いよいよ待ちに待った海外への出発が近づいてくると、現地でのインターネット通信をどうするか悩みますよね。最近は海外旅行のeSIMがおすすめとよく聞くけれど、実際のところどれが良いのか比較して決めたいという方も多いのではないでしょうか。滞在中に動画を見たり地図をたくさん使うなら無制限のプランが安心ですし、とにかく通信費を抑えたいなら安いサービスを探したいところです。また、ヨーロッパの周遊や韓国、ハワイといった人気の渡航先によっても最適なプランは変わってきます。
さらに、初めて使う方は使い方の手順や設定方法が難しくないか、自分のiPhoneがSIMフリーになっているかなど、不安な点もあるはずです。もちろん便利な反面、ポケットWi-Fiや海外ローミングとの違いや少なからずデメリットも存在します。そこで今回は、現地で快適にスマホを使うためのeSIMの選び方や、話題の海外ローミングなどの情報も含めて、目的に合った通信手段を見つけるための情報を紹介していきます。
- 海外旅行でeSIMを使うメリットや基本的な仕組み
- 失敗しないためのeSIMの選び方や事前の注意点
- 目的や渡航先に合わせたおすすめサービスの比較
- 国内キャリアの海外ローミング機能との使い分け
海外旅行のeSIMにおすすめの選び方

海外へ行く際、今やスマートフォンはガイドブックやお財布の代わりにもなる必須アイテムです。ここでは、なぜ今eSIMがこれほどまでに注目されているのか、その基本知識から旅行先で失敗しないための選び方まで、出発前に知っておきたい準備のポイントについて解説します。
eSIMを利用するメリット

最近よく耳にする「eSIM(イーシム)」ですが、これは「Embedded SIM(組み込み型SIM)」の略称で、スマートフォン本体にあらかじめ内蔵されているデジタルのSIMカードのことを指します。従来の小さな物理SIMカードのように、スマホの側面にあるトレイを専用のピンで開けて小さなチップを慎重に差し替えるといった物理的な作業が一切必要ありません。
- 物理的なSIMカードの差し替えが不要で紛失リスクが軽減
- オンラインで完結するため、空港でのSIM購入やWi-Fiルーターの受け取り待ちがない
- 日本出発前に事前に設定でき、到着後すぐにネットが使える
- ルーターなどの余計な荷物が増えず、充電の心配も不要
基本的な使い方は非常にシンプルです。オンライン上で希望の通信プランを購入した後にメール等で送られてくるQRコードをスマートフォンのカメラで読み込むか、あるいは通信事業者が提供する専用アプリを経由して通信プロファイル(設定データ)をダウンロードするだけで、主な準備が完了します。日本にいる間、出発前の自宅や空港の待ち時間にこの初期設定(アクティベーション)を済ませておけば、目的地の海外空港に到着して飛行機を降り、スマホの電源を入れた瞬間に現地の電波を自動的に掴んでくれるため、スムーズにインターネットに接続できます。
海外の空港に到着してすぐに現地の配車アプリを手配したり、家族や友人に「無事に着いたよ」とLINEでメッセージを送れたりするのは、見知らぬ土地において本当に大きな安心感につながります。これまでは、現地の空港に到着してから言葉の通じないSIMカード販売店に並んだり、小さなSIMピンを使って元のカードを落とさないよう冷や汗をかきながら交換したりする多大な手間とストレスがありました。しかし、eSIMであれば物理的なカードを出し入れしないため、普段日本で使っている大切なSIMカードを紛失するリスクもありません。さらに、かさばるレンタルWi-Fiルーターの機器や充電器を持ち歩く必要もないため、手荷物を最小限にして身軽に行動できるのが、旅行者にとっての最大のメリットと言えるでしょう。
eSIMの基本的な選び方

初めて海外向けの通信サービスを購入しようとサイトを開くと、プランの種類や専門用語の多さに驚いてしまうかもしれません。私自身も最初は「どれを選べばいいの?」と戸惑った経験があります。ここでは、数ある選択肢の中からご自身の旅行スタイルに最適なものをスムーズに見つけるための、具体的なチェック項目を分かりやすく整理してみましょう。
1. 渡航先と「プランのカバー範囲」を合わせる
まずは、行く国に合わせたプランを選ぶことが基本中の基本です。プランには大きく分けて、韓国やアメリカなど特定の1カ国だけで使える「国別(ローカル)プラン」、ヨーロッパ全域やアジア複数国でそのまま使える「地域周遊(リージョナル)プラン」、そして世界中どこでも使える「グローバルプラン」の3種類があります。1カ国だけの滞在なら国別プランが最も安上がりですが、もしトランジット(乗り継ぎ)で別の国に数時間立ち寄る場合や、陸路で隣の国へ日帰り観光に行く予定があるなら、少し余裕を持たせて周遊プランを選んでおくと、いざという時に通信が途切れず安心です。
2. データ容量の「タイプ」を正しく理解する
データ容量を選ぶ際は、単純なギガ数だけでなく「どのように消費されるか」というタイプにも注目してください。実は、サービスごとに大きく分けて3つのパターンが存在します。
データ容量の3つのタイプ
- 総量タイプ
「7日間で合計3GB」のように、期間内に使えるトータルの通信量が決まっているタイプです。今日はホテルでのんびりするからあまり使わず、明日は一日中外出してたくさん使う、といった柔軟なペース配分が可能です。 - 1日あたり定量タイプ
「1日1GB」のように、毎日使える上限が決まっており、日付が変わるとリセットされるタイプです。使いすぎても翌日になればまた通信量が回復するため、ご自身のデータ管理が苦手な方におすすめです。 - 無制限タイプ
容量を一切気にせず使い放題になるプランです。ただし、短期間に極端に大量のデータ(高画質動画の連続視聴など)を消費すると、一時的に通信速度制限がかかるケースもあるので、完全な無制限ではない場合がある点に注意が必要です。
普段、日本で自分が1ヶ月間に何GB使っているかをスマホの設定画面で確認し、それを30日で割って「1日あたりの平均使用量目安」を出しておくと、海外でも無駄のないプラン選びができます。
3. 途中で「チャージ(追加購入)」ができるか
旅行中、想定以上に綺麗な景色をSNSにアップしたり、道に迷ってずっと地図アプリを見ていたりすると、予定していたデータ容量を予想より早く使い切ってしまうことがあります。そんな時、専用アプリやウェブサイトから「データの追加購入(トップアップ)」が簡単にできるかどうかも重要なポイントになります。使い切りのみでチャージができないサービスもあるため、自分のネット利用量に自信がない場合は、後から容量を追加できる仕組みを持ったサービスを選んでおくと、精神的な余裕が違います。
4. テザリング(共有)の可否をチェック
もし、旅行先で持参したノートパソコンを開いて少し作業をしたり、同行する友人と通信をシェアしたりしたいと考えているなら、「テザリング(モバイルホットスポット)」に対応しているプランかどうかも忘れずに確認してください。多くの一般的なプランはテザリング可能ですが、一部の「無制限プラン」などではネットワークへの負荷を防ぐためにテザリング機能の利用が制限されていることがあります。
プランを購入する際、「有効期間(例えば7日間)」がいつからスタートするのかも事前によく確認しておきましょう。多くの場合「海外の現地ネットワークに初めて接続した瞬間」から日数のカウントが始まりますが、サービスによっては「オンラインで購入した日」や「日本で初期設定を完了した日」から強制的にカウントが開始されてしまうものもあります。旅行の日程とズレが生じて最終日に使えなくなるといった失敗を防ぐため、購入画面の注意事項には必ず目を通すようにしましょう。
旅行の目的に合わせた活用例

旅行のスタイルや渡航先、滞在期間といった個別の目的に応じて、eSIMの賢い使い方は大きく変わってきます。ここでは、おすすめの活用方法の例をいくつかご紹介します。
短期滞在と長期・周遊旅行での使い分け
まず、週末や連休を利用した韓国、台湾、ハワイなどの「短期観光滞在」の場合です。こういった2〜5日程度の旅行であれば、1日あたり1GB〜2GB程度の低容量で安価な国別プランを選ぶことで、従来の海外ローミングやレンタルWi-Fiと比較して無駄な通信出費を抑えることができます。滞在先のホテルや現地のカフェでは備え付けの無料Wi-Fiをうまく活用し、街中を移動中のマップ検索、ちょっとしたお店の調べ物、翻訳アプリの利用などにeSIMを使うというようなスタイルが、コストパフォーマンスの観点からもおすすめです。
一方で、数週間にわたる「ヨーロッパ周遊」や「東南アジアのバックパッカー旅行」、「長期のビジネス出張」などの場合は、複数国でそのままシームレスに使える「地域周遊プラン(グローバルプラン)」や、データ上限を気にせず使える「無制限プラン」を選ぶと便利です。ヨーロッパであればEU圏内を列車で移動するだけで容易に国境を越えますが、周遊対応のプランならその都度通信手段を確保し直すストレスから完全に解放され、国境を意識することなくスマホを使い続けることができます。
日本の電話番号との併用(デュアルSIM運用)
また、eSIMを使う最大の利点として、日本の物理SIMを入れたまま併用できる「デュアルSIM(Dual SIM)」運用が可能な点が見逃せません。海外でのデュアルSIMの機能を使いこなすことで、海外にいながら日本の電話番号宛のSMS(ショートメッセージ)を無料で受信し続けることができます。これは、海外でクレジットカードを使って航空券やネット決済をする際のワンタイムパスワード(二段階認証)を受け取るために役立つテクニックです。
スマートフォンの設定画面で「モバイルデータ通信は現地のeSIMを利用し、デフォルトの音声通話・SMSは日本のSIMのままにしておく」といった具合に端末内で役割を的確に振り分けるのが、旅慣れた人たちの間で使われる活用術となっています。ただし、機種やOSの設定、キャリアのローミング条件によっては受信できない場合もあるため、重要な2段階認証は渡航前にSMS以外の手段(認証アプリ等)も準備しておくことが推奨されます。
失敗しないための確認事項

とても手軽で便利なeSIMですが、ご自身の環境に合わない選び方や事前の確認を怠ってしまうと、「せっかく現地に着いたのにネットに全く繋がらない!」とパニックになる致命的なリスクも潜んでいます。ここでは、購入前に絶対に確認しておきたい重要なチェックポイントを徹底的に解説します。
対応端末とSIMロックの確認は必須
第一に、そして最も根本的に大切なのは、お使いのスマートフォンが「eSIM機能に対応しているか」、そして「SIMフリー(SIMロック解除済み)であるか」という2点です。iPhoneであればXS/XRシリーズ以降の新しい機種が概ね対応していますが、Android端末の場合はメーカーや販売キャリア、さらには発売された国によって対応状況が大きく異なります。
また、日本の大手通信キャリアで購入したスマホで少し前のモデルだと「SIMロック」という制限がかかっており、他社の通信回線を一切受け付けない設定になっていることがあります。この場合は、出発前に必ずご契約キャリアのマイページや店頭でSIMロック解除の手続きを行いましょう。
データ容量とサポート体制の事前チェック
次に、ご自身のインターネット利用状況に応じた「データ容量と有効期限」の慎重な選択です。旅行中に常にInstagramやTikTokなどのSNSでショート動画を見たり、高画質の写真をリアルタイムでアップロードしたり、パソコンを繋いでテザリング(モバイルホットスポット)を多用する方は、途中で通信速度制限にかかって困らないよう、最初から「無制限プラン」や「大容量プラン」を選ぶのが無難です。逆に、緊急の連絡手段や地図の確認程度であれば、1日1GB以下の小容量プランで十分節約できます。
さらに見落としがちなのが「カスタマーサポート体制」についてです。eSIMは物理的な店舗カウンターがないため、初期設定でつまずいた際や現地で全く電波を掴まないといったトラブル発生時には、自力で解決するかオンラインのサポート窓口に頼るしかありません。万が一のトラブル時に英語でのやり取りに不安がある方は、24時間365日いつでも日本語で対応してくれるチャットサポートを用意している日本企業運営のサービスを選ぶことが、失敗を未然に防ぎ安心して旅行を楽しむための対策となります。
海外旅行におすすめのeSIMサービス

ここからは、数ある通信サービスの中から、特に日本の旅行者に人気と実績のある主要なeSIMブランドを厳選し、詳しくご紹介していきます。それぞれの特徴や料金の目安、どんな旅行スタイルに向いているのかを比較しながら、あなたにぴったりの最適なプランを見つけていきましょう。
人気のeSIMサービスを比較
まずは、旅行好きの間でよく話題に上がる主要なブランドの特徴を一覧表で分かりやすく徹底比較していきます。サービスごとに得意としている対応エリア、料金体系の安さ、日本語サポートの有無、さらにはセキュリティ機能や無制限プランの充実度など、特徴が大きく異なります。ご自身の旅行先や滞在期間、そして重視するポイント(とにかく価格を抑えたいのか、それとも手厚いサポートによる安心感を得たいのか等)と照らし合わせながら、全体像を把握してみてください。
| サービス名 | 対応国・地域(目安) | 得意分野・主な強み | 無制限プラン | 日本語サポート |
|---|---|---|---|---|
| Airalo(エアラロ) | 200カ国以上 | 圧倒的なコスパ・種類の豊富さ・アプリの使いやすさ | 限定的(少なめ) | あり(一部英語中心) |
| Saily(セイリー) | 150カ国以上 | 短期の低容量プラン・強力なセキュリティ機能(VPN等) | ほとんどなし | あり(チャット等) |
| Ubigi(ユビジ) | 200カ国以上 | 主要キャリア網を利用した高速通信・リユーザブル機能 | 一部エリアであり | あり(アプリ内) |
| World eSIM | 180カ国以上 | 地域周遊プランが豊富・日本企業(ビジョン)の安心感 | 限定的 | あり(LINE・電話) |
| trifa(トリファ) | 195カ国以上 | 初心者に優しいアプリ設計・豊富な無制限プラン | 充実している | あり(24h365日対応) |
| エアトリeSIM | 200カ国以上 | 旅行商品との連携・手厚い日本人向けサポート体制 | 充実している | あり(電話・LINE等) |
上記の表をご覧いただくとお分かりの通り、例えば東南アジアを数日旅行するだけであれば、低容量プランが安価なAiraloやSailyが魅力的な選択肢となります。一方で、海外のサービスに不安がある場合は、日本語サポートに強みを持つWorld eSIMやtrifa、エアトリeSIMが候補に挙がってきます。
世界的に人気で安いAiralo

海外旅行へ行く際にまずおすすめしたいeSIMがAiralo(エアラロ)です。シンガポール発祥で、世界初のeSIM専門ストアとしてサービスを開始したパイオニア的存在であり、現在では世界中で2,000万人以上のユーザーに利用されている老舗の巨大プラットフォームです。このサービスの最大の魅力は安さとパッケージプランの柔軟さにあります。
圧倒的なコストパフォーマンス
世界200カ国以上に対応しており、国ごと(ローカル)、地域ごと(リージョナル)、そして全世界対応(グローバル)と、目的地に合わせて細かくパッケージが分かれています。例えば、アメリカやヨーロッパ諸国への数日間の短期旅行であれば、1GB〜3GB程度の必要なデータ量だけをわずか数百円から1,000円台という驚くほど手頃な価格で購入することができます。「ホテルではWi-Fiを使うから、外出先では最低限の通信手段を持っておきたい」というコスト重視の旅行者には、最初の選択肢として検討していただきたいサービスです。
洗練されたアプリによる一元管理
また、Airaloは専用のスマートフォンアプリのUI(ユーザーインターフェース)が洗練されている点も高く評価されています。現在のデータの残量が円グラフで視覚的に分かりやすく表示され、もし途中で容量を使い切ってしまっても、アプリ内から数タップで簡単にデータ容量を追加購入(トップアップ)することが可能です。一部の日本語サポートには翻訳機特有の不自然さが残る場合もありますが、直感的に操作できる設計になっているため、eSIMに慣れてきた中級者以上の方にとっては使い勝手の良いアプリと言えるでしょう。

セキュリティ重視のSaily

旅行先でカフェやホテルの無料Wi-Fiを使う機会が多い方に、ぜひとも注目していただきたいのがSaily(セイリー)というサービスです。こちらは、世界的に人気と信頼を誇るVPNサービス「NordVPN」を展開しているセキュリティ企業(Nord Security)が提供しているeSIMブランドであり、「安全性に特化している」という点が他にはない特徴となっています。
公衆Wi-Fiの危険性から身を守る
海外旅行中、空港やカフェで提供されている無料の公衆Wi-Fi(フリーWi-Fi)に不用意に接続するのは、通信内容の傍受や個人情報の漏洩といったサイバー犯罪のリスクが伴い大変危険です。SailyのeSIMを活用して現地のモバイル回線(4G/5G)に直接接続すれば、それだけで安全性が飛躍的に高まります。さらに、Sailyが提供するアプリのプランの中には、煩わしいウェブ広告をシャットアウトする「広告ブロッカー」や、悪質なフィッシングサイトなどへのアクセスを自動的に防ぐ「ウェブ保護機能」が備わっているものもあり、海外の不慣れなインターネット環境でも安全に利用できます。
手頃な価格設定と利便性の両立
セキュリティ機能が充実しているからといって料金が高額になるわけではなく、むしろ短期旅行者向けの1週間で1GBといった低容量プランが非常にリーズナブルな価格帯で多数用意されています。アプリをダウンロードしてプランを購入するだけで、目的地に到着した瞬間に自動的にアクティブ化される手軽さも兼ね備えています。海外旅行中の防犯・セキュリティ対策に敏感な方や、ビジネス出張で企業の機密データを取り扱う方にとって、安全性とコストパフォーマンスの最適なバランスを提供してくれるSailyは、まさに理想的な選択肢となるはずです。

ヨーロッパ周遊にも強いUbigi

フランス、ドイツ、イタリア、スペインなど、陸続きで魅力的な国々が密集しているヨーロッパを、鉄道やLCCを駆使して複数の国をまたいで周遊する計画があるなら、Ubigi(ユビジ)は頼りになる存在です。このブランドは、日本のNTTグループの子会社である「Transatel(トランザテル)」がグローバルに展開・提供しているサービスであり、世界中の主要な現地トップキャリアのネットワーク網を利用した高品質な通信サービスが世界中のユーザーから高く評価されています。
5G対応とリユーザブル(再利用可能)機能
Ubigiのプランは多くの国で5Gネットワーク接続に対応しており、ハワイやヨーロッパの主要都市、アメリカ本土などにおいて、日本国内にいるのと遜色のないレベルの快適なインターネット体験を提供してくれます。さらに特筆すべきは、Ubigiのプロファイルが「リユーザブル(再利用可能)」であるという点です。一度アプリを入れてUbigiのeSIMプロファイルをスマホにインストールしておけば、旅行が終わって帰国した後も削除せずに残しておくことができます。そして次回、全く別の国へ旅行に行く際も、新しくQRコードを読み込む必要はなく、アプリを開いて該当する国のデータプランを買い足す(トップアップする)だけで、すぐに使い始めることができます。
頻繁に国境を越えるトラベラーの強い味方
また、スマートフォンだけでなく、対応しているタブレット端末や最新のコネクテッドカー(車載Wi-Fi)での利用もサポートしており、複数人でのテザリング接続も公式に許可されています。価格帯は格安サービスと比較するとやや中価格帯に位置づけられますが、通信の「質」と「信頼性」にこだわりたいプロフェッショナルな方や、年に何度も海外へ足を運ぶアクティブな頻繁な旅行者(フリークエントトラベラー)にとっては、一度設定すれば継続的に使い続けられる便利なサービスとなっています。

安心の日本企業のWorld eSIM

World eSIM(ワールドイーシム)は、海外向けのレンタルWiFiルーター「グローバルWiFi」を展開し、これまでに2,400万人以上もの圧倒的な利用実績を持つ日本の東証プライム上場企業(株式会社ビジョン)が満を持して運営しているeSIMサービスです。
国境を越えても途切れない地域周遊プラン
単一の国でしか使えないローカルプランだけでなく、ヨーロッパ全域の30ヶ国以上やアジア十数カ国など、広範囲を丸ごとカバーする「地域ごとの周遊パッケージプラン」が充実しているのが強みです。ヨーロッパ旅行では、列車に乗ってうたた寝をしている間に国境を越えていることもしばしばですが、World eSIMの周遊プランを入れておけば、国境を通過した瞬間にスマホが自動的に最適な現地の提携ネットワーク事業者を探し出し、再接続してくれます。わざわざ国ごとに新しいeSIMを買い直したり、設定を切り替えたりする煩わしい手間が一切省けるのは、長旅において大きなメリットです。
日本企業ならではの安心のサポート体制
さらに、海外の通信サービスを利用する上で最も不安を感じる「トラブル時の対応」に関しても、長年グローバルWiFi事業で培ってきた手厚いサポートのノウハウがしっかりと活かされています。設定方法が分からない時や現地でうまく通信できない時に、使い慣れたLINEアプリや電話を通じて、専門の日本人スタッフから24時間体制で日本語のサポートを受けられるのは、外資系の格安サービスにはない心強いポイントです。テザリングにも対応しているため、出張中にパソコンを開いてオンライン会議をしたいビジネスマンにもおすすめのサービスと言えるでしょう。

日本人利用者トップのtrifa

海外のサービスやeSIMの利用が初めてで不安を感じている方には、trifa(トリファ)が最も心強い味方になってくれます。日本の企業が専用に開発・提供しており、日本人のサポートにいつでも相談できる初心者にも優しいサービスとなっています。
最短3分で完結する驚きの使いやすさ
利用手順は驚くほど簡単で、trifaのアプリをダウンロードし、アプリ内で渡航先の国と滞在する日数を自由に選ぶだけで即座にプランを購入できます。そのまま画面の案内に従って数回のタップ操作を進めるだけで、QRコードを別の端末で表示させるような手間もなく、最短3分ほどでスマホへの設定がすべて完了してしまいます。前払い(プリペイド)会計システムを採用しているため、あとから身に覚えのない高額な国際ローミング料金が請求される心配も一切ありません。「eSIMという言葉を初めて聞いた」というような機械操作が苦手な方でも安心できる設計となっています。
24時間365日の有人日本語チャットサポート
そして、trifaが多くのユーザーから国内旅行用eSIMアプリのトップとして支持を集めている最大の理由が、アプリ内に組み込まれたチャットサポート機能です。世界中のどこにいても、時差を気にすることなく、24時間365日いつでも日本人の専任スタッフに直接チャットで相談・質問することができます。「現地に着いたけれど設定の切り替え方が分からない」といった初歩的な疑問に対しても、親身になって丁寧に対応してくれるため、初めてのeSIM利用に対するハードルを劇的に下げてくれる、ホスピタリティにあふれた素晴らしいサービスです。

大手旅行会社のエアトリeSIM

航空券の手配からホテルの予約、そして現地の通信回線の確保まで、旅行に関わるすべての準備を信頼できる窓口にまるごと安心してお任せしたいという方には、エアトリeSIMが有力な選択肢となるでしょう。こちらは、テレビCMなどでもおなじみの国内大手オンライン旅行予約プラットフォーム「エアトリ」が連携して提供している通信サービスであり、グローバルな通信品質と日本企業のサービス水準を融合させています。
旅行予約とのシームレスな連携と豊富なプラン
世界200以上の国と地域を広範囲にカバーしており、長期間の滞在でもデータ残量を気にせず快適に過ごせる「無制限プラン」のラインナップも豊富に揃っています。エアトリの各種旅行商品(パッケージツアーや航空券など)と一緒に手配されるケースも多く、日本を出発する前の煩雑な準備作業を1つのプラットフォーム上で効率的に完結させたいと考える旅行者にも利便性の高い仕組みとなっています。
不安を払拭する日本人向けサポート
何より嬉しいのは、万が一のトラブル時におけるサポート体制です。海外発のeSIMサービスではメールのみの対応であったり、日本語に翻訳された少し不自然な回答が返ってくることも珍しくありませんが、エアトリeSIMでは、電話(日本時間の8時から23時まで対応)やLINEを通じた、丁寧な日本語サポートを提供しています。海外旅行に不安を抱えている方でも、日本の有名旅行代理店が提供しているサービスとして利用できるのは一つの安心材料となるでしょう。

国内キャリアの海外ローミング

ここまで、海外旅行に特化した専門のeSIMサービスを多数ご紹介してきましたが、もし現在あなたが特定の国内通信キャリアのプランを日本で利用中、もしくは検討しているなら、わざわざ新しいeSIMを追加購入したり、複雑な設定を覚えたりしなくても済むかもしれません。海外旅行を検討する上で絶対に知っておいて損はないのが、楽天モバイルとahamo(アハモ)が提供している、既存のプランに初めから組み込まれた超優秀な海外データローミング機能です。
楽天モバイル:追加料金なしで毎月2GBまで無料

楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」では、海外の指定された70以上の国と地域において、毎月の基本料金内で「2GBまで」の高速データ通信を追加の申し込みや手数料なしでそのまま利用することができます。スマートフォンの設定画面で「データローミング」のスイッチをオンにするだけで、飛行機を降りた瞬間からネットに繋がります。
さらに、専用の「Rakuten Link」アプリを使ってWi-Fi環境等から発信すれば、海外から日本国内への電話かけ放題が適用され、国際通話料も無料で利用することが可能です。数日間の短期旅行やホテル滞在がメインの出張であれば、この2GBの範囲内で十分に乗り切ることができコストパフォーマンスに優れた選択となります。追加でデータ容量を利用したい場合には、1GBあたり500円で必要な分だけチャージすることができます。

ahamo:驚異の30GBを海外でそのまま使える

一方、NTTドコモが提供するオンライン専用プラン「ahamo」でも、規格外のメリットを提供してくれます。ahamoの基本プランである毎月30GBのデータ容量を、海外の90以上の国と地域で追加料金なしにそのまま消費・利用することができます。
こちらも事前の申し込みは一切不要でローミングをオンにするだけです。現地の通信事業者の高品質なネットワークを利用するため速度も安定しており、動画を見たりテザリングでパソコンを繋いだりしても、30GBという大容量があれば数週間の旅行でも快適に使えるはずです。
(※ただし、海外で最初にデータ通信を利用した日から起算して15日が経過すると、通信速度が制限される「15日ルール」が存在するため、半月を超えるような長期滞在の場合は注意が必要です)。

旅行の期間やご自身が普段スマホで消費するデータ量によっては、わざわざ他社のeSIMを購入するよりも、これらの国内キャリアの海外ローミング機能をそのまま活用するのが手軽でお得なケースが多々あります。ご自身の現在のスマホの契約状況を、旅行準備の最初のステップとして一度見直してみるのも良いでしょう。
総括:eSIMの海外旅行向けおすすめ

今回は、現地でのインターネット手段として近年急速に普及し、今や海外旅行の「新常識」となりつつある新しい通信のカタチについて、その基礎知識から失敗しない選び方、そして人気サービスの比較まで解説してきました。ご紹介した通り、それぞれのサービスには明確な強みと特徴があり、万人に共通する「絶対にこれが一番良い」という単一の正解は存在しません。
ご自身の旅行の日数、渡航先が単一国か複数国か、1日に消費するであろう必要なデータ容量、そして万が一のトラブル時に手厚い日本語サポートを必要とするかどうかなど、さまざまな要素を総合的に考慮して選ぶことが大切です。この記事の情報を参考に、ご自身の旅行計画と照らし合わせながら最適なプランを検討してみてください。面倒な通信確保のストレスから解放され、思い出に残る素晴らしい海外旅行を存分に楽しんでくださいね!







