払う「キャンセル補償」への加入が実質的に必須となります。

個人的な結論としては、グローバルWifiは「旅のスタイルと渡航先を選ぶサービス」だと言えます。ご自身の旅行が「おすすめな人」の条件に多く当てはまるのであれば、その利便性とコストパフォーマンスは有力な選択肢となるはずです。

免責事項および最終確認のお願い

本記事で紹介した情報は、執筆時点(2025年11月)の情報に基づき構成しています。料金プラン、手数料、キャンペーン内容、キャンセルポリシー、補償内容、および空港カウンターの営業時間などの詳細は、申込み時期や経由する比較サイトによって予告なく変更される可能性があります。

契約前には、必ずグローバルWiFiの公式サイトや申込画面に表示される最新の利用規約、重要事項説明書、および料金詳細を、ご自身の目で直接ご確認いただきますようお願いいたします。


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