【初心者必見】英語リーディングのやり方やコツ、学習法を英語脳の観点から解説【オススメ教材やサイトも紹介】

英語脳を作る

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こんな方に読んでほしい

・英語リーディングの効果的な学習法を知りたい

・長く英文読解の勉強をしているが、今だに英語を読むのが大変

・ネイディブのように自然に英語を読んで理解できるようになりたい

英語を学習していく中で、英文を読んで理解するのが難しく感じている方も多いのではないでしょうか?

学校教育や参考書などで英文読解や文法などを熱心に勉強しているにも関わらず、多くの方が英語を読むことが大変なのが現状です。

英語のリーディングを学習する上で、従来の教育で教えられる文法や難しい勉強等はほとんどと言っていいほど必要ありません。

英語を読む上で重要になるポイントは、まずは英語脳を作るのを意識することです。英語脳とは「日本語を介在させず英語を英語のまま理解し使う能力」を指します。

一度英語脳ができて英語を自然に理解できるようになれば、英語を読むことが楽しくなります。

今回の記事では自然に英語を読めるようになるために必要な学習法を、英語脳を作るためのアプローチも含めて解説していきます。

独学で英語を習得し海外を頻繁に渡航する筆者が様々な書籍や脳科学、言語学の専門家の情報も元に共有していきますので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

英語脳について詳しく知りたいという方は以下の記事も合わせてご参照ください。

英語リーディングを学ぶメリット

まずは英語のリーディング能力を伸ばすことで得られる効果や恩恵について紹介します。

ここでは3つのメリットを解説していきます。

リーディングを学ぶメリット

 ・語彙力を伸ばせる

 ・文法が自然に身に付く

 ・英語の記事や書籍によって最新の情報が得られる

語彙力を伸ばせる 

リーディングを学習する一つ目のメリットがボキャブラリー・語彙力を向上できることです。

英語だけに限らず、言語能力を伸ばす上で大量にインプットすることが重要です。英語のリーディングによって多くの単語に自然に触れることができるため、徐々に知っている単語が蓄積していきます。

ネイティブの子供も大量に母国語をインプットすることで徐々に言語を理解していきますが、大人も同じアプローチで学んでいきます。

言語の理解能力はどれだけの言葉や単語を知っているかに比例するとも言われていますが、英語を読むことは効果的なアプローチだと言えます。

単語帳で単語だけを暗記するより、実際に使われているコンテンツから学んでいくことで無理なく語彙を増やすことができます。

文法が自然に身に付く

もう一つのメリットとして、生きた文法力を自然に身につけることができることが挙げられます。

ネイティブの英語をたくさん読むことで脳は無意識的に文法のパターンを学習し、言語に対する理解力が上がっていきます。

従来の教育法で多くの方が誤解されていますが、文法そのものを学んでも英語を理解することや使いこなすことには繋がりにくいです。これは世界的に英語教育を啓蒙しているA.J.Huge氏も指摘されています。

これはネイティブの子供も同じことで、文法を勉強せずとも自然に母国語を学習しています。

文法の構造を勉強するのではなく、生きた英語にたくさん触れることが結果として文法も身につけることができます。

英語で海外から最新の情報が得られる

英語リーディングを学ぶ3つ目のメリットが、海外の最新の情報を得られるということです。

一度英語を読むことに慣れてしまえば、海外で書かれた記事や書籍から一次情報を得ることができるので多くの恩恵を受けることができます。

日本語に翻訳されていない情報も英語圏にはたくさんあるので、海外の情報を得ることができると人生においてもアドバンテージになります。

教養だけでなく趣味や私生活においても視野を大きく広げてくれるため、ぜひ英語を読むことにも挑戦していきましょう。

日本人の英語リーディングが苦手な理由

英語には漢字もなく、本来は日本語ほど読むのに難易度は高いとは思えません。しかし、多くの方が英語を読むことに対して難しく感じているのが現状です。ここでは英語リーディングが苦手な理由について解説していきます。

リーディングが苦手な理由

 ・文法学習の弊害

 ・翻訳思考の弊害

 ・語彙の不足

文法学習の弊害

一つ目の理由として、前述したように文法を勉強することでかえって英語を理解することを妨げているケースが多々あります。

英語を読んでいる時に名詞、動詞、関係代名詞などをいちいち考えていては内容など頭に入ってくるはずがありません。

私達が日本語を使うときに、文法の構造などを考えている時間などは一ミリも無いはずです。何度も言語をインプットしているうちに、自然と理解することができるようになります。文法は無意識的に学習することができますし、脳にとっては自然なことだと考えられます。

筆者自身も文法をほとんど勉強せずに英語を理解し使うことができるようになりました。

英語の文脈、文章をそのまま理解できるようになって初めて英語が読めるようになったと言えます。

翻訳思考の弊害

2つ目の理由が翻訳をして考える癖が英語を理解する妨げになっていることです。

1つ目の理由とも繋がってきますが、英語を読んでいる際に日本語に翻訳しながら理解していては時間がかかり過ぎますし、脳にとっても大きなストレスになります。

英語と日本語では言語の構造が全く違うため、日本語とは違うニュアンスや表現方法も数多くあります。異なる言語を全て日本語で理解するには無理があります。

翻訳をしないことはリーディングだけではなく、リスニングやスピーキングなど全てに繋がってくる重要な考え方です。

最初は難しく感じるかもしれませんが、英語を読む際は英語で考え、英語で理解することが遠回りのようで一番早く自然な方法だと言えます。

語彙の不足

最後の理由としては語彙・ボキャブラリーが足りていないことが挙げられます。

第二言語を理解するための鍵になるのが知っている単語数になります。どれだけ文法を理解できたり聞き取ることができたとしても使われている言葉の意味が分からなければ理解することができません。

日本語でも専門書など知らない言葉だらけでは読めないのと同じように、しっかりと語彙の数を増やしていくことが必要になります。

ボキャブラリーを伸ばすのに大切になるのが、実際に使われている英語を通して様々な角度で単語に触れることです。 

リーディングとボキャブラリーはお互いに相関関係があるので、まずは簡単な英語を読んでいくことから始めていきましょう。

英語リーディングを習得するためのアプローチ

ここからは効果的に英語リーディングを習得するためのアプローチについて解説していきます。

アプローチは以下の5つになります。

5つのアプローチ

 ・英語脳を作ることを意識する

 ・リーディングを学ぶのを後回しにする

 ・自分のレベル感に合った簡単な教材を使う

 ・興味のあるコンテンツを通して読む

 ・英英辞典を使うことで英語で理解する癖をつける

英語脳を作ることを意識する

英語を読む大前提として、英語脳を作ることをしっかりと意識するということが大切です。

英語脳とは「英語の言語野を構築し、日本語を介在せずに英語を使えるようにする能力」を指しますが、英語のまま理解することができれば英語を読むことも容易になります。

先ほども解説したように、従来の英語勉強法のように日本語に翻訳することが理解の妨げになりかねません。

英語脳を作るための方法はいくつかありますが、まずは日本語をできるだけ使わずに英語を学習する意識だけでも持ってみましょう。

一度英語のまま理解する感覚を掴めば、英語を読む能力も自然に伸ばすことができます。

英語脳を作るための方法論については以下の記事でも詳しく解説しています。

リーディングを学ぶことを後回しにする

もう一つのアプローチとして、リーディングの訓練を後回しにするということです。

逆説的になりますが、言語は耳から学習する方が効果的だと言えます。まずはリスニングに集中して英語のリズムや発音などを十分に脳に馴染ませることで、結果として読むのがスムーズになるケースもあります。

子供が母国語を学ぶ際もひたすら聞くことから始めますが、大人も同じ順番で学習することが効果的だと言えます。

日本の学校教育は教科書や英文の文字情報を使うことに重点が置かれていますが、本当の意味で実際に英語が読めるようになる人は少ないのではないでしょうか。

あえて英語リーディングを後回しにすることで言語習得のスピードが上がるということも選択肢として考えてみましょう。

自分のレベル感に合った簡単な教材を使う

英語リーディングを学ぶ際には、自身の英語レベルより少し簡単な教材を使うことから始めましょう。

あまりに内容が難しかったり長すぎると継続に繋がりにくいですが、理解ができる短い教材から始めれば成果も実感しやすくなります。

子供向けの本やエッセイなどでもいいので、継続していけば語彙や文法が蓄積していき自然と英語が理解できるようになってきます。

最初は無理せずに簡単なものを使って英語のまま理解できるように継続していきましょう。

興味のあるコンテンツを通して読む

もう一つ重要なアプローチとして、興味のあるコンテンツを使って学ぶことが挙げられます。

日本語でもそうですが、自分が興味のない分野の本はやる気も続かず内容も頭にすら入ってこないのではないでしょうか。これは英語でも同じで、関心のあるコンテンツだと理解したいと自然に思えますし学習も圧倒的に早くなります。

一般的な英語勉強には教科書や参考書など全く面白味のない教材が普及ているので英語を遠ざけたくなるのも仕方がありません。

雑誌やネットの記事、ゲームなどでもいいので自分が関心のあるリアルな教材を通して英語に触れていきましょう。

楽しみながら学習できる工夫が効果的に英語を習得する鍵になります。

英英辞典を使う

最後のアプローチとなるのが、英英辞典を使うということです。

英語脳を作るという観点からも、英英辞典を使って学習することは非常に大切です。

英英辞典では英単語の意味を全て英語で説明されているため、英語のまま理解する感覚をつかむ大きな助けになります。

リーディングで英語を読むことも全く同じ能力なので、最初は慣れなくても英語のまま理解する力をつけることで総合的に言語能力を伸ばすことができます。

和英辞典だけを使っていると常に翻訳して日本語で考える癖から抜け出せなくなるため、できるだけ早い段階から英英辞典だけを使うようにしましょう。

英語脳ドットコムおすすめの英英辞典は以下になります。

Collins Dictionary英英辞典

リーディングを習得する具体的なステップ

それではリーディングを習得するために実践できる具体的なステップを紹介していきます。

ステップは以下の5つになります。

5つのステップ

ステップ①:音声付きの英文の教材を選ぶ

ステップ②:音声に合わせて英文を読む

ステップ③:慣れてきたら英文だけを読む

ステップ④:分からない単語は英英辞典を使う

ステップ⑤:別の教材も使って簡単な文章で同じステップを繰り返す

ステップ①:音声付きのリーディング教材を選ぶ

英語リーディングを学ぶ最初のステップとして、英文と同じ音声が付いている教材を選ぶことをオススメします。

英文だけを読むのではなく、音声と合わせることで日本語の翻訳や文法を考えずに最初から通して読む訓練になります。

最初はできるだけ簡単な、短めの本を選ぶことから始めましょう。今ではオンラインなどでも色々と見つけることができるはずです。

音声付きの教材は何でも大丈夫ですが、オーディオブックなどが特にオススメです。

AmazonでもAudibleやKindleのサービスがあるので、教材に迷った方はぜひ合わせて使ってみてください。

Audibleの紹介ページはこちら

Kindle Unlimited の紹介ページはこちら

ステップ②:音声に合わせて英文を読む

使用する教材を選んだら、聞こえてくる音声に合わせて英文を読んでいきましょう。

音声に合わせて読んでいく理由は、前から後ろまで順番に通して読む通読を養うためです。

英語のネイティブは前から順番に読んで自然と理解できますが、従来の日本式英文読解の癖が付いている人は文法を考え過ぎて前後に行ったり来たりしがちです。

この訓練をする際に、途中で意味が分からなくなっても止まらずに読み続けることが大切です。脳は無意識で文法を学習するため、続けていくうちに自然と英語が理解できるようになります。

ステップ③:慣れてきたら英文だけを読む

音声に合わせて英文を読むのに慣れてきたと感じたら、音声を外して英文だけを読んでみましょう。

この時も前後を動いたり止まらないようにして、音声の時と同じように順番に読んでいきます。

ステップ②の練習で順番に読むことに慣れていれば、英語を自然に読む感覚も分かるはずです。比較的簡単な教材を選んでいれば、英語をそのまま理解することも徐々にできるようになるでしょう。

何度もお伝えしていますが英語脳を作ることが重要なので、日本語に翻訳して考えたり文法を考えたりせずに英語を読むことを意識しましょう。

筆者自身も文法や翻訳などを勉強せずとも自然に英語を理解できるようになりましたが、脳が勝手に学習していくプロセスを信頼することが大切になります。

ステップ④:分からない単語は英英辞典を使う

英語リーディングを進めていると、知らないもしくは気になる単語が出てくると思います。単語の意味を調べる際にはできるだけ英英辞典で確認するようにしましょう。

和英辞典を使うのが簡単だと感じる方も多いと思いますが、本当の意味で英語を読めるようになるには英英辞典を使うことが鍵になります。目的は英語の意味を日本語で知ることではなく、英語のまま理解して使いこなすことです。

英英辞典を選ぶ際には、有名どころのオックスフォード辞典やオンライン辞典などもありますのでご自身が使いやすいとものを使いましょう。

英語脳ドットコムでオススメしている英英辞典も以下に記載しています。

Collins Dictionary英英辞典

ステップ⑤:別の教材も使って同じステップを繰り返す

①〜④までのステップの流れができたら、いくつか別の教材を使って同じステップを繰り返していきましょう。

他の教材を選ぶ際も決して無理をせずに簡単な文章を使用しましょう。英語学習全般に言えることですが、自分のレベルに合った教材で少しずつ段階を踏むことが大切です。

いくつかの教材を使って英語をそのまま読んで理解する感覚が掴めてきたら、ステップ①と②を飛ばして音声を使わず英文だけを読んでいきましょう。

ここまでで英語リーディングの土台ができてくるので、あとは英語を読む数を増やせば自然に能力が上がるはずです。

言語に慣れるには大量にインプットすることが大切になるので、興味のあるコンテンツを通して沢山英語に触れていきましょう。

英語リーディングのオススメ教材

ここからは英語リーディングを学習する上でオススメの教材を紹介していきます。

リーディングおすすめ教材

・LingQ

・Audible

・Kindle Unlimited, Kindle本体

・英語学習サイト

LingQ

LingQでは基礎的な英語を学習できるミニストーリーが無料で利用できるので、最初はこちらのテキストと音声でリーディングを訓練することをオススメします。またYouTubeやネットフリックスをLingQに保存することでスクリプトを使うこともできるため、音声と文章を組み合わせて使うこともできます。

英語の書籍もLingQに保存すれば単語の保存機能も使えるので、語彙の進捗を確認しながら学習を進められます。

LingQの紹介ページはこちら

Audible

Audibleは書籍を音声で聴くことができるAmazonのサービスです。サブスクリプション制で人気のベストセラー書籍や小説など幅広く利用できるため初心者から上級者までオススメできます。リーディングだけでなく、リスニングの学習にも効果的です。

先ほど解説したリーディングのステップを実践する際に使い勝手がいいです。文字テキストは付属していないため、Audibleで興味のある書籍を選んだ上でKindle版か紙の書籍を準備し組み合わせて使うと良いでしょう。

Audibleの紹介ページはこちら

Kindle Unlimited

Kindle Unlimitedもサブスクリプション制でKindleの書籍を読み放題で利用できるサービスです。洋書も多く用意されているので、ご自身の興味やレベルに合った本も多く見つかるはずです。

Kindleの端末が無くても、スマートフォンやタブレット、パソコンなどで本を読むことができます。

筆者もKindleを使っていますが、英語学習にも最適ですし手軽に本を読めるのでとても便利です。

初めて利用する際はキャンペーン等もありますので是非お試しください。

Kindle Unlimited の紹介ページはこちら

英語学習サイト

教材選びに迷った際は無料で利用できる英語学習サイトもありますので、まずはそちらから始めてもいいでしょう。

ご自身で選ぶ際は、上記で解説したような英語脳を作るというアプローチに沿った学習サイトを選ぶことをオススメします。

以下の記事では英語リーディング以外の学習サイトも紹介していますが、英語脳ドットコムのオススメを取り上げています。

まとめ:リーディングによって英語の理解力が格段に上がる

今回は英語リーディングについて、英語脳を作るという観点も含めながら解説してきました。

以下が本記事のまとめになります。

まとめ

【英語リーディングを伸ばすメリット】

 ・語彙を伸ばせる

 ・文法力が自然に身に付く

 ・英語の記事や書籍によって最新の情報が得られる

【日本人の英語リーディングが苦手な理由】

 ・文法の弊害

 ・翻訳思考の弊害

 ・語彙の不足

【リーディングを習得するためのアプローチ】

 ・英語脳を作ることを意識する

 ・リーディングを学ぶのを後回しにする

 ・自分のレベル感に合った簡単なものを使う

 ・興味のあるコンテンツを通して読む

 ・英英辞典を使うことで英語で理解する癖をつける

【リーディングを学習する具体的なステップ】

 ステップ①:音声付きの英文の教材を選ぶ

 ステップ②:音声に合わせて英文を読む

 ステップ③:慣れてきたら英文だけを読む

 ステップ④:分からない単語は英英辞典を使う

 ステップ⑤:別の教材も使って簡単な文章で同じステップを繰り返す

【英語リーディングのオススメ教材】

LingQ

Kindle Unlimited

Audible

英語学習サイト

英語リーディングを伸ばすことができれば、英語に対する理解力が大きく変わります。

今回の解説でもご自身が教わってきた学習法と異なる部分もあったと思いますが、一度立ち止まって何が効果的な学習法なのか考える機会を持つことも大切です。

何度もお伝えしている英語脳を作るという考え方は、英語以外の言語を学ぶ際にも応用できるので是非一部でも取り入れてみてください。