海外旅行や日本への一時帰国で、インターネット接続に困った経験はありませんか。SailyのeSIMの評判や口コミが気になるものの、Sailyとは一体どのようなサービスなのか、メリットやデメリット、そして具体的な使い方や設定方法について、多くの疑問があるかもしれません。また、料金体系や日本で使う場合の安全性、さらにはどの国や地域で利用できるのか、お持ちの対応機種で本当に使えるのか、専用アプリは便利なのか、万が一使えない状況になったらどうするのか、といった不安を感じている方もいるでしょう。この記事では、それらの疑問や不安を一つひとつ解消し、あなたがSailyを安心して利用できるよう、役立つ情報を網羅的に解説します。
- Sailyの基本的な特徴とメリット・デメリット
- 具体的な料金プランと対応する国や地域
- 購入から設定までの簡単な使い方とトラブル対処法
- 他のeSIMサービスとの比較と最適な利用シーン
SailyのeSIMとは?評判・口コミや基本情報

- Saily eSIMとは?特徴や評判・口コミ
- メリット・デメリットを考察
- Nord Security由来の優れた安全性
- 格安な料金プランとデータ容量
- 対応している国・地域の一覧
SailyのeSIMとは?特徴や評判・口コミ
「Saily」とは、世界的に有名なサイバーセキュリティ企業「Nord Security」が2024年に提供を開始した、海外旅行者向けのeSIMサービスです。物理的なSIMカードを交換することなく、スマートフォンに内蔵されたデジタルのSIMに通信プランをダウンロードするだけで、渡航先で手軽にインターネットを利用できます。
このサービスの最大の目的は、利用者が高額になりがちな国際ローミング料金を避け、目的地に到着した瞬間からストレスなくデータ通信を始められる環境を提供することにあります。Nord Securityは、VPNサービス「NordVPN」で知られる企業であり、その技術力と信頼性を背景に持っている点が、他の多くのeSIMサービスとの大きな違いです。
言ってしまえば、Sailyは単なる通信サービスではなく、セキュリティと利便性を融合させた新しい形のトラベルeSIMと言えます。アプリを通じて世界中のデータプランを簡単に購入でき、一度設定すれば複数の国で利用できる手軽さが魅力です。
大手プラットフォームの総合評価ではApps Storeは4.5、Google Playでは4.6と多くの高評価が見られます。以下に代表的な評判や口コミをいくつか紹介します。
イギリスで使えました
最安値というわけではないですが、提供元がNordVPNという事で信頼性を優先して、使いました。
ヒースロー空港に到着してしばらく通信できなかったので、ドキドキしましたが、しばらく待ったら無事に通信できました。
そもそもイギリスのモバイル通信の電波はものすごくムラがあるので、機内ではオフラインになってしまうと思います。
ちゃんと手続きしていれば問題なく使えるはずだと思います。
出典:App Store
マレーシアで利用しました!
初めてのeSIMでどきどきしましたが、問題なくLTEがつながりました。
Google mapsや検索エンジン、ポケモンGO などを使いましたが2,3日は1Gで十分でした!
出典:App Store
最初日本で使おうとしてSailyのsimが選べず困りましたが、日本では提携のKDDIを選ぶようカスタマーサービスに教えてもらいすぐに使えるようになり助かりました。
出典:Google Play
Sailyはお手頃で使いやすく、持続可能なeSIMサービスです。世界中どこにいても信頼できるモバイル通信とインターネット接続を提供しているからこそ、私たちはSailyをeSIMパートナーとしておすすめします。
ロンリープラネット【旅行ガイドブック】|出典:Saily公式
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メリット・デメリットを考察

Sailyを利用する上でのメリットとデメリットを、多角的な視点から分析します。これを理解することで、ご自身の旅行スタイルに合っているかを判断しやすくなります。
Sailyの主なメリット
Sailyの利点は、主に「安全性」「利便性」「価格」の3点に集約されます。
第一に、運営会社がNord Securityであるため、非常に高い安全性が確保されています。後述する独自のセキュリティ機能が標準で備わっており、公共Wi-Fiが不安な場所でも安心してインターネットを利用可能です。
第二に、専用アプリの使いやすさが挙げられます。直感的な操作でプランの購入からeSIMのインストールまでが数分で完了し、技術的な知識がない方でも迷うことはありません。
そして第三に、競争力のある価格設定が魅力です。特に短期滞在向けの小容量プランは業界でも最安値クラスで、コストを抑えたい旅行者には最適な選択肢となります。
注意すべきデメリット
一方で、Sailyにはいくつかの注意すべき点が存在します。 最も大きな点は、データ通信専用サービスであることです。現地の電話番号は付与されないため、従来の音声通話やSMSは利用できません。通話にはLINEやWhatsAppなどのアプリを使う必要があります。 また、通信品質は渡航先の提携通信事業者に依存します。そのため、国や地域によっては通信速度が遅くなったり、接続が不安定になったりする可能性がゼロではありません。 カスタマーサポートの評判も、迅速で助かったという声がある一方で、返信が遅いといった否定的な意見も見られ、評価が分かれているのが現状です。
Nord Security由来の優れた安全性

Sailyが他のeSIMプロバイダーと一線を画す最大の強みは、その卓越した安全性にあります。これは、世界有数のサイバーセキュリティ企業であるNord Securityの技術力が活かされているためです。
SailyのeSIMには、追加料金なしで以下の3つのセキュリティ機能が組み込まれています。
仮想ロケーション (Virtual Location)
ユーザーのIPアドレスを、世界115カ所以上にあるサーバーのいずれかのものに変更できます。これによりプライバシーを保護し、日本からしかアクセスできない動画サイトなどに海外から接続することが可能になります。
広告ブロッカー (Ad Blocker)
迷惑な広告やトラッカーをブロックします。データ消費を節約できるだけでなく、マルウェアなどが仕込まれた悪質な広告からスマートフォンを守る効果も期待できます。
ウェブ保護 (Web Protection)
フィッシング詐欺サイトや、ウイルスを配布するような危険なウェブサイトへのアクセスを未然に防ぎます。
これらの機能は、セキュリティが脆弱な公共のフリーWi-Fiを利用する際や、海外でオンラインバンキングなどの個人情報を扱う際に、大きな安心感をもたらしてくれます。eSIM自体も、物理的に盗まれる心配がないため、SIMカードの抜き取りによる犯罪のリスクが低いという本質的な安全性を備えています。
格安な料金プランとデータ容量

Sailyは、旅行者の多様なニーズに応えるため、非常に柔軟で競争力のある料金プランを提供しています。特に短期滞在やデータ使用量が少ないユーザーにとって魅力的な価格設定が特徴です。
プランは大きく分けて「国別」「地域別」「グローバル」の3種類があります。例えば、日本やアメリカといった人気の渡航先では、1GB/7日間のプランが3.99ドルからと、非常に手頃な価格で利用を開始できます。
以下に、主要なプランの料金例をまとめました。料金は変動する可能性があるため、購入前には必ず公式アプリで最新の価格を確認してください。
プラン対象国 | データ容量/期間 | 料金 (USD) |
---|---|---|
日本 | 1GB / 7日間 | $3.99 |
5GB / 30日間 | $10.99 | |
20GB / 30日間 | $24.99 | |
アメリカ | 1GB / 7日間 | $3.99 |
5GB / 30日間 | $13.99 | |
20GB / 30日間 | $36.99 | |
ヨーロッパ (35カ国) | 1GB / 7日間 | $4.99~ |
グローバル (113カ国) | 1GB / 7日間 | $8.99 |
5GB / 60日間 | $33.99 |
また、「無制限プラン」も一部の国で提供されていますが、これには1日あたり5GBの高速データ使用後、通信速度が1Mbpsに制限されるという公正使用方針が適用されます。実質的には「毎日5GB使える大容量プラン」と理解しておくのが適切です。
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対応している国・地域の一覧

Sailyの大きな魅力の一つは、その広大なカバレッジです。公式には200以上の国と地域に対応していると発表されており、日本人が訪れる主要な観光地やビジネス渡航先は、ほぼ全てカバーしています。
主な対応エリア
アジア・オセアニア:日本、韓国、中国、タイ、シンガポール、台湾、オーストラリアなど
ヨーロッパ:フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、スイスなど35カ国以上
北米:アメリカ、カナダ、メキシコ
中南米:ブラジル、ペルー、コロンビアなど12カ国以上
中東・アフリカ:アラブ首長国連邦、トルコ、エジプト、南アフリカなど
一度の旅行で複数の国を巡る周遊旅行者向けに、特定のエリア内の国々で利用できる「地域別プラン」も用意されています。例えば「ヨーロッパプラン」を購入すれば、ヨーロッパ内の対象国を移動しても、eSIMを切り替えることなくシームレスにインターネットを使い続けることが可能です。
ただし、自身の渡航先がリストに含まれているかは、購入前に必ずSailyの公式アプリまたはウェブサイトで最終確認を行うことが大切です。これにより、現地に到着してから使えないという事態を確実に避けることができます。
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SailyのeSIMの評判・口コミを踏まえた使い方

- Saily公式アプリの使いやすさ
- 簡単な使い方・設定方法を3ステップで
- 事前に確認したいeSIM対応機種
- 日本で使う場合の通信品質
- 使えない時に試したい解決策
Saily公式アプリの使いやすさ
Sailyの利便性を支えているのが、専用の公式アプリです。このアプリは、単にeSIMを購入するだけでなく、利用を快適にするための様々な機能が搭載されています。
まず、アプリのインターフェースは非常にシンプルで直感的に設計されています。そのため、初めてeSIMを利用する方でも、迷うことなく操作を進めることが可能です。プランの選択から購入、そしてeSIMのインストールまで、全てのプロセスがアプリ内で完結します。
また、データ使用量をリアルタイムで確認できる機能も便利です。プランの残量が少なくなると通知が届くため、「気づいたらデータがなくなっていた」という事態を防げます。さらに、同じeSIMに新しいプランを追加(チャージ)するのもアプリから簡単に行えるため、一度インストールしてしまえば、次の旅行でも手間なく利用を再開できます。
前述の通り、Nord Security由来のセキュリティ機能(仮想ロケーション、広告ブロッカー、ウェブ保護)のオン・オフ切り替えも、このアプリ内で手軽に操作できます。
簡単な使い方・設定方法を3ステップで

Saily eSIMの利用開始までのプロセスは非常に簡単で、渡航前にWi-Fi環境の整った場所で済ませておくのがおすすめです。ここでは、主な流れを3つのステップで解説します。
ステップ1:プランの購入
まず、Sailyの公式アプリ(iOS/Android)または公式サイトから、渡航先に合ったデータプランを選択し、購入手続きを完了させます。目的地や滞在日数、必要なデータ容量に合わせて選びましょう。
ステップ2:eSIMのインストール
購入後、eSIMをスマートフォンにインストールします。最も簡単なのは、アプリの指示に従って「eSIMをインストール」ボタンをタップする方法です。これだけで自動的に設定が完了します。 他の方法として、購入確認メールに届くQRコードをスマートフォンのカメラでスキャンするか、メールに記載された情報を手動で入力してインストールすることもできます。
ステップ3:回線の設定と有効化
インストールが完了したら、スマートフォンの設定画面で、新しく追加されたSailyのeSIMを「モバイルデータ通信用」に設定します。普段使っている国内のSIMは、意図しない高額請求を避けるため、データローミングを必ずオフにしてください。 SailyのeSIMは、渡航先に到着し、現地の電波を検知した時点で自動的に有効化(アクティベート)されます。このとき、Saily側の回線の「データローミング」設定をオンにすることを忘れないようにしましょう。これをオンにしないと、インターネットに接続できません。
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事前に確認したいeSIM対応機種

Sailyを利用するためには、お使いのスマートフォンが「eSIMに対応」しており、かつ「SIMロックが解除されている」という2つの条件を満たしている必要があります。
主なeSIM対応スマートフォン
- iPhone: iPhone XS、iPhone XR以降のモデルが対応しています。ただし、中国本土で販売されたモデルはeSIM非対応なので注意が必要です。
- Android:Google Pixel 3シリーズ以降、Samsung Galaxy S20シリーズ以降の多くのハイエンドモデルが対応しています。その他、OppoやSonyなどのメーカーからも対応機種が発売されています。
自身の端末での確認方法
最も確実な方法は、ご自身のスマートフォンの設定画面を確認することです。
- iPhoneの場合:「設定」>「モバイル通信」の画面に、「eSIMを追加」や「モバイル通信プランを追加」という項目があれば対応しています。
- Androidの場合:「設定」>「ネットワークとインターネット」>「SIM」と進み、「eSIMを追加」といった選択肢があれば対応しています。
Sailyの公式サイトには、メーカーごとの詳細な対応機種リストが掲載されていますので、プランを購入する前に一度確認しておくことを強く推奨します。もしSIMロックがかかっている場合は、契約している日本の通信キャリアに連絡して、事前にSIMロック解除の手続きを済ませておきましょう。
日本で使う場合の通信品質

海外在住者が日本へ一時帰国する際や、訪日外国人旅行者が日本でインターネットを利用する際にも、Sailyは有効な選択肢の一つです。
Sailyを日本で利用する場合、NTTドコモやKDDIといった日本の大手通信事業者のネットワークに接続されることが一般的です。これらのキャリアは国内で広範なカバレッジと高品質な通信網を持っているため、都市部はもちろん、多くの地方でも安定した接続が期待できます。
ただし、一部のユーザーレビューでは、場所や時間帯によって接続が不安定になったり、速度が思ったより出なかったりしたという報告も散見されます。これはSailyが直接通信網を管理しているわけではなく、提携キャリアのネットワークを借りてサービスを提供している(リセラーモデル)ためです。そのため、通信品質は常に一定というわけではなく、ローミング先のネットワーク状況に左右される点は理解しておく必要があります。
とはいえ、多くの口コミでは「問題なく使えた」「設定が簡単で快適だった」といった肯定的な意見が多数を占めています。日本の電話番号を使った音声通話やSMSが不要で、データ通信さえできれば良いという方にとっては、手軽でコストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。
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使えない時に試したい解決策

万が一、渡航先でSailyがうまくインターネットに繋がらない場合でも、慌てる必要はありません。いくつかの基本的な対処法を試すことで、問題が解決することがほとんどです。簡単なものから順に試してみてください。
スマートフォンの再起動
最も基本的ですが、多くの通信トラブルに効果的な方法です。
機内モードのオン・オフ
通信関連の機能を一度リセットできます。数秒間オンにした後、オフに戻して電波を探すのを待ちます。
データローミングの確認
SailyのeSIM回線に対して、「データローミング」がオンになっているかを再度確認してください。これがオフになっていると接続できません。
Saily回線の選択確認
スマートフォンの設定で、モバイルデータ通信に使用する回線としてSailyのeSIMが正しく選択されているかを確認します。
ネットワークの手動選択
自動でのキャリア接続がうまくいかない場合、手動でネットワークを選択すると改善することがあります。設定画面からネットワーク選択に進み、利用可能なキャリアの一覧から提携先のキャリア(日本ではKDDIやDOCOMOなど)を選んでみてください。
APN設定の確認
まれにAPN(アクセスポイント名)が自動で設定されないことがあります。Sailyのヘルプセンターで正しいAPN情報を確認し、手動で入力します。
これらの方法を全て試しても解決しない場合は、Sailyのカスタマーサポートに連絡しましょう。アプリ内のチャットやメールで問い合わせが可能です。
総括:Saily eSIMの評判・口コミと使い方
記事のポイントをまとめます
- SailyはNord Securityが提供する信頼性の高いeSIMサービス
- 手頃な価格設定、特に短期・小容量プランが魅力的
- 専用アプリは直感的で、購入から設定までが非常に簡単
- 仮想ロケーションや広告ブロックなど独自のセキュリティ機能が大きな強み
- 200以上の国と地域をカバーする広範なサービスエリア
- データ通信専用で、音声通話やSMSには非対応
- 通信品質は渡航先の提携キャリアに依存するため、場所により変動する可能性
- 一度eSIMをインストールすれば、複数国でプランをチャージして使える
- 無制限プランには1日5GBの高速データ上限がある点に注意
- 使えない時は再起動やデータローミング設定の確認が有効
- 日本の大手キャリア網に接続するため、一時帰国でも快適に利用できることが多い
- 対応機種はeSIM対応かつSIMロック解除済みの端末に限られる
- セキュリティを重視し、手軽に海外でネットを使いたいユーザーに最適
- 電話番号が必要な場合は、povoなど国内サービスとの比較検討が推奨
- Sailyは、安全でスマートな海外旅行を実現する強力なツール



