久しぶりの海外旅行や出張が決まり、胸を躍らせている方も多いのではないでしょうか。しかし、準備を進める中で必ず直面するのが「現地のインターネット環境をどう確保するか」という切実な悩みです。地図アプリで行き先を調べたり、翻訳アプリで現地の人とコミュニケーションを取ったり、あるいは旅の思い出をSNSに投稿したりと、今やスマートフォンは旅の必需品です。普段日本で使っているスマホをそのまま海外で使えたらこれほど便利なことはありませんが、「帰国後に高額な請求が来たらどうしよう」「設定が難しくて現地で繋がらなかったらパニックになりそう」といった不安も尽きません。
最近では、「ahamo(アハモ)が海外利用に便利だ」という評判を耳にする機会も増えましたが、実際の使い勝手や具体的な注意点については、まだ詳しく知らないという方も多いはずです。そこで今回は、ahamoの海外利用について、料金体系やデータ容量などの基本情報から現地での使い方、海外で使ってみた人の評判までを網羅的に解説していきます。
- ahamoが海外旅行の通信手段としておすすめな理由
- データ容量の上限や15日間の利用日数制限などの注意点
- 海外での使い方や繋がらない時の具体的な対処法
- ahamoを海外で使ってみたユーザーの評判や口コミ
ahamoを海外で使ってみた人の評判と特徴

多くのスマートフォンユーザーが、乗り換え先としてahamoを選ぶ大きな理由の一つに、海外での利便性の高さがあります。従来のキャリアプランや格安SIMとは一線を画す、ahamoならではの海外利用のメリットについて、その特徴や料金体系、海外で使ってみた人の評判などを解説していきます。
ahamo(アハモ)の特徴と基本情報
ahamo(アハモ)は、NTTドコモが提供するオンライン手続き専用の料金プランです。「シンプルで分かりやすい」をコンセプトに、複雑な条件なしで高品質なドコモ回線を利用できる点が、幅広い層から支持されています。
基本的なプラン内容は非常に強力です。月額2,970円(税込)というリーズナブルな価格で、データ容量はたっぷり30GB(2024年10月より20GBから増量されました)が利用可能です。さらに、5分以内の国内通話が何度でも無料という通話特典まで標準付帯しています。申し込みから契約後のサポートまでを基本的にオンライン(Webやアプリ)で完結させることで、店舗運営コストを還元し、この価格設定を実現しています。
ahamoをメイン回線として利用することで毎月のスマホ代が3,000円以下に抑えられるだけでなく、昼時の混雑帯でも通信速度が安定しているため、日常使いでストレスを感じることはほとんどありません。そして何より、この基本プランの料金内に海外でのデータ通信サービスが標準で含まれているというのが、他のキャリアや格安SIM(MVNO)にはない、ahamo最大の特徴であり強みだと言えます。
海外ローミングの利用料金と利便性

ahamoの海外利用において、最も革命的と言えるのが追加料金なしで海外データ通信が利用できるという点です。これは、海外旅行好きにとっては大きなメリットです。
通常、日本の携帯電話会社(大手キャリア)の契約をそのまま海外で利用する場合、「海外ローミングオプション」への別途申し込みが必要だったり、1日あたり980円〜2,980円程度の定額料が発生したりすることが一般的でした。1週間の旅行であれば、通信費だけで1万円を超えてしまうことも珍しくありません。あるいは、出発前に空港のカウンターに並んで重たいWi-Fiルーターをレンタルしたり、現地の言語で書かれたプリペイドSIMカードを購入して、小さなSIMピンを使って差し替えたりといった、煩わしい手間が必要でした。
| 通信手段 | 費用目安 | 手間・特徴 |
|---|---|---|
| ahamo | 0円(基本料金に含む) | 設定オンのみ。SIM差し替え不要・荷物なし |
| Wi-Fiレンタル | 約5,000円〜10,000円 | 空港での受取・返却が必要。充電管理が手間 |
| キャリアの海外定額 | 約7,000円〜20,000円 | 設定は楽だが、日額料金が高額になりがち |
| 現地SIM購入 | 約2,000円〜4,000円 | 安価だが、SIM差し替えや購入・設定が必要 |
ahamoであれば、事前の申し込み手続きも、追加の課金も一切不要です。日本国内で契約している月間30GBのデータ容量の範囲内であれば、そのまま海外でインターネットを利用することができます。
つまり、飛行機から降りて現地の空気を吸った瞬間、スマホの設定を少し変えるだけで、すぐにGoogleマップでホテルへのルートを検索したり、Instagramに到着の報告をアップしたりできるのです。この「いつものスマホがそのまま海外で使える」という手軽さは、海外旅行の準備における心理的・時間的なストレスを劇的に軽減してくれます。
ahamoが海外で使える国と地域

ahamoの海外データ通信は、世界中のあらゆる国で使えるわけではありませんが、日本人の渡航先の約98%をカバーする91の国と地域で利用可能です。
アメリカ(ハワイ・グアム含む)、韓国、台湾、タイ、シンガポールなどのアジア諸国、そしてフランス、イタリア、イギリスなどのヨーロッパ主要国はほぼ網羅されています。主要な観光地であれば、ほとんどの場合問題なく利用できるでしょう。しかし、アフリカや中東、南米の一部、あるいはアジアでもマイナーな地域など、対応していない国も存在します。
もし対応エリア外の国で誤ってデータ通信を行ってしまうと、ahamoの定額対象外となり、高額なパケット通信料が発生するリスクや、そもそも通信ができない可能性があります。
海外旅行でテザリングも利用可能?

ahamoのもう一つの嬉しいポイントは、海外でもテザリング機能が無料で利用できることです。申し込みも設定も不要で、国内と同じように使えます。
テザリング機能を使えば、あなたのスマホをモバイルWi-Fiルーター代わりにして、タブレットやノートパソコン、あるいは同行者のスマホなどをインターネットに接続させることができます。例えば、以下のようなシーンで非常に役立ちます。
- カフェでノートパソコンを開いて、急な仕事のメールに対応する
- タブレットの大画面で、家族と一緒にガイドブックや地図を見る
- 同行者のスマホが通信トラブルで使えない時に、一時的に回線をシェアする
もちろん、テザリングで消費したデータ量も月間30GBの枠内にカウントされますが、別途テザリングオプション料などがかからないのは大きな魅力です。家族や友人と一緒に旅行する際、誰か一人がahamoを持っていれば、緊急時にネット環境をシェアできる「バックアップ回線」としても機能するため、安心感にもつながります。
海外で使ってみた人の評判の傾向

実際にahamoを海外で利用したユーザーの反応を見ると、渡航期間や行き先によって評価が明確に分かれる傾向にあります。ここでは、多くのユーザー体験から見えるahamoの海外利用に対する評判について紹介します。
ポジティブな評判の傾向
1週間程度の旅行や短期出張で利用するユーザーからは、総じて極めて高い評価を得ています。特に支持されているのが、「渡航準備のプロセスがなくなる」という利便性です。
従来の海外旅行で必須だった「Wi-Fiルーターのレンタル予約」「空港カウンターでの受け取り・返却待ち」「現地SIMのスペック比較や購入」といった一連の手間が一切なくなることが、想像以上のストレスフリーにつながっているようです。また、到着直後からいつものスマホがそのまま使える安心感や、追加コストが発生しないことによる「お財布への優しさ」も、短期滞在者から支持される大きな要因となっています。
ネガティブな評判の傾向
一方で、ネガティブな評価の傾向として目立つのは、「ドコモ回線への過度な期待とのギャップ」です。「ドコモだから海外でもどこでも完璧に繋がるはず」と考えていたユーザーが、現地キャリアの電波状況に依存する現実に直面し、地下や地方都市、建物の奥などで繋がりにくさを感じた際に不満を抱くケースが見られます。
ahamoは現地の提携キャリアの回線を借りて通信するため、電波状況はそのキャリアのカバーエリアに依存します。そのため、場所によっては現地の主要キャリアのSIMを直接使う場合よりも、若干繋がりにくいことがある点は理解しておく必要があります。
また、長期滞在者からは「15日ルール」に対して、現地で延長する手段がないことや、制限後の速度が実用レベルではないことについて気になっている声もあります。
海外で使ってみた人の口コミ
ここでは、実際にahamoを海外で使ってみた人の口コミの一部を紹介します。
海外で使用する時ローミングを設定するだけなので簡単です! 海外では連続15日以内で20ギガまでと制限はありますが、Wi-Fiの無い所で動画を見続けなければ制限が掛かる事はまず無いと思います。 海外に5日間行っても1ヶ月で10ギガ以内でした。
Mさん【出典:Google Play】
アハモ、私の使用用途にぴったりです。 特に、海外ローミングの定額内での使用は、1例として現在台湾にて使用してます。 空港に着いて、機内モードオフにしたら、たちまち現地の電波を拾い、快適に通信出来てます。 海外ローミング対応だけでも、価値があります。 現地シムカード不要です😀
Tさん【出典:Google Play】
これはdocomo回線サマサマです。海外出張のためルーター借りるより安いし手間もかからないと思って試しに契約したのですが、海外でも国内でもサクサクでした。
【出典:価格ドットコム】
通信容量の多さ、料金の安さ、海外利用可等メリットは多いので、平均的な使い方をされる人であれば満足できるプランではないかと思います。あとは電波品質の改善が課題となると思います。
【出典:価格ドットコム】
韓国旅行の為にアハモに入り、そして利用してきました。
結果的には、大変満足しています。
飛行機に乗って、スマホはさわらず、そのまま韓国に着いたらアハモから連絡が来て、
ローミングONするだけ、WiFi借りずにすみ、そのままで、帰りは、まったく何もせず帰ってきました。
海外旅行ファンには、嬉しいアハモです。【出典:価格ドットコム】
低価格でドコモとほぼ変わらない点。ドコモからの変更はプラン変更のように簡単にでき、海外でもそのまま利用できる。
30代/女性 【出典:オリコン顧客満足度ランキング】
ahamoの海外での使い方と利用する注意点

ahamoのメリットと仕様を理解したところで、他社キャリアとの比較や実際に海外で利用するための具体的な手順、トラブルを避けるための重要な注意点について解説します。現地に着いてから「繋がらない!」と慌てないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。
他社キャリアとの違いを比較
ahamoの海外利用は非常に便利ですが、最近では他の通信キャリアも海外ローミングサービスに力を入れています。「結局、ahamoと他社ではどっちがお得なの?」と迷っている方のために、特によく比較される楽天モバイルやpovo2.0、LINEMOとの違いを比較してみましょう。
楽天モバイルとの決定的な違いは「データ容量」
ahamoの最大のライバルとして挙げられるのが楽天モバイルです。両社ともに「追加料金なし」で海外データ通信ができる点は共通していますが、その中身には大きな違いがあります。
最も注目すべき差は「使えるデータ容量」です。
- ahamo:月間30GBまで高速通信が可能
- 楽天モバイル:月間2GBまで高速通信が可能
楽天モバイルは、海外での利用が2GBを超えると通信速度が最大128kbpsに制限されます。2GBという容量は、地図アプリでの検索やLINEでのメッセージ送受信程度なら数日持ちますが、Instagramでストーリーを見たり、旅先で撮った写真をクラウドにアップロードしたりすると、あっという間に使い切ってしまう量です。
一方、ahamoの30GBであれば、動画視聴やSNSのヘビーな利用も余裕を持って行えます。したがって、「とにかく現地でガッツリネットを使いたい」という方はahamo、「緊急時の連絡用として少し使えれば十分」という方は楽天モバイル、という選び方が正解です。
ただし、楽天モバイルには専用アプリ「Rakuten Link」を使うことで、海外から日本への通話が無料になるという強力なメリットがあります。ahamoは通話料がかかるため、電話を頻繁にかける必要がある場合は楽天モバイルに分があると言えます。
楽天モバイルの海外利用については以下の記事でも紹介しています。

povo2.0やLINEMOとの違い
KDDI(au)系のオンラインプランであるpovo2.0や、ソフトバンク系のLINEMOとも比較してみましょう。
povo2.0の特徴は、基本料0円で必要な時だけデータを購入する「トッピング」方式であることです。海外利用も同様で、渡航するたびに「海外データトッピング(例:3GBで〇〇円など)」をアプリから購入する必要があります。使わない月は0円で維持できるため、年に数回しか海外に行かない方や、サブ回線として持っておくには非常に合理的です。しかし、毎回購入する手間がかかる点や、割高になるケースがある点がahamoとの違いです。
LINEMOに関しては、現時点ではahamoのような「基本プランに含まれる無料の海外データ通信」は提供されていません(※「世界対応ケータイ」への加入で利用は可能ですが、従量制や定額料がかかる一般的なローミングサービスとなります)。そのため、追加コストなしで海外利用したい場合は、ahamoや楽天モバイルの方が優位性があります。
| キャリア名 | 海外データ容量 | 追加料金 | 特徴・おすすめな人 |
|---|---|---|---|
| ahamo | 30GB | 無料 | 準備不要でたっぷり使いたい人。 メイン回線として最適。 |
| 楽天モバイル | 2GB | 無料 | 通話を重視する人。 ネットは最低限で良い人。 |
| povo2.0 | 購入分のみ | 都度課金 | 維持費を0円にしたい人。 サブ回線として持ちたい人。 |
このように比較してみると、ahamoは「事前の手続きや購入の手間がなく、かつ大容量を気兼ねなく使える」という点で、メインのスマホとして海外に持ち出すには最もバランスの取れた選択肢であることが分かります。
旅行先での設定と使い方の手順

現地に到着して飛行機から降りたら、スマホの設定を行うだけですぐにインターネットが使えるようになります。難しいAPN設定などは不要で、手順は非常にシンプルです。
基本的には、スマートフォンの設定画面から「データローミング」をオンにするだけです。
iPhoneの設定手順
- ホーム画面から「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「通信のオプション」をタップ
- 「データローミング」のスイッチをタップしてオン(緑色)にする
Androidの設定手順
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」をタップ
- 「データローミング」のスイッチをオンにする
※機種によってメニュー名が若干異なる場合があります(例:「ローミング設定」など)。
これだけで、自動的に現地の提携キャリアの電波をキャッチし、数分以内にインターネットに接続されます。アンテナピクトの横に「4G」や「5G」などの表示が出れば成功です。なお、帰国後は日本国内での誤作動を防ぐため、忘れずに「データローミング」をオフに戻しておきましょう。
15日以上の海外利用での注意点

ahamoを海外で利用する際に理解しておかなければならないのが、通称「15日ルール」と呼ばれる日数制限です。これは長期滞在者にとっては特に注意が必要です。
ahamoの仕様では、海外で最初にデータ通信を利用した日(日本時間)を起算日として、15日が経過すると通信速度が強制的に制限されます。具体的には、15日を超えた日の日本時間0時以降、通信速度が送受信最大128kbpsという遅い速度に低下してしまいます。
| 利用期間 | 通信速度 | 解除条件 |
|---|---|---|
| 1日目〜15日目 | 高速通信(通常速度) | – |
| 16日目以降 | 最大128kbps | 日本に帰国して国内で通信を行うまで解除不可 |
最大128kbpsという速度は、LINEのテキストメッセージの送受信がやっとできるレベルです。画像を含むWebサイトの閲覧、地図アプリの読み込み、SNSの表示などはタイムアウトしてしまい、実質的に使い物になりません。さらに厳しいのが、この速度制限は「追加データを購入しても解除されない」という点です。
速度制限を解除する唯一の方法は、日本に帰国して国内の電波をつかむことです。そのため、2週間(15日)を超える長期の旅行や、留学、海外赴任などで利用する場合、16日目以降はahamoだけで通信環境を維持することは不可能です。長期滞在の場合は、現地のSIMカードを購入するか、eSIMサービスを併用するなど、必ず別の通信手段を用意する必要があります。
海外での通話料やSMSの注意点
データ通信は追加料金なしで利用できますが、電話(音声通話)とSMSには別途料金がかかる点には十分な注意が必要です。
ahamoの「国内通話5分無料」などの特典は、あくまで日本国内から国内への通話に限定されており、海外からの発信には適用されません。海外から日本へ電話をかけたり、現地で電話を受けたり(着信)すると、国ごとに定められた国際通話料が発生します。この料金は従量課金であり、少し長電話をするだけで数千円〜数万円の請求になることも珍しくありません。
日本では電話を受ける側(着信)にお金はかかりませんが、海外滞在中は電話を受けるだけでも「着信料」が発生します(例:1分あたり100円〜200円程度)。間違い電話やセールス電話であっても、応答して通話状態になれば料金がかかるため、知らない番号からの電話には安易に出ないよう注意しましょう。
おすすめの通話方法
現地での連絡手段としては、LINE通話やSkype、FaceTime、WhatsAppなどのデータ通信を利用した通話アプリを使うことを強くおすすめします。これならahamoのデータ容量(30GB)を消費するだけで済むため、高額な通話料を請求される心配はありません。
繋がらない時の対処法と確認事項

現地で設定をオンにしてもインターネットに繋がらない場合、焦らず以下の対処法を順番に試してみてください。多くのトラブルはこれで解決します。
1. 機内モードのオン・オフを何度か試す
一度通信を完全に遮断して再接続することで、スマホが電波をつかみ直そうとします。コントロールセンターや設定から「機内モード」をオンにし、10秒ほど待ってからオフに戻してみてください。
2. 端末を再起動する
スマホのシステム的な不具合が起きている可能性があります。電源を一度完全に切り、再起動することで接続が改善されるケースが非常に多いです。
3. モバイルデータ通信がオンになっているか確認する
「データローミング」だけでなく、大元の「モバイルデータ通信」自体がオフになっていないか確認しましょう。
4. ネットワークを手動で選択する
通常は「自動」で現地の最適なキャリアに繋がりますが、電波状況によっては上手く掴めないことがあります。設定から「ネットワーク選択」を「自動」から「手動」に切り替え、表示された現地の通信キャリア(ahamo公式サイトの対応リストにある事業者)を手動でタップして選択してみてください。
大盛りで海外データ容量は何ギガ?

ahamoには、基本の30GBに加えて80GBを追加できる「大盛りオプション(月額1,980円)」というサービスがあります。これにより、国内では合計110GBという圧倒的な大容量通信が可能になりますが、海外利用に関しては重要なルールが存在します。
それは、大盛りオプションに加入しているユーザーであっても、海外で利用できるデータ容量は月間30GBまでと制限されていることです。国内で110GB使える契約であっても、そのうち海外ローミングで消費できるのは30GBが上限です。もし海外滞在中に30GBを超過してしまった場合は、通信速度が送受信時最大1Mbpsに制限されます。
「110GB使えると思っていたのに!」と現地で焦らないよう、この仕様は必ず覚えておきましょう。とはいえ、30GBという容量は、1週間の旅行であれば1日あたり4GB以上使える計算になります。これは、動画を長時間高画質で視聴し続けたり、大容量のゲームアプリをダウンロードしたりしない限り、地図検索やWeb閲覧、SNS利用には十分すぎる容量です。海外で利用する場合には、ホテルなどの滞在先では現地のフリーWi-Fiを積極的に利用することで、データ消費を節約し、移動中の通信量を確保するようにしましょう。
総括:ahamoを海外で使ってみた評判と使い方
ここまで、ahamoの海外利用について解説してきましたが、結論として、ahamoは2週間以内の短期旅行や出張には、現時点で最もおすすめできる通信手段の一つだと言えます。
追加料金不要で30GBもの大容量データを使える点や、面倒な申し込みや設定が不要である点は、他のサービスにはない強力なメリットです。ただし、以下の3点は必ず覚えておきましょう。
- 15日ルール:15日を超える長期滞在には向かない(16日目以降は超低速化)。
- データ容量:海外では月間30GBが上限(大盛り契約でも同様)。
- 通話料:電話番号を使った通話は高額になるため、LINE通話などを活用する。
これらの注意点さえ理解していれば、ahamoはあなたの海外旅行をより快適で自由なものにしてくれるはずです。これから海外へ行く予定がある方は、ぜひahamoを活用して、ストレスフリーなインターネット環境で旅を楽しんでください。






