ExpressVPNとはどんなサービスなのか、その特徴やどこの国が運営しているのか気になっていませんか。また、実際の利用者の評判や口コミを基に、VPNは本当に必要か、具体的な使い方やメリット・デメリットを知りたいと考えている方も多いでしょう。さらに、海外での使用感や料金体系、無料プランの有無、そして解約や返金の方法についても詳しく知りたいところです。中には、危険性や勝手にインストールされるといった噂の真相、さらには競合のNordVPNとの比較にも関心がある方もいるかもしれません。この記事では、VPNの基本からExpressVPNの特徴に至るまで網羅的に情報をお届けしていくので、最適な判断をするための参考となれば幸いです。
- ExpressVPNの基本的な特徴や安全性
- メリット・デメリットと利用者の評判・口コミ
- 使い方や料金プラン、返金保証、解約方法
- 競合サービスであるNordVPNとの比較
ExpressVPNとは?特徴と評判・口コミ

- VPNは必要か?仕組みを紹介
- ExpressVPNとは?主な特徴
- 利用者の評判と口コミを調査
- 海外で利用するメリットや魅力
- 契約前に知るべきデメリット
VPNは必要か?仕組みを紹介
結論から言うと、現代のデジタル社会においてVPN(Virtual Private Network)の必要性は飛躍的に高まっていると言えます。かつては専門家や一部の企業で使われる技術でしたが、今やプライバシー保護やセキュリティ強化の観点から、多くの一般ユーザーにとって重要なツールとなりつつあります。
VPNが必要とされる主な理由は、現代のインターネットが抱える3つの大きな課題にあります。
- セキュリティの強化
カフェや空港、ホテルなどで提供される無料の公衆Wi-Fiは非常に便利ですが、その多くは通信が暗号化されておらず、セキュリティが脆弱です。悪意のある第三者が同じネットワークに接続していると、「中間者攻撃」と呼ばれる手法で通信内容を盗み見たり、個人情報を抜き取ったりする危険性があります。
総務省も公衆Wi-Fiの安全な利用について注意喚起しており、VPNは通信全体を強力に暗号化することで、こうした脅威からデータを守るための効果的な対策となります。(参照:総務省 国民のためのサイバーセキュリティサイト) - プライバシーの保護
あなたが契約しているインターネットサービスプロバイダ(ISP)は、法律に基づき、あなたがいつ、どのウェブサイトにアクセスしたかという通信記録を追跡・保存することが可能です。このデータは、マーケティング目的で利用されたり、要請に応じて政府機関に提供されたりする可能性があります。
VPNを使用すると、あなたのIPアドレスがVPNサーバーのものに置き換わり、通信内容も暗号化されるため、ISPからあなたのオンライン活動を秘匿し、プライバシーを保護することができます。 - 地理的制限(ジオブロック)の回避
動画配信サービスやニュースサイトは、放映権やライセンス契約の都合上、特定の国からのアクセスしか許可していないことがほとんどです。海外滞在中に日本のTVerやU-NEXTを見ようとしても、海外のIPアドレスからはブロックされてしまいます。
VPNを使えば、世界中にあるサーバーに接続することで、仮想的にその国にいるかのように見せかけることができ、これらの地理的制限を回避してコンテンツにアクセス可能となります。
VPNの仕組みとは
VPN(Virtual Private Network)は、インターネット上に仮想的な専用ネットワークを設ける技術です。あなたのデバイスからVPNサーバーまで、「トンネル」と呼ばれる暗号化された通信経路を構築します。このトンネルの中を通るデータはすべて暗号化されるため、途中で誰かに覗き見られても内容を解読されることはありません。また、インターネットへの接続はVPNサーバーを経由して行われるため、外部のウェブサイトからはあなたの本当のIPアドレスではなく、VPNサーバーのIPアドレスが見える仕組みです。
このように、VPNは安全で自由なインターネットアクセスのために、今や欠かせないツールの一つです。
ExpressVPNとは?主な特徴

ExpressVPNは、2009年に設立された世界的に非常に人気のあるプレミアムVPNサービスです。その最大の特徴は、業界最高水準の「速度」、鉄壁の「セキュリティ」、そして誰でも直感的に使える「使いやすさ」という、利用者が最も重視する3つの要素を極めて高いレベルで両立させている点にあります。
どこの国の会社が運営?
ExpressVPNの運営会社は、カリブ海に位置するイギリス領ヴァージン諸島(BVI)に拠点を置いています。これはユーザーのプライバシー保護において重要なポイントです。
BVIは、ユーザーのプライバシー保護にとって理想的な環境を提供しており、通信事業者に対してユーザーの通信記録や活動ログの保存を義務付ける「データ保持法」が存在しません。さらに、アメリカ、イギリス、カナダなどが加盟し、相互に国民の情報を監視・共有する国際的な協定「ファイブ・アイズ」や「ナイン・アイズ」といった情報共有の枠組みの管轄外にあります。この法的な優位性により、ExpressVPNは他国政府からの情報開示命令に従う義務を負わず、ユーザーのプライバシーを強力に保護できる体制を法的に確立しています。
ExpressVPNの技術的な特徴
ExpressVPNが世界中の専門家やユーザーから一貫して高い評価を受け続けている理由は、他社にはない独自の優れた技術的特徴にあります。
- 独自開発プロトコル「Lightway」
多くのVPNが既存のプロトコルを利用する中、ExpressVPNは速度、安定性、セキュリティを根本から最適化するために「Lightway」を独自に開発しました。コードベースが非常に軽量であるため、VPNへの接続は瞬時に完了し、スマートフォンのようにWi-Fiとモバイル回線が頻繁に切り替わる環境でも接続が途切れにくい設計になっています。また、オープンソースとして公開されており、誰でも安全性を検証できる透明性も確保しています。 - TrustedServer技術
これはExpressVPNのセキュリティを象徴する革新的な技術です。一般的なサーバーがデータをハードディスク(HDD)やSSDに書き込むのに対し、ExpressVPNの全てのサーバーは揮発性メモリであるRAMのみで動作します。これにより、サーバーが再起動されるたびにOSやアプリケーションを含む全てのデータが完全に消去されます。これにより、ログや個人情報がサーバー上に物理的に残るリスクが構造的に排除されています。 - 監査済みの厳格なノーログポリシー
ExpressVPNは、ユーザーのIPアドレス、閲覧履歴、DNSクエリといったオンライン活動を一切記録しない「ノーログポリシー」を掲げています。これは単なる宣言ではなく、世界的な監査法人であるPwCやKPMG、セキュリティ企業のCure53といった第三者機関によって、サーバー構成やプライバシーポリシーの遵守状況が何度も厳格に検証・証明されており、その信頼性は客観的に裏付けられています。 - 最高レベルの暗号化
通信の保護には、アメリカ政府や軍、金融機関でも機密情報の保護に採用されている最高水準の暗号化規格「AES-256」を使用しています。現存するスーパーコンピュータでも解読は事実上不可能とされ、あなたの通信内容を第三者から鉄壁の守りで保護します。
ExpressVPNは、プライバシーに有利な法管轄区という「法的な盾」と、TrustedServer技術のような「技術的な盾」の両面から、ユーザーのプライバシーを徹底的に守ることに注力しているサービスだと言えるでしょう。
利用者の評判と口コミを調査

ExpressVPNは世界中に400万人以上のアクティブユーザーを抱え、その評判や口コミもTrustpilotなどのレビューサイトに数多く寄せられています。ここでは、利用者のリアルな声を客観的な視点から分析し、良い評判と悪い評判の両方を掘り下げていきます。
ExpressVPNの良い評判・口コミ
利用者から特に高く評価されている点は、サービスの根幹をなす「通信速度」「接続の安定性」「アプリの使いやすさ」、そして「サポートの質」に集約されています。
良い評判のポイント
- 通信速度が非常に速い
「様々なVPNを試したがExpressVPNが一番速い」「4Kの高画質動画をストリーミングしても全くカクつかない」といった声が圧倒的に多く、特に大容量のデータ通信を行うユーザーからの支持が厚いです。独自プロトコル「Lightway」がもたらすパフォーマンスの高さを多くのユーザーが実感しているようです。 - 接続が安定している
「一度接続したら、意図的に切断するまで全く途切れない」「オンラインゲーム中に接続が切れる心配がなく、ラグも少ない」など、接続の信頼性を評価する口コミが目立ちます。特にリモートワークでのビデオ会議など、安定性が求められる場面での評価が高いです。 - アプリが直感的で使いやすい
「デザインがシンプルで、VPN初心者でも迷わず使えた」「大きな接続ボタンを押すだけで、あとは全部おまかせで安心」といった意見が多く、技術的な知識がない人でも手軽に最高のセキュリティを享受できる点が広く支持されています。 - カスタマーサポートが優秀
24時間365日対応のライブチャットサポートが「問い合わせて数分で返信があり、問題がすぐに解決した」「丁寧で専門的な対応だった」と非常に評判です。プレミアムな価格に見合う質の高いサポート体制が、ユーザーの安心感につながっています。
ExpressVPNの悪い評判・口コミ
一方で、その高性能と引き換えに、いくつかのデメリットを指摘する声もあります。そのほとんどが「料金」と「特定の環境下での制約」に関するものです。
悪い評判のポイント
- 料金が他社より高い
「性能には満足しているが、NordVPNやSurfsharkなどの主要な競合サービスと比べるとやはり価格がネック」「長期契約をしないと月々の負担が大きい」という意見は、最も一貫して見られるデメリットです。 - 中国での接続が不安定な場合がある
中国政府による強力なインターネット規制(グレート・ファイアウォール)は常にアップデートされており、「以前は使えたのに、特定の時期から接続が不安定になった」「全く繋がらない時があった」という報告も一部で見られます。ただし、これは多くのVPNサービスに共通する課題でもあります。 - 同時接続台数が少ない
契約プランによりますが、同時接続台数は8台から14台に設定されています。Surfsharkのように同時接続が無制限のサービスも存在する中で、「家族全員のデバイスをカバーするには足りない」と感じるユーザーもいるようです。
これらの評判を総合すると、ExpressVPNは「価格はやや高めだが、その対価として最高のパフォーマンスと安心感を提供するサービス」として市場で確立されていることがわかります。性能を何よりも最優先するユーザーからの満足度は極めて高い一方で、コストを厳しく評価するユーザーからは選択肢から外れることもあるようです。
以下にもExpressVPNを利用した方の口コミをいくつか紹介させていただきます。
モバイルをLineメインで利用していましたが、動画視聴する機会が増えるかと思ってExpreesVPNに加入してみました。速度が遅くなることもなく、普段通りに利用ができました。
また、チャットでのやり取りもスムーズで不明なことがあれば、すぐ対応していただける安心感もありました。Sさん 【出典:Trustpilot レビュー】
24時間年中無休
日本語にも対応していて
とても助かりました。
サポート担当者も優秀でした。Yさん 【出典:Trustpilot レビュー】
速度も速いし、接続も簡単で非常に満足しています。
接続する地域も簡単に選べるので、便利です。
大満足!Tさん 【出典:Trustpilot レビュー】
“With its consistent performance, reliable security, and expansive global streaming features, ExpressVPN is the best VPN out there.”
「一貫したパフォーマンス、信頼性の高いセキュリティ、そして広範なグローバルストリーミング機能を備えたExpressVPNは、最高のVPNです。」
Business Insider / 大手経済メディア 【出典:ExpressVPN公式】
“In an industry that’s rife with misrepresentations and hyperbolic claims, ExpressVPN shows that it’s one of the few that actually walks the walk.”
「誇大広告や虚偽表示が横行する業界において、ExpressVPNは実際に約束を果たす数少ないサービスの一つであることを示している。」
CNET / 大手ITメディア 【出典:ExpressVPN公式】
海外で利用するメリットや魅力

ExpressVPNは、海外旅行、海外出張、あるいは海外での生活といった、国外でインターネットを利用するあらゆるシーンで、その真価を最大限に発揮します。単にセキュリティを確保するだけでなく、デジタルライフの利便性と自由度を劇的に向上させる、数多くのメリットを提供します。
日本のコンテンツにいつでもどこでもアクセス
海外に滞在していると、日本の動画配信サービス(例: TVer、Abema、U-NEXT、日本版Netflix、DAZNなど)や、一部のニュースサイト、電子書籍ストアが、ライセンス契約上の理由から視聴・利用できなくなる「ジオブロック」に直面します。ExpressVPNを使って日本のサーバー(東京、横浜など)に接続すれば、あなたのIPアドレスが日本のものに変わるため、まるで日本国内にいるかのように、これらのサービスを普段通り、ストレスなく利用できます。見逃したドラマや応援したいスポーツ中継を、世界のどこにいても楽しむことが可能です。
あらゆる公衆Wi-Fiを安全なプライベート回線に
海外のホテル、空港、カフェなどで提供される公衆Wi-Fiは非常に便利ですが、セキュリティが脆弱なものが多く、個人情報漏洩の温床となり得ます。ExpressVPNを使えば、あなたのデバイスとインターネットの間の通信がAES-256規格で強力に暗号化されるため、悪意のある第三者によるデータの盗聴やハッキングを効果的に防ぎ、安全にインターネットを利用することが可能です。クレジットカードでのオンラインショッピングや、仕事のメールチェックなども、安心して行えるようになります。
重要なオンラインサービスへの安定したアクセスを維持
海外から日本のオンラインバンキングや証券会社のサイト、あるいは政府系のポータルサイトにアクセスしようとすると、普段と異なるIPアドレスからのログインと判断され、不正アクセス防止のためにアカウントが一時的にロックされてしまうことがあります。ExpressVPNで日本のサーバーに接続してからアクセスすることで、こうした予期せぬアカウントロックのリスクを大幅に回避し、重要な手続きをスムーズに行い続けることができます。
インターネット検閲や情報統制からの解放
一部の国では、政府によって特定のSNS(Facebook, Xなど)や国際的なニュースサイト、コミュニケーションアプリへのアクセスが厳しく制限・ブロックされています。ExpressVPNは、こうしたインターネット検閲を回避し、自由な情報アクセスを確保するための強力なツールとなります。現地の情報を得つつ、世界中の情報にもアクセスできる環境は、安全で有意義な海外滞在に不可欠です。
このように、ExpressVPNは海外におけるデジタルライフを、より安全で、より快適、そしてより自由なものに変えるための、まさに必須のデジタルパスポートと言えるでしょう。
契約前に知るべきデメリット
ExpressVPNは業界最高クラスのサービスですが、完璧な製品というわけではありません。契約してから「思っていたのと違った」と後悔しないために、いくつかの明確なデメリットや注意点も客観的に理解しておくことが重要です。
料金が競合他社と比較して高め
最も頻繁に指摘される最大のデメリットは、そのプレミアムな価格設定です。特に2年プランなどの長期契約で比較した場合、NordVPNやSurfsharkといった主要な競合サービスよりも月額換算料金が明らかに割高になります。例えば、2年プランの月額料金は、ExpressVPNが約500円~であるのに対し、競合は300円~400円台で提供されることが多く、長期的なコストには明確な差が生まれます。最高のパフォーマンスと信頼性を求めるユーザーにとっては十分にその価値がある価格ですが、コストパフォーマンスを最優先事項としてVPNを選ぶ場合には、より安価で優れた選択肢が存在することを認識しておく必要があります。
同時接続台数に上限がある
ExpressVPNの同時接続台数は、契約するプランによって8台から14台に設定されています。これは多くの個人ユーザーや一般的な家庭にとっては十分な数ですが、市場にはSurfsharkのように同時接続台数が無制限のサービスも存在します。そのため、スマートフォン、PC、タブレット、スマートTV、ゲーム機など、所有するデバイスが非常に多いユーザーや、大家族でアカウントを共有したい場合には、この制限が不便に感じられる可能性があります。
ただし、この問題には有効な解決策があります。ExpressVPNはWi-Fiルーターへのインストールに公式対応しており、VPNを設定したルーターに接続されたデバイスは、何台であってもすべて1台としてカウントされます。これにより、家庭内のすべてのデバイスを実質的に台数無制限で保護することが可能です。
上級者向けの高度なカスタマイズ機能は少なめ
ExpressVPNの設計思想は「究極のシンプルさ」と「誰でも使える簡単な操作性」を重視しています。その結果、一部の競合サービスが提供するような、特定のニーズに応えるためのマニアックで高度な機能(例:通信を2つのVPNサーバーを経由させるダブルVPN、Torネットワークと連携するOnion over VPNなど)は搭載されていません。セキュリティレベル自体は非常に強固ですが、VPNの通信経路や設定を自分の手で細かくカスタマイズしたい技術志向の上級ユーザーにとっては、機能面で物足りなさを感じるかもしれません。
親会社に関する一部のプライバシー懸念
ExpressVPNは、2021年にロンドン証券取引所に上場するデジタルプライバシー企業「Kape Technologies」に買収されました。このKape社は、過去に「Crossrider」という社名で、アドウェア(広告表示ソフト)を開発・配布するプラットフォームを提供していた経歴があるため、一部のプライバシー保護に非常に敏感なユーザーからは、その企業背景を理由に信頼性について懸念の声が上がることがあります。ただし、ExpressVPNは買収後も独立した運営体制を維持し、製品開発やプライバシーポリシーは従来通りであることを強調しています。また、継続的に第三者機関による厳格な監査を受け、その透明性を客観的に証明することで、こうした懸念に対する払拭に努めています。
これらのデメリットを総合的に考慮し、ExpressVPNが提供する速度、セキュリティ、使いやすさといった核となる価値が、自身のニーズや予算と合致するかどうかを慎重に検討することが、後悔のない選択につながるはずです。
ExpressVPNの料金プランや危険性の評判

- 料金プランと日本円での支払い
- 危険性や勝手にインストールされる噂
- NordVPNとの比較でわかること
- 解約方法と返金保証の注意点
- ExpressVPNの使い方ステップ
料金プランと日本円での支払い

ExpressVPNの料金体系は、他の多くのサブスクリプションサービスと同様に、契約期間が長くなるほど月額あたりの料金が大幅に割引される仕組みです。無料プランは提供されていませんが、全ての有料プランに30日間の全額返金保証が付帯しており、サービスに満足できなかった場合はリスクなくキャンセルできます。これにより、実質的なお試し期間として利用することが可能です。
ExpressVPNの料金プラン
ExpressVPNは、ユーザーの多様なニーズに応えるため、機能が異なる複数のプランを設けています。どのプランを選択しても、中核となるVPN機能の品質やサーバーアクセスに違いはありません。
プラン | 1ヶ月プラン | 12ヶ月プラン (+3ヶ月無料) | 2年プラン (+4ヶ月無料) | 主な特徴 |
---|---|---|---|---|
ベーシック | $12.99 (約1948円) | $4.99/月 (約748円) | $3.49/月 (約523円) | 業界最高水準のVPN機能、10台同時接続、広告・悪意のあるサイトブロック |
アドバンス | $13.99 (約2098円) | $5.99/月 (約898円) | $4.49/月 (約673円) | ベーシックの全機能に加え、12台同時接続、パスワードマネージャー「Keys」、トラッカーブロック |
プロ | $19.99 (約2998円) | $8.99/月 (約1348円) | $7.49/月 (約1123円) | アドバンスの全機能に加え、14台同時接続、個人情報保護サービス「Identity Defender」 |
※上記の料金はすべて米ドル(USD)建て、日本円は1ドル150円で計算しています。割引率や無料期間の追加といったキャンペーンは頻繁に更新されるため、実際の支払い額は契約時期によって変動します。最新かつ正確な価格については、必ずExpressVPN公式サイトで直接ご確認ください。
日本円での支払いと決済方法
ExpressVPNの決済は米ドルを基準通貨として行われるため、日本のクレジットカードで支払う場合、日本円での実際の請求額は、カード会社が処理を行う日の為替レートによって決定されます。そのため、円安の時期は割高に、円高の時期は割安に感じられることがあります。また、ご利用のカード会社によっては、数パーセントの海外取引手数料が別途上乗せされる場合がある点にもご留意ください。
支払い方法はほぼ全てのオンライン決済に対応しています。
- 主要クレジットカード (VISA, MasterCard, American Express, JCB, Diners Clubなど)
- PayPal
- Apple Pay / Google Pay (対応デバイスからの申し込み時)
- 暗号資産 (Bitcoinなど、匿名性を重視する場合に有効)
- その他、UnionPayやiDEALなど、多数の各地域向けオンライン決済
継続的に利用する予定であれば、大幅な割引が適用される1年以上の長期プランを選択することが、月々のコストを抑える上で最も経済的な選択となります。
危険性や勝手にインストールされる噂

ExpressVPNをこれから利用しようと検討している方の中には、「海外のサービスだけど危険性はないの?」「自分のPCにExpressVPNが勝手にインストールされているのはなぜ?」といった安全性に関する不安や疑問をお持ちの方もいるかもしれません。ここでは、これらの点について事実に基づき、明確に解説します。
ExpressVPNの危険性と安全性について
結論から申し上げますと、ExpressVPNは現在市場で最も安全なVPNサービスの一つであり、その危険性は極めて低いと言えます。正しく利用する限り、セキュリティやプライバシーに関するリスクは最小限に抑えられます。その安全性を裏付ける具体的な理由は以下の通りです。
- 鉄壁の暗号化技術
全ての通信は、アメリカ政府が最高機密情報の保護にも利用する「AES-256」という軍事レベルの暗号化規格によって保護されます。これにより、第三者による通信の傍受や解読は事実上不可能です。 - 監査済みのノーログポリシー
ユーザーのオンライン活動(IPアドレス、閲覧履歴など)を一切保存しないというポリシーは、PwCやKPMGといった世界トップクラスの監査法人による厳格な第三者監査で繰り返し証明されています。これは、万が一サーバーが押収されても、ユーザーを特定するデータが存在しないことを意味します。 - 安全な法管轄区
データ保持法が存在しないイギリス領ヴァージン諸島を拠点としているため、政府からの不当なデータ提出要求からユーザーのプライバシーを法的に保護できます。 - Network Lock(キルスイッチ)機能
万が一VPN接続が予期せず切断された場合に、デバイスの全てのインターネット通信を自動的に瞬時に遮断します。これにより、暗号化されていないデータやあなたの本当のIPアドレスが外部に漏洩する事故を確実に防ぎます。
もちろん、VPNを著作権侵害コンテンツのダウンロードといった違法な目的で利用することは、日本の法律で禁じられています。これはVPNサービス自体の危険性とは全く別の問題であり、利用者の責任が問われる領域です。
「勝手にインストールされる」という噂の真相
「新しく購入したパソコンに、ExpressVPNが勝手にインストールされていた」という報告が時々見受けられますが、これはウイルスやマルウェアといった悪意のあるプログラムでは全くありません。この現象の主な理由は、ExpressVPNが、HP、Acer、dynabook、PHILIPSといった世界的に著名なPC・デバイスメーカーと公式にパートナー契約を結んでいるためです。
これは、多くの新品PCに体験版のウイルス対策ソフト(例:McAfeeやNorton)が最初からインストールされているのと同じ仕組みです。メーカーがユーザーのセキュリティとプライバシーを向上させるための一環として、信頼できるVPNサービスであるExpressVPNのアプリをプリインストール(初期インストール)しているケースがあるのです。これはメーカーによる正規の提供であり、決して不正なものではありませんのでご安心ください。
もしプリインストールされているExpressVPNを利用する予定がない場合は、他のアプリケーションと同様に、お使いのデバイスのコントロールパネルや設定画面から、いつでも簡単にアンインストールすることが可能です。したがって、「勝手にインストールされている」という現象は悪意のあるものではなく、基本的に心配する必要はないでしょう。
NordVPNとの比較でわかること

ExpressVPNを検討する上で、避けては通れないのが最大のライバルであるNordVPNとの比較です。両サービスは共にVPN市場の頂点に君臨し、多くのユーザーから絶大な支持を得ていますが、その哲学や強みには明確な違いが存在します。ここでは両者を比較し、どちらがどのようなユーザーに適しているかを考察します。
項目 | ExpressVPN | NordVPN |
---|---|---|
料金(長期プラン) | プレミアム価格帯 (やや高価) | コストパフォーマンスが高い (より安価) |
速度・安定性 | 非常に高速かつ、特に安定性に定評あり | 非常に高速 (ベンチマークでは最速の場合も) |
サーバー数 / 設置国数 | 3,000台以上 / 105カ国 | 7,300台以上 / 111カ国 |
使いやすさ | 究極のシンプルさ、初心者でも直感的 | 多機能だが、地図UIで分かりやすい |
主要セキュリティ技術 | RAM専用サーバー (TrustedServer) | 標準的なサーバー構成 |
付加機能 | シンプルさに重点 (VPNコア機能に特化) | 広告・マルウェアブロック、ダブルVPNなど多機能 |
同時接続台数 | 8〜14台(プラン依存) | 10台 |
拠点 | イギリス領ヴァージン諸島 (BVI) | パナマ |
ExpressVPNが優れている点:品質とシンプルさ
ExpressVPNの最大の強みは、何と言ってもその「圧倒的な安定性」と「洗練されたシンプルさ」です。全てのサーバーをRAMのみで稼働させる「TrustedServer」技術は、ノーログポリシーを物理的に強制するものであり、セキュリティ面で他社に対する明確な技術的優位性を持っています。また、どの国のサーバーに接続しても一貫して高いパフォーマンスを発揮する安定性は、特に動画ストリーミングやオンライン会議など、途切れることが許されない用途で絶大な信頼を得ています。アプリの操作性も極めて直感的で、初心者でも迷うことなく最高のセキュリティを享受できる点が大きな魅力です。
NordVPNが優れている点:機能性とコストパフォーマンス
一方、NordVPNは「卓越したコストパフォーマンス」と「豊富な付加機能」でExpressVPNをリードします。長期契約時の価格は業界トップクラスの性能を持ちながらもExpressVPNより明らかに安価で、予算を重視するユーザーにとって非常に魅力的です。サーバー台数も7,300台以上と圧倒的で、接続先の選択肢が豊富です。さらに、広告やマルウェアをブロックする強力な「脅威対策」機能や、通信を二重に暗号化して匿名性をさらに高める「ダブルVPN」など、ExpressVPNにはないユニークで実用的な機能が充実しています。
どちらを選ぶべきか?
ExpressVPNがおすすめな人
最高の接続速度と揺るぎない安定性を求め、多少価格が高くても、とにかくシンプルで手間のかからない最高の利用体験を最優先する人。品質と信頼性を重視するユーザーに最適です。
NordVPNがおすすめな人
優れた性能をできるだけ手頃な価格で手に入れたい人。VPNの基本機能に加え、広告ブロックなどの便利な付加機能を積極的に活用したい、コストパフォーマンスを重視するユーザーに最適です。
どちらも世界最高峰のVPNサービスであることは間違いありません。最終的には、あなたの予算、利用目的、そして最も重視するポイント(シンプルさか、多機能性か)によって、最適な選択は変わってくるでしょう。
NordVPNの詳細については以下の記事でも紹介しています。

解約方法と返金保証の注意点

ExpressVPNの利用を停止したいと考えた場合、「解約(サブスクリプションの自動更新停止)」の手続きと、「返金申請」は全く別の手続きであることを理解しておくことが重要です。特に、安心してサービスを試すことができる30日間返金保証を利用する際には、いくつかの重要な注意点がありますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
解約(自動更新の停止)方法
ExpressVPNのサブスクリプションは、何もしなければ契約期間が終了する際に自動的に次の期間の料金が請求され、契約が更新されます。この自動更新を停止するには、以下の手順で手続きを行う必要があります。
- ExpressVPNの公式サイトにログインします。
- アカウント管理画面(マイアカウント)にアクセスし、「サブスクリプション」の項目を見つけます。
- 「サブスクリプションの管理」といったリンクをクリックし、次に表示される画面でサブスクリプションをキャンセルします。画面の指示に従って手続きを最後まで完了させてください。
30日間返金保証の利用方法と注意点
ExpressVPNを初めて購入してから30日以内であれば、サービスに満足できなかった場合に支払った料金の全額を返金してもらうことが可能です。
返金保証を利用するには、上記の解約手続き(自動更新の停止)を行った上で、ExpressVPNのカスタマーサポートに直接連絡し「返金を希望します」という意思を明確に伝える必要があります。最も簡単な方法は、公式サイトの右下に表示される24時間対応のチャットを利用することです。返金希望の旨を伝えれば、担当者がスムーズに返金手続きを進めてくれます。
返金保証を利用する際の注意点
- 対象は初回購入のみ
この返金保証は、あなたが初めてExpressVPNを購入した場合にのみ適用されます。過去に購入・返金履歴がある場合は対象外です。 - 期限は厳守
返金申請の期限は、購入日時から正確に30日間です。この期限を1秒でも過ぎてしまうと、いかなる理由があっても返金は受けられなくなります。 - Apple App Store経由での購入は保証の直接対象外
iPhoneやiPadのアプリ内課金でExpressVPNを購入した場合、ExpressVPNの30日間返金保証は直接適用されません。この場合の返金は、Appleの利用規約に基づき、Appleのサポートに直接自分で申請する必要があります。確実に返金保証を利用したい場合は、必ずExpressVPNの公式サイトから直接申し込むようにしてください。
手続き自体は決して難しくありませんが、「解約」と「返金申請」は別々のステップであること、そして特にApp Store経由の購入には注意が必要であることを覚えておくことが必要です。
ExpressVPNの使い方ステップ

ExpressVPNが世界中の初心者から支持される大きな理由の一つは、そのシンプルで直感的な使い方にあります。複雑な設定は一切不要で、専門的な知識がなくても、以下の簡単な4ステップだけで誰でもすぐに世界最高レベルのVPNセキュリティを利用開始できます。
STEP1: 契約とアカウント作成
まず、ExpressVPNの公式サイトにアクセスし、あなたの利用スタイルに合った料金プラン(1ヶ月、12ヶ月、2年)を選択します。次に、アカウント用のメールアドレスを入力し、ご希望の支払い方法(クレジットカード、PayPal、Apple Pay、暗号資産など)を選んで決済を完了させます。これだけでアカウント作成は完了です。全てのプランには30日間の返金保証が付いているため、安心して申し込めます。
STEP2: アプリのダウンロードとインストール
アカウント作成が完了すると、すぐに専用アプリのダウンロード画面が表示されます。ExpressVPNは、Windows、Mac、iOS、Android、Linuxといった主要なOSはもちろん、Amazon Fire TV Stick、Apple TV、ゲーム機(PlayStation, Xbox)、さらにはWi-Fiルーターまで、非常に幅広いデバイスに対応しています。あなたが利用したいデバイス向けのアプリをダウンロードし、画面の指示に従って数クリックでインストールを完了させてください。
STEP3: サインイン(有効化)
インストールしたアプリを初めて起動すると、サインインを求められます。ここで便利なのが「アクティベーションコード」です。アカウント作成後に公式サイトのダッシュボードに表示されるこのコードをコピーし、アプリに貼り付けるだけでサインインが完了します。面倒なパスワードを覚える必要がなく、スムーズにアプリを有効化できます。
STEP4: VPNサーバーへの接続
サインインが完了すると、アプリのメイン画面が表示されます。画面中央には大きな電源ボタンのようなアイコンがあります。このボタンを一度クリック(またはタップ)するだけで、ExpressVPNがあなたの現在地から速度や遅延を考慮して最適なサーバー(スマートロケーション)を自動で選択し、瞬時に接続してくれます。
もし特定の国のサーバーに接続したい場合は、「ロケーションを選択」をクリックし、表示されるサーバーリストから希望の国や都市を選ぶだけです。接続が完了すると、ボタンが緑色に変わり「接続完了」と表示されます。これで、あなたのインターネット通信は完全に暗号化され、保護された状態になります。
たったこれだけのステップで、安全なVPN接続が利用可能です。VPNのオン・オフや、接続する国の切り替えも、すべてこのアプリ内で完結させることができます。
総括:ExpressVPNの特徴と評判・口コミ
この記事では、ExpressVPNの評判や特徴、使い方からデメリットまで幅広く解説してきました。最後に、本記事の要点をまとめます。
- 価格よりも最高のパフォーマンスを求めるユーザーに強くおすすめできる
- ExpressVPNは速度と安定性に優れたプレミアムVPNサービス
- 拠点はプライバシー保護に有利なイギリス領ヴァージン諸島
- 独自プロトコルLightwayにより高速で安定した接続を実現
- RAMのみで動作するTrustedServer技術で高いセキュリティを確保
- 第三者監査済みの厳格なノーログポリシーでプライバシーを保護
- 良い評判は主に速度・安定性・使いやすさに集中している
- 悪い評判は料金が割高であるという点が中心
- 使い方は非常にシンプルで初心者でも簡単に操作可能
- 海外でのコンテンツ視聴やセキュリティ確保に大きなメリットがある
- デメリットは価格の高さや同時接続台数の上限など
- 料金は米ドル建てで長期契約ほど割安になる
- 危険性は低く勝手にインストールされるのはPCメーカーとの提携が理由
- NordVPNと比較すると品質とシンプルさで優位性がある
- 解約と返金申請は別手続きでありApp Store経由の購入は注意が必要





