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英語学習の方法の一つとしてシャドーイングの名前は聞いたことはあるが、実際にどのような学習法なのか分からないという方も多くいらっしゃるかと思います。
シャドーイングはお金がほとんどかからずに英語の能力を総合的に伸ばすことができるので、英語脳ドットコムでも不可欠な英語学習法としてオススメしています。
そこで今回は英語学習におけるシャドーイングの効果・具体的なやり方・コツなども含めて解説していきます。
筆者自身もシャドーイングを英語学習に取り入れてリスニング、発音、日常会話などを大きく伸ばすことができました。
独学で英語を習得し海外を頻繁に渡航する筆者が様々な書籍や脳科学、言語学の専門家の情報も元に共有していきますので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
シャドーイングとは何か
シャドーイングとは、「英語で話されている音声の後に続いて自分で発話していく学習法」のことで、Shadow(影)のように追いかけていくという意味が語源に含まれています。
シャドーイングの訓練をする事で、脳を英語に適応させてリスニングやスピーキングなどの言語能力を総合的に伸ばすことができます。また、文章全体で文脈を捉えることができるようになるので文法を勉強しなくても自然に体得しやすいというメリットもあります。
赤ちゃんや子供が母国語を覚える時に大人の真似をして言語を習得していきますが、大人も同じようなアプローチで効果的に英語学習をすることができます。シャドーイングは同時通訳の訓練法にも取り入れられており、筆者自身もシャドーイングによって英語の発音や会話、理解力など多くの恩恵を得ることができました。
シャドーイングを英語学習に取り入れることが言語能力を向上させる上でも欠かせないと言えます。
英語脳を作るという観点でも効果的
英語脳を作るという観点からも、シャドーイングは効果的な学習法になります。
当メディアでは、英語を学習する上で英語脳を作る学習法を特に推奨しています。英語脳とは「英語の言語野を構築し、日本語を介在せずに英語を使えるようにする能力」と定義しており、英語脳を作ることで無理なく英語が使いこなせるようになります。
英語脳を作る際に重要になるポイントとして日本語を介在させないということが挙げられますが、シャドーイングは脳を英語脳にチューニングしやすい効果的な方法の一つです。
英語の音声を後から自分で発声していくため、日本語で考えている暇もなく翻訳をせずに理解する訓練になります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、ネイティブの英語の真似をしていく事で徐々に脳が英語の周波数に適応していきます。
このことから、シャドーイングは英語脳を作るためのアプローチとしても最適だと言えます。
英語脳を作るための方法論については以下の記事で解説していますので、興味のある方はご覧ください。
シャドーイングのやり方やコツ、手順を公開
ここからは具体的なシャドーイングのやり方やコツ、手順を解説していきます。
具体的な手順は以下の4ステップになります。
ステップ①:シャドーイングの教材を選ぶ
最初のステップとしてシャドーイングをするための教材を選ぶことから始めます。使用する教材・音声は自分のレベルに合った比較的簡単に感じるものを選ぶと良いです。
理由として、使う音声が難しすぎるとリスニングや発話も上手くいかずに継続できないことが挙げられます。教材が自分のレベルに合っていれば、ネイティブの英語が聞き取りやすく、発音や文章の理解なども深く学習することができます。
また、教材の音声は会話調のもので日本語が全く無いものを選ぶことも重要です。最初は短い音声でもいいですし、できれば30分〜1時間程度のものを繰り返し使うと効果的です。音声に日本語が入ってしまうと、どうしても日本語で考えるクセが取れないので英語脳を作ることの妨げになります。
シャドーイングを始める際はまずは自分のレベルより少し簡単な音声から始めましょう。
最初に使う教材として特にオススメしているのは以下になります。
ステップ②:まずはリスニングに集中する
シャドーイングに使う教材・音声を準備したら、まずはリスニングだけに集中して音声を聞いていきましょう。
まずは英語の音声に耳を慣れさせることが重要で、しっかりと聞こえていないと効果的に真似をして発話をすることが難しくなります。
音声のテキストやスクリプトなどの確認はできるだけせずに、完全に聞き取れるようになるまで繰り返し音声を聞きましょう。
聞くことに徹することは脳をチューニングさせていく大切なステップになります。
英語のリスニングを伸ばすコツなどについてはこちらの記事でも解説しています。
ステップ③:シャドーイングの実践
リスニングで英語の音声がだいぶ聞き取れるようになったら、シャドーイングを実践していきましょう。コツとしては、聞こえてきたままにネイティブの声のトーン、抑揚、リズムなどをそのまま真似して発話することです。できるなら大きな声で発声していきましょう。
ネイティブと同じように真似をして自分で発声していくことで脳が英語脳に切り替わっていき、舌も英語の発音やリズムに馴染んでくるのがわかるはずです。
実際にやってみると自身が思っている以上に英語のスピードが速く感じると思うので、最初は一文ずつ止めてでも良いので確実に発音ができるようにしましょう。
シャドーイングを続けていくと、以前よりも音声の英語が聞き取れるようになり長い文章も続けて発音できるようになってくるはずです。
ネイティブの英語がだいぶ馴染んできた、自分のものになってきたと感じるまで同じ音声を使って繰り返し訓練しましょう。
聞こえてくる英語を役者のように演じて真似ることでネイティブの感覚がより掴みやすくなります。
ステップ④:ステップ①〜③を他の音声でも繰り返す
ステップ③で一つの音声をマスターしたら、別の音声でも同じようにステップ①から段階を踏んで学習していきましょう。
いくつかの教材を使ってシャドーイングをすることで色々なパターンで英語を学習できるため、より確実に効果を習得しやすくなります。
自分のペースで、少しずつレベルを上げていくと無理なく継続していくことができます。
シャドーイングやネイティブの英語に慣れてくれば映画やドラマを使って学習することもオススメします。映像で視覚的に捉えながらボディランゲージや表情、発音も真似することで、より臨場感を持ちながら英語を体に染み込ませることができます。
いきなり難しすぎる教材に挑戦するのではなく、焦らず一歩づつ簡単な音声からマスターしていきましょう。
シャドーイングでのオススメ教材
ここでは英語脳を作ることにも適した、シャドーイングを実践するためにおすすめの教材を厳選して紹介します。
英語脳ドットコムのおすすめする教材は以下になります。
LingQ
Ling Qでは、初心者向けの簡単な音声から上級者向けまで幅広く利用できます。
初心者向けの短いミニストーリーの音声が60話ほど用意されているので、最初はこれを使って学習するのもオススメです。
音声のスクリプトも出せるため、後で英文の確認もすることができます。
英語は逆から学べ 実践トレーニング編
付属のCDではネイティブの日常会話が収録されているので、シャドーイングの練習としても使いやすいです。
CDのも30分から1時間程度なので長さも丁度良いです。こちらにも英文スクリプトが用意されています。
付属されている音声は脳を英語にチューニングできる特殊音源として開発されているので、英語脳を作る観点からもオススメできます。
オンライン英語学習サイト
オンラインで無料で利用できるウェブサイトもあるので、まずはそれを利用することもできます。
ご自身で自分に合ったものを探しても良いですし、英語脳ドットコムがおすすめする英語学習サイトは以下でも紹介していますので興味のある方はご参考ください。
今すぐ実行できるアクション
今すぐ実行できることとして、まずはシャドーイングの教材を選んでここまで解説したステップを始めてみましょう。
実際に行動しなければ分からないことも多いですので、とにかく実践してみることで効果も実感できるはずです。
シャドーイングに利用する教材も紹介してきたオススメのものや自分に合った音声を自由に選んで使ってみてください。
まずはリスニングだけでも良いので、ぜひ一歩を踏み出してみましょう。
まとめ:シャドーイングは格安で英語を習得する最強ツール
今回はシャドーイングの方法やコツなどについて解説してきました。
以下がまとめになります。
当メディアでは英語脳を作ることに特化した英語学習法を推奨していますが、他にも効果的なアプローチを解説していますので興味がある方は以下の記事もご覧ください。
シャドーイングは英語を習得する上でも外せないアプローチの一つです。
ぜひご自身の英語学習にも取り入れて生きた英語力を身につけていきましょう。