海外旅行や出張準備の際に、荷物だけでなくインターネットをどうするかで迷う方は多いでしょう。近年では「eSIM」が主流になりつつあり、中でも日本企業が運営していて国内の利用者数No.1とも言われるトリファ(Trifa)が注目されています。
検討する上で、人気の韓国や台湾、アメリカ、の値段や料金プランはどうなのか、ヨーロッパ周遊プランはあるのか、データ無制限プランの詳細や、料金以外の手数料、支払い方法なども気になりますよね。また、Airalo(エアアロ)のような他のeSIMサービスと比べて料金はどうなのか、そして実際に使った人の評判や口コミも大切です。
この記事では、トリファの料金プランの詳細から、お得なクーポン、キャンペーン情報、さらには使い方や「繋がらない」時の対処法まで、気になるポイントを整理しました。海外渡航の通信手段を検討する際の参考となれば幸いです。
- トリファ(trifa)の特徴と値段・料金プラン
- 競合サービスとの料金比較と評判の傾向
- お得に使うためのクーポンやキャンペーン情報
- eSIMの使い方と繋がらない時のサポート
トリファ(trifa)eSIMの料金・値段と特徴

まずは、皆さんが気になっている特徴と料金について、具体的なプランを見ながらチェックしていきましょう。トリファの料金は、渡航先の「国」、使う「データ容量(GB)」、そして「利用日数」の3つで決まる、分かりやすい前払い式(プリペイド)です。使った分だけ後から請求が来るローミングと違って、予算が立てやすいのが良いですよね。料金体系をしっかり理解して、自分の旅行スタイルに合ったプランを見つけましょう。
トリファ(trifa)のeSIMとは

トリファ(trifa)は、株式会社トリファ(trifa Inc.)という日本の企業が運営している、海外旅行や出張に特化した「eSIM」の専用アプリサービスです。
「eSIM(イーシム)」というのは、スマートフォン本体に最初から埋め込まれているデジタルのSIMカードのこと。これまでの海外渡航では、以下のような準備が必要でした。
- 空港で重たいWi-Fiルーターをレンタルして、充電や持ち運びを気にする。
- 現地の空港で、小さい物理SIMカードを買って、スマホのSIMトレイをピンで開けて差し替える。
トリファのeSIMサービスは、こうした面倒な手間をすべて無くしてくれます。
使い方はとてもシンプルで、日本にいる間にトリファのアプリ(iOS/Android対応)から行きたい国と日数、必要なデータ容量を選んでプランを購入。あとはアプリの指示に従ってeSIM(デジタルのSIM情報)をスマホにインストールすれば、準備は完了です。現地に到着したら、スマホの設定をポチッと切り替えるだけで、すぐにインターネットが使えるようになります。
運営しているのが2020年設立の日本の会社(所在地:東京都品川区)というのも、個人的には大きな安心ポイントです。海外のeSIMサービスだと、どうしてもウェブサイトやサポートが英語のみ、ということが多いですからね。トリファは、ANAホールディングス(ANA未来創造ファンド)や著名なベンチャーキャピタルからも出資を受けていて、事業としての信頼性も高いと評価されているようです。
トリファの主な特徴
トリファが、数あるeSIMサービスの中でも国内「旅行用eSIMアプリ」で利用者数No.1(※)に選ばれているのには、明確な理由があります。
- 24時間365日の日本語サポート(最大の特徴)
トリファの最大の強みは、これに尽きると言ってもいいかもしれません。eSIMの設定や、万が一現地で「繋がらない!」といったトラブルが発生した時でも、24時間・年中無休で日本人スタッフによる日本語のチャットサポートが受けられます。eSIMが初めての方や、英語での問い合わせに不安がある方にとって、これ以上ない安心材料ですよね。 - 前払い式(プリペイド)で安心会計
料金はすべて「前払い式」です。購入時にアプリで表示された金額を支払えば、それ以上の追加請求は一切ありません。従来のデータローミングのように、帰国後に高額な請求書が届いて青ざめる…といった心配がゼロなのは、精神的にすごく楽です。 - 日本人向けの簡単な設定と支払い方法
アプリの指示に従うだけで設定が完了するように、UX(ユーザー体験)がシンプルに設計されています。また、支払い方法もクレジットカードだけでなく、PayPayやApple Pay、コンビニ決済(※)にも対応しており、日本人にとっての利便性を徹底的に追求している点が特徴です。(※コンビニ決済のみ手数料200円がかかります)
(※国内「旅行用eSIMアプリ」ダウンロード数、2024年5月~2025年4月・iOS&Android合算値・Sensor Tower調べ)
補足:トリファは「データ通信専用」
一つだけ知っておくべきこととして、トリファのeSIMプランは基本的に「データ通信専用」です。つまり、現地の電話番号(090のような番号)は付与されず、従来の音声通話やSMS(ショートメッセージ)の送受信はできません。
「え、じゃあ電話できないの?」と不安になるかもしれませんが、過度に心配する必要はありません。LINE通話、Facebookメッセンジャー、iMessage、Googleマップ、Instagramなどは、すべてデータ通信(インターネット)を使っているので、日本にいる時と全く同じように使えます。
eSIMでデータ通信を確保しつつ、通話はLINEなどで行う、というのが現代のスタンダードなスタイルだと言えるでしょう。
主要な国の値段・料金プラン

日本人旅行者に人気の高い国々に対応した日本円建てプランが用意されているのがトリファの大きな特徴です。eSIMでは海外のサービスだとドル建て(USD)やユーロ建て(EUR)が多く、結局日本円でいくらなのか瞬時に判断しにくいこともあります。その点でも、トリファは日本人ユーザーのことをよく考えてくれています。
以下では現時点での、主要な国の料金プランをまとめました。ただし、料金は為替レートや現地の通信キャリアとの提携状況によって変動する可能性があるので、あくまで目安として参考にしてください。最新の正確な情報は、必ず購入前にトリファの公式アプリやサイトで確認しましょう。
韓国の値段・料金プラン
| 利用日数 | データ容量 | 料金 (税込) |
|---|---|---|
| 3日間 | 1GB | 790円 |
| 3GB | 1,760円 | |
| 無制限 | 2,970円 | |
| 7日間 | 3GB | 1,960円 |
| 10GB | 3,820円 | |
| 無制限 | 5,990円 | |
| 31日間 | 5GB | 3,000円 |
| 20GB | 5,020円 | |
| 無制限 | 16,000円 |
台湾の値段・料金プラン
| 利用日数 | データ容量 | 料金 (税込) |
|---|---|---|
| 3日間 | 1GB | 790円 |
| 3GB | 1,760円 | |
| 無制限 | 2,970円 | |
| 7日間 | 3GB | 1,960円 |
| 10GB | 3,820円 | |
| 無制限 | 5,990円 | |
| 31日間 | 5GB | 3,000円 |
| 20GB | 5,020円 | |
| 無制限 | 16,000円 |
アメリカの値段・料金プラン (ハワイ含む)
| 利用日数 | データ容量 | 料金 (税込) |
|---|---|---|
| 3日間 | 1GB | 790円 |
| 3GB | 1,760円 | |
| 無制限 | 2,970円 | |
| 7日間 | 3GB | 1,960円 |
| 10GB | 3,820円 | |
| 無制限 | 5,990円 | |
| 31日間 | 5GB | 3,000円 |
| 20GB | 5,020円 | |
| 無制限 | 16,000円 |
ヨーロッパ周遊の値段・料金プラン
| 利用日数 | データ容量 | 料金 (税込) |
|---|---|---|
| 3日間 | 1GB | 790円 |
| 3GB | 1,760円 | |
| 無制限 | 2,970円 | |
| 7日間 | 3GB | 1,960円 |
| 10GB | 3,820円 | |
| 無制限 | 5,990円 | |
| 31日間 | 5GB | 3,000円 |
| 20GB | 5,020円 | |
| 無制限 | 16,000円 |
東南アジア周遊の値段・料金プラン
| 利用日数 | データ容量 | 料金 (税込) |
|---|---|---|
| 3日間 | 1GB | 1,010円 |
| 3GB | 2,230円 | |
| 無制限 | 3,740円 | |
| 7日間 | 3GB | 2,520円 |
| 10GB | 5,210円 | |
| 無制限 | 7,540円 | |
| 31日間 | 5GB | 5,150円 |
| 20GB | 13,130円 | |
| 無制限 | 18,000円 |
アジア周遊の値段・料金プラン
| 利用日数 | データ容量 | 料金 (税込) |
|---|---|---|
| 3日間 | 1GB | 1,080円 |
| 3GB | 2,400円 | |
| 無制限 | 4,050円 | |
| 7日間 | 3GB | 2,680円 |
| 10GB | 5,590円 | |
| 無制限 | 8,150円 | |
| 31日間 | 5GB | 5,390円 |
| 20GB | 13,780円 | |
| 無制限 | 21,000円 |
こうして見ると、料金プランが1GB/3日間で790円(韓国・台湾・アメリカ・ヨーロッパ周遊)からというのは、2泊3日や3泊4日の短期旅行にはかなり使いやすい価格設定ではないかと思います。これなら現地のカフェでWi-Fiを探し回る手間も省けそうですね。アプリで渡航先を選ぶときには、自分に合ったプランをしっかり確認することが大切です。
周遊プランを利用するメリット

「せっかくヨーロッパまで行くなら、陸路で国境を越えて複数の国を回りたい!」と考えている人にとって、国が変わるたびにSIMを買い替えたり、設定し直したりするのは面倒ですよね。
トリファではヨーロッパ、アジア、東南アジアでの周遊プランも用意してくれています。これさえあれば、例えばパリからベルリンへ電車で移動しても、インターネットが途切れることなくシームレスに使い続けられます。
周遊プランのメリット
周遊プランの最大のメリットは、「手間」と「コスト」の両方を削減できることです。
- 手間の削減
1つのeSIMをインストールするだけで、対象エリア内の国ならどこでも自動的に現地の電波を掴んでくれます。国境を越えるたびに設定をいじる必要は一切ありません。 - コストの削減
国ごとに個別のプランを購入するよりも、周遊プランの方がトータルで安くなるケースがほとんどです。
ヨーロッパ周遊の無制限プランも日数やデータ容量によって細かくプランが分かれているので、自分の旅程に合ったプランをアプリで探すのが一番です。
ポイントは、全ての国が周遊プランに対応しているわけではないという点です。トリファは「ヨーロッパ周遊」のほか「アジア周遊」なども提供しているようですが、自分の行きたい国がその周遊パッケージにちゃんと含まれているか、購入前にアプリで対象国リストをしっかり確認することが重要です。
無制限プランを利用する注意点
「海外でGoogleマップを見ながら移動したり、Instagramに動画をアップしたりしたいから、ギガ不足だけは絶対に避けたい!」という時に魅力的なのが「無制限プラン」です。
トリファは多くの渡航先でこの無制限プランを提供しています。料金の例(税込)は以下の通りです。
- 韓国 (3日間 / 無制限): 2,970円
- 台湾 (3日間 / 無制限): 2,970円
- アメリカ (3日間 / 無制限): 2,970円
- ヨーロッパ周遊 (3日間 / 無制限): 2,970円
- 東南アジア周遊 (3日間 / 無制限): 3,740円
- アジア周遊 (3日間 / 無制限): 4,050円
これだけあれば安心ですが、少し留意しておくべき注意点もあります。
「無制限」の注意点:FUP(フェアユースポリシー)
「無制限」という言葉はとても魅力的ですが、通信業界には「フェアユースポリシー(FUP:公正利用方針)」という世界共通のルールのようなものが存在します。
これは、短期間に一人で極端に大容量の通信(例えば、高画質の動画を一日中ストリーミングしたり、テザリングでPCに繋いで大容量ファイルをダウンロードし続けたり)を行うと、その地域のネットワーク全体が混雑してしまい、他の利用者の通信速度にまで影響が出てしまうのを防ぐための仕組みです。
そのため、多くの「無制限プラン」では、「1日に一定量(例:3GBや5GB)を超えて使用すると、通信速度が低速(例:128kbpsや256kbps)に制限される」という条件が付いていることが一般的です。もちろん、通信が完全に途絶えるわけではなく、LINEのテキストメッセージ程度なら送れる速度は維持されることが多いです。
トリファの資料では、このFUPに関する具体的な数値(何GBで制限がかかるか)の明記は見当りませんが、競合他社では「1日3GBまで高速通信、以降は速度低下」のように明示しているところもあります。トリファの無制限プランも、同様のポリシーが適用される可能性が非常に高いと考えられます。大容量の通信を計画している方は、購入前にアプリ内の利用規約やプラン詳細で、速度制限に関するポリシーを確認してみるのが安心かもしれません。
トリファの手数料や支払い方法

料金プラン以外で気になるのが、「隠れたコスト」です。プラン料金のほかに、事務手数料やサービス料、謎の諸経費が後からかかったりしないか不安に感じる方もいるかもしれません。
トリファは「前払い式(プリペイド)」なので、購入時にアプリの画面に表示された金額が、支払いの総額です。使った分だけ後から請求が来る従量課金制のローミングとは根本的に違うので、帰国後に高額請求の通知が来て青ざめる…といった心配が一切ないのは、大きな安心材料です。
ただし、一つだけ例外がありました。
コンビニ決済のみ手数料200円
トリファは、日本人ユーザーにとっての「使いやすさ」を徹底しているなと感じるのが、この支払い方法の豊富さです。
- クレジットカード (Visa, Master, JCB, AMEX)
- PayPay
- Apple Pay / Google Pay
- コンビニ決済(ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、セイコーマート)
海外のeSIMサービスだと、基本的にクレジットカード(それもVisa/Masterのみ)しか使えないことが多い中、PayPayやコンビニ決済に対応しているのは、日本企業ならではの強みです。特に「海外のサービスにクレジットカード情報を登録するのはちょっと不安…」と感じる方や、学生さんにとっては有難い選択肢だと思います。
注意点として、このコンビニ決済を選択した場合のみ、決済手数料として200円(税込)がかかるようです。クレジットカードやPayPay、Apple Pay/Google Payでの決済であれば手数料は無料なので、特にこだわりがなければそちらを選ぶのがお得でしょう。
クーポンやキャンペーン情報
自分のプランが決まったら、次は「どうやってお得に買うか」ですよね。トリファにはいくつかの特典があるようなので、購入前にはチェックしましょう。
常設の割引・特典
まずは、いつでも利用できる可能性のある特典です。
- まとめ買い割引:
家族旅行や友人とのグループ旅行の際に、eSIMを複数まとめて購入すると割引が適用されるようです。代表者がまとめて買うとお得になるのは嬉しいですね。 - 譲渡(ギフト)機能:
この「まとめ買い」と関連して、購入したeSIMは、トリファのアプリ経由で家族や友人に簡単にシェア(譲渡)できる機能があるそうです。幹事さんがまとめて買って、LINEみたいに「はい、これあなたのeSIMね」って渡せるイメージでしょうか。これは便利かも。 - トリファポイント:
サービスを利用するたびにポイントが貯まり、次回のeSIM購入時に「1ポイント=1円」として利用できるロイヤルティプログラムも用意されています。海外出張が多い方や、年に何度も旅行するリピーターにとっては、地味に効いてくる特典ですね。
期間限定のキャンペーン
さらに、時期によってはスポット的なキャンペーンも実施されているようです。私が調べた時点では、以下のような情報がありました。
- 友達紹介キャンペーン:
自分がトリファを紹介して、その友達が利用すると、紹介した側もされた側も割引クーポンがもらえる(例:5%OFFなど)という、Win-Winなキャンペーンです。 - 学割キャンペーン:
過去には「春の学割キャンペーン2025」が実施され、学生を対象に全プランで利用可能な30%割引クーポンが配布されたこともあったようです。夏休みや春休みなど、学生の旅行シーズン前は特に要チェックです。
こうしたお得なキャンペーン情報は、公式サイトや公式SNS(XやInstagram)で告知されるほか、アプリ内のチャットサポートなどで案内される場合もあるようです。購入前に、一度アプリ内のお知らせや公式SNSを確認してみると、お得に利用できることもあるでしょう。
トリファeSIMの料金比較と評判・使い方

料金プランの詳細がわかったところで、次の大きな疑問は「それって結局、他と比べてどうなの?」という点です。そして、いくら安くても使い方が難しかったり、いざという時にサポートが不安だったりすると、結局「安物買いの銭失い」になりかねません。ここからは、料金の他社比較や評判・口コミ、実際の使い方について、さらに深掘りしてみたいと思います。
料金は高い?Airaloとの比較
トリファは料金が高いという声も度々見られます。実際のところどうなのか、同じく世界的に有名でグローバルにeSIMを展開している「Airalo(エアロ)」と、いくつかの主要な国で料金を比較してみました。
(※ご注意:以下の比較は、運営者が調査した時点での情報に基づいています。プラン内容や為替レートは日々変動するため、あくまで参考としてご覧ください。最新の価格は必ず各社の公式アプリで直接ご確認ください。)
| 比較条件 | Trifa (トリファ) | Airalo (エアアロ) | 料金の安さ |
|---|---|---|---|
| 韓国 (3GB / 7日間) | 1,960円 (JPY) | 約1,280円 (€8.00) | Airalo |
| アメリカ (1GB / 3日間) | 790円 (JPY) | 約640円 (€4.00) | Airalo |
| 台湾 (3GB / 7日間) | 1,960円 (JPY) | 約1,280円 (€8.00) | Airalo |
※Airaloは€(ユーロ)または$(米ドル)建てのため、調査時点のレート(€1=160円, $1=150円)で概算しています。
こうして具体的なプランで比較してみると、確かに純粋なデータ料金だけを見れば、トリファは最安値ではない、むしろAiraloの方が安いケースが多い、という結果になりました。「トリファは高い」という声が上がるのも、こうした料金比較から来ているのかもしれません。
一方で、なぜ料金が最安値ではないトリファが、日本市場で「利用者数No.1」の地位を確立できているのか気になる方もいるはずです。次の項目では利用者の評判も踏まえながら理由を考察します。
Airaloの特徴や評判については以下の記事でも紹介しています。

利用者の評判と口コミの傾向

レビューサイトやApp Storeの口コミ、個人のブログなどから分かるトリファの料金以外の強みは「日本人に最適化された安心感」だと言えます。
具体的に、どのような点が評価され、またどのような点に注意が必要とされているのか、ポジティブな傾向とネガティブな傾向に分けて整理してみます。
ポジティブな評判の傾向
利用者の満足度が非常に高いポイントは、以下の4点に集中しているようです。
- 24時間365日の日本語サポートへの安心感:
「サポートが神」という表現を本当に多く見かけました。特にeSIMが初めての方や、現地で深夜・早朝に「繋がらない!」というパニックを経験した方から、「すぐに日本語で対応してもらえて助かった」という声が圧倒的に多いです。これは、英語サポートのみの他社サービスとの決定的な違いですね。 - 設定プロセスの簡単さ:
アプリの指示が分かりやすく、「eSIM自体が初めてだったけど、ガイド通りに進めたら問題なく使えた」という安心の声も目立ちます。初めての体験に対する不安を、アプリの設計でしっかり解消している点が評価されています。 - 日本向けの決済方法の豊富さ:
クレジットカードだけでなく「PayPayやコンビニ決済が使えるのが便利」という声も、思った以上に多かったです。「海外のよく分からないサービスにクレカ情報を入力するのは抵抗がある」と感じる方にとって、日本企業が運営する安心感と決済の利便性は、大きな魅力となっているようです。 - 通信の安定性:
「GoogleマップもSNSもサクサク動いた」「通信が安定していて使い勝手が良かった」など、海外旅行で必須となる地図アプリや連絡・SNSがストレスなく使えた、という通信品質に関する高評価も多かったです。
ネガティブな評判の傾向
一方で、もちろんマイナスな意見や注意喚起の傾向もありました。
- 料金の割高感:
やはり「料金が他社(Airaloなど)より少し高い」という指摘は一定数あります。純粋な価格だけを比較した場合、より安価な選択肢があることは事実のようです。 - 一部地域での接続性:
「場所によっては繋がりにくかった」という声も散見されました。ただし、これはトリファ固有の問題というよりは、eSIMサービス全般に言えることで、現地の提携キャリアの電波状況や、山間部・地下などの地理的要因に左右される部分が大きそうです。 - データ通信専用であることの認識不足:
「電話番号(SMS)が使えないのを知らなかった」という声も。トリファはデータ通信専用のため、現地でSMS認証が必要なサービス(一部のシェアサイクルやレストラン予約など)が使えず困った、というケースです。これはトリファのデメリットというより、利用者が事前に知っておくべきeSIMの仕様ですね。
これらの評判の傾向を総合すると、トリファの料金には「24時間・年中無休の日本人スタッフによる日本語フルサポート」という安心の保険がしっかり含まれている、と考えることができます。
eSIMの設定に慣れていて、英語サポートでも全く問題ない、トラブルシューティングも自分でできる、とにかく1円でも安く!という方はAiraloや他の格安eSIMを選ぶのが合理的でしょう。
一方、eSIMの利用が初めての方、設定に少しでも不安がある方、万が一の時に日本語で即対応してほしい方にとっては、トリファの価格差は「安心料」として十分納得できる価値があるはずです。
利用するデメリットと注意点
評判や比較から見えてきた、トリファを利用する上で「これだけは知っておかないと後で困るかも」という注意点を、改めて整理しておきます。
トリファのデメリット・注意点
- 料金が最安値ではない
前述の通り、コスト最優先で選ぶなら、AiraloやUbigiなど他の選択肢も比較検討する価値はあります。ただし、その場合はサポートが英語のみ、時差で対応が遅れる、といった可能性も考慮に入れる必要があります。 - 音声通話・SMS機能はナシ(データ通信専用)
これは非常に重要です。トリファのeSIMはすべて「データ通信専用」です。つまり、090や080のような電話番号は付与されませんし、SMS(ショートメッセージ)の送受信もできません。
LINE通話、Facebookメッセンジャー、iMessage(iPhone同士)、Skypeなどはデータ通信を使うので問題なく利用できます。しかし、現地のレストランの予約確認や、一部のサービス利用時に「SMS認証」が必要な場合、トリファのeSIMでは対応できません。その場合は、日本のSIMをオンにする(高額なローミング通話料・SMS送信料がかかる可能性があります)か、別の手段を考える必要があります。 - eSIM非対応・SIMロック端末では使えない
これはトリファに限らずeSIM全体の絶対的な注意点です。
eSIM対応端末か?: 自分のスマホがeSIMに対応しているか、事前に必ず確認しましょう。(iPhoneならXS/XR以降のモデル、AndroidもGoogle PixelやGalaxyなどの比較的新しいモデルが中心です)
SIMロック解除済みか?: 日本のキャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)で購入した端末は、他社のSIMを使えないよう「SIMロック」がかかっている場合があります。このロックが解除されていないと、海外のeSIMも利用できません。
トリファのアプリ内には、こうした不安を解消するための「eSIM対応チェック機能」が搭載されています。購入前にまずアプリをダウンロードして、このチェック機能で自分のスマホが利用可能か診断するのが一番確実で早いはずです。 SIMロック解除については、携帯電話会社各社のオンライン手続き(My docomoなど)で無料でできる場合がほとんどです。総務省もeSIMの普及を推進しており、手続きは簡素化されています。(出典:総務省資料)必ず渡航前に確認・解除しておきましょう。 - 一度インストールしたら端末移行は不可
一度eSIMプロファイルをインストールした端末から、別の端末へeSIMを移行することはできません。旅行中にスマホが壊れたり、買い替えたりした場合は、残念ながらそのeSIMは使えなくなってしまいます。
eSIMの使い方と設定方法ガイド

eSIMと聞くだけで「設定が難しそう…」「物理的なカードを差し替える方が、まだ目で見てわかるからマシなのでは」と身構えてしまう方もいるかもしれません。しかし、トリファではそのような不安を解消するためにシンプルに設計されています。
手順を「渡航前」と「現地到着後」に分けて使い方をシミュレーションしてみましょう。
【渡航前】 🇯🇵 日本でやること(最重要)
ここが一番大事なステップです。現地に着いてからでは遅いので、必ず出発前に自宅や空港の安定したWi-Fi環境で済ませておきましょう。
- eSIM対応チェック:
まずはトリファのアプリをApp StoreやGoogle Playからダウンロードします。アプリを開き、「アカウント」タブなどにある「eSIM対応チェック」機能を利用します。これで、自分のスマホがトリファのeSIMを使える状態か(eSIM対応か?SIMロックはかかっていないか?)を診断してくれます。 - プラン購入とeSIMインストール:
チェック機能で「利用可能」と出たら、アプリの「ストア」から渡航先(例:韓国)と希望のプラン(例:3日間/無制限)を選び、決済します。決済が完了すると、「マイeSIM」に購入したプランが表示されます。
インストールが完了すると、「設定」→「モバイル通信」の中に、トリファの回線(「旅行用」「Trifa」などの名前で表示されます)が追加されているはずです。この時点ではまだオンにしなくて大丈夫です。
【現地到着後】 ✈️ 現地でやること
無事に現地に到着したら、以下の設定を行いましょう。
- 機内モードをオフ:
まずは機内モードをオフにします。 - 回線の切り替え:
スマホの「設定」→「モバイル通信」を開きます。 - 「モバイルデータ通信」という項目(データ通信に使うメイン回線を選ぶところ)を、今まで使っていた日本のSIM(主回線)から、渡航前にインストールしたトリファのeSIM回線に切り替えます。
- データローミングをオン(最重要):
次に、同じく「モバイル通信」の画面で、今オンにしたトリファのeSIM回線の設定を開きます。その中にある「データローミング」のスイッチを、必ず「オン(緑色)」にしてください。
トリファのようなプリペイドeSIMは、現地の提携キャリアの電波を「ローミング」という形で利用する仕組みになっています。そのため、ローミングをオンにしないと、現地の電波を掴むことができず、一切インターネットに接続できません。
トリファは「前払い式」なので、このローミングをオンにしても、購入したプラン料金以上の追加料金は一切発生しません。(※ただし、日本で使っているSIMのデータローミングは、絶対に「オフ」のままにしておきましょう。)
数分待つとスマホのアンテナピクトが立ち、現地のキャリア名(例:SK Telecomなど)が表示されれば設定完了です。すぐにGoogleマップやLINEが使えるようになります。
繋がらない時の対策とサポート

万が一、上記の手順を踏んでも「繋がらない!」「アンテナが立たない!」となった時は一番焦る瞬間ですよね。まずは落ち着いて、以下のチェックリストを上から順に確認してみてください。
トラブルシューティング・チェックリスト
- データローミングが無効になっていませんか?
(原因の第1位だそうです。トリファのeSIM回線の「データローミング」が「オン」になっているか、もう一度確認!) - eSIMプロファイルが選択されていませんか?
(「設定」→「モバイルデータ通信」が、ちゃんとトリファのeSIMに切り替わっているか確認。) - スマホを再起動しましたか?
(電子機器トラブルの基本ですね。一度電源をオフにして、再度オンにしてみる。) - 機内モードのオン・オフを試しましたか?
(再起動と同様、電波を掴み直すのに有効な場合があります。) - APN設定は正しいですか?
(通常は自動設定されますが、稀に手動での設定が必要な場合があります。プラン詳細やサポートで確認しましょう。)
「全部試したけど、繋がらない…」という時こそ、トリファの真価が発揮されます。空港やホテルの無料Wi-Fiに接続して、トリファのアプリを開きましょう。 そこから「チャットサポート」に連絡してください。24時間365日、時差関係なく、いつでも日本人スタッフが日本語で対応してくれます。
「今、○○(国名)の空港に着いたのですが、設定でデータローミングをオンにしても繋がりません。機種はiPhone 15です」といった形で、具体的な状況を伝えれば、専門のスタッフが解決策を導き出してくれるはずです。この「最後の砦」がある安心感こそが、トリファが選ばれる最大の理由だと言えるでしょう。
総括:トリファeSIMの料金と評判・使い方
ここまでトリファeSIMの特徴や料金、使い方というテーマを軸に、プランの詳細から他社比較、評判、使い方、トラブル対処法まで掘り下げてきました。
結論としては、トリファは「初めてeSIMを使う人」や「海外でのネット接続に少しでも不安がある人」、そして「料金よりも旅の安心感を最優先したい人」にとって、料金以上の価値があるおすすめなサービスだと言えます。
トリファを検討するポイント
- 料金だけ見れば、Airaloなど最安値の選択肢は他にある。トリファの料金には、データ通信料+「安心の保険料」が含まれていると考えるべき。
- その「保険」とは、「24時間365日対応・日本人スタッフによる日本語チャットサポート」のこと。この安心感に価格差以上の価値を感じるかどうかが、選択の分かれ目。
- 韓国や台湾など人気国は、3日間/1GBで790円など、短期旅行に最適化された使いやすい日本円プランが豊富。
- 「無制限プラン」も魅力的だが、速度制限(FUP)の可能性は頭に入れておき、自分の使い方(動画視聴が多いか、マップとSNS程度か)を考慮して選ぶ。
- 手数料は基本無料(※コンビニ決済除く)。前払い式なので高額請求の心配は一切ナシ。
- 使い方はアプリで完結。特に「【出発前に】日本でインストール」と「【現地到着後に】データローミングをオン」の2点だけは絶対に忘れないこと。
海外での「ネットが繋がらない」という不安は、私たちが想像する以上に大きなストレスになります。特に海外に慣れていない方や、英語でのサポート交渉に自信がない方にとって、いつでも日本語で助けを求められるトリファは、旅のお守りのような存在になってくれるのではと思います。
この記事で紹介した値段や料金やプランは、あくまで現時点での情報です。渡航先や時期によって最適なプランは変わるため、最終的な詳細やご自身の旅程に合ったプラン選びは、必ずトリファの公式サイトやアプリをダウンロードして、ご自身の目で確認するようにしましょう。
皆さんの海外渡航が通信面の不安から解放された快適なものとなれば幸いです。









