2カ国留学とは?メリット・デメリットや検討するポイントを解説

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2カ国留学とは?メリット・デメリットや検討するポイントを解説

2カ国留学に興味はあるけれど、「実際はどんな感じなんだろう?」「費用はどれくらいかかるの?」と具体的なイメージが湧かず、疑問を感じている方も多いはずです。この留学スタイルには、費用を抑えながら英語力を飛躍させるといった多くのメリットがある一方で、知っておくべきデメリットや注意点も存在します。

目的がワーホリであれ、大学進学や語学留学であれ、あなたにとって最適なプランは一つではありません。特に、1カ国目の候補となるフィリピン、マルタ、フィジーの文化や学習スタイルの違い、そして2カ国目の留学先の選び方は、留学全体の成否を左右する重要な要素です。さらには、複雑なビザの手続きや期間と費用目安、最適なエージェント選びまで、知りたい情報は山積みでしょう。この記事では、そうした一つ一つの疑問を解消し、2カ国留学について網羅的に解説していきます。

記事のポイント
  • 2カ国留学の基本とメリット・デメリット
  • 国ごとの特徴や具体的な費用感の目安
  • ワーホリや大学進学など目的別のプラン
  • 失敗しないための準備やエージェント選び
目次

2カ国留学とは?メリット・デメリットを解説

2カ国留学とは?メリット・デメリットを解説
  • そもそも2カ国留学とは?
  • 2カ国に留学するメリットと魅力
  • 2カ国留学のデメリットや注意点
  • フィリピン+オーストラリアの期間と費用例
  • 2カ国留学がおすすめの人とは

そもそも2カ国留学とは?

2カ国留学とは、文字通り一つの留学期間内に、異なる二つの国へ連続して留学する学習スタイルを指します。この留学形態が生まれた背景には、「欧米圏での留学コストの高騰」と「より効率的な語学習得へのニーズ」がありました。現在では、多くの留学生にとって効果的な選択肢の一つとして定着しています。

最も一般的な流れは、まず物価が比較的安く、マンツーマンレッスンで集中的に英語の基礎を学べる国(例:フィリピン)で土台を築きます。その後、本来の目的がある英語圏の国(例:カナダ、オーストラリア、イギリス)へ渡り、ワーキングホリデーでの就労、大学や専門学校への進学、あるいはより高度な語学学習に挑戦するというものです。

この方法が注目される最大の理由は、費用を抑えながら効率的に語学力を目標レベルまで引き上げ、2カ国目での活動を最大限に充実させられる点にあります。例えば、フィリピンで3ヶ月間みっちり英語を勉強してからカナダでワーキングホリデーを始めるといったプランが、その代表例として挙げられます。

最初からネイティブ環境である英語圏の国に行くと、語学力不足から授業についていけなかったり、仕事探しに何ヶ月も費やしてしまったりと、貴重な時間を無駄にしてしまうことが少なくありません。しかし、1カ国目でしっかりと英語でのコミュニケーション能力と海外生活への適応力を養うことで、2カ国目ではスムーズに生活をスタートでき、留学全体の満足度を大きく高めることが可能になるのです。

2カ国留学の主なパターン

留学の目的は人それぞれですが、個々のゴールに合わせて多様なプランを組めるのが2カ国留学の強みです。主に以下のような組み合わせが人気を集めています。

  • 語学力向上 → ワーキングホリデー
    フィリピンで日常会話からビジネスシーンで通用するレベルの英語力を習得した後、オーストラリアやカナダでより専門性の高い職種に挑戦するプラン。
  • 試験対策 → 大学進学
    マルタやフィリピンでIELTSやTOEFLのスコアを効率的に達成し、イギリスやアメリカの名門大学に進学するための準備期間として活用するプラン。
  • 基礎学習 → 応用学習
    フィリピンで英語力の基礎を徹底的に固め、アメリカやイギリスでビジネス英語、発音矯正、通訳・翻訳など、より専門的な語学留学に挑戦するプラン。

このように、2カ国留学は単に2つの国を経験できるという表面的なメリットだけでなく、目標達成への最短ルートを設計するための戦略的なステップとして有効な選択肢と言えるでしょう。

2カ国に留学するメリットと魅力

2カ国に留学するメリットと魅力

2カ国留学が多くの人に選ばれ、高い満足度を得ているのには、明確な理由があります。時間、費用、そして何より得られる経験の質。これら全ての面で、従来の1カ国留学にはない、大きなメリットが存在します。

卓越したコストパフォーマンス

最大のメリットとして挙げられるのは、語学学習にかかる総費用を大幅に抑えられるという経済的な合理性です。例えば、カナダの語学学校に6ヶ月間通う場合と、「フィリピンで3ヶ月集中学習+カナダで3ヶ月実践」というプランを比較すると、ケースによっては数十万円単位で費用を節約できる可能性があります。

これは、フィリピンなどの国では人件費や物価が安いため、質の高いマンツーマンレッスンを、欧米圏のグループレッスンよりもはるかに安い価格で受講できるからです。単純な安さだけでなく、「成長単位あたりのコスト」が極めて低いのが特徴です。同じ予算を投じた場合、より長く、より集中的に学べるため、費用対効果は絶大と言えるでしょう。

2カ国目での経験価値が飛躍的に向上

1カ国目でしっかりとした英語の土台を築くことは、2カ国目での活動の質を劇的に変えます。これは2カ国留学の戦略的価値の中核をなす部分です。

ワーキングホリデーであれば、英語力不足から応募できる仕事が皿洗いや清掃などに限られてしまう、という典型的な失敗パターンを避けられます。英語での円滑なコミュニケーションが可能なレベルにあれば、現地のカフェやアパレルショップ、ホテル、さらには専門スキルを活かせるオフィスワークなど、より時給が高く、さらに英語力を伸ばせる理想的な環境で働くチャンスが格段に広がります。

大学留学の場合も同様です。語学のハンデがないため、初日から講義のディスカッションに臆することなく積極的に参加し、現地の学生と対等な立場で学業に取り組むことが可能になります。これにより、留学本来の目的をより高いレベルで達成できるのです。

2つの文化に触れることで育まれる複眼的な視点

多くの場合、発展途上にあるアジアや地中海の国と、先進的な欧米の国、この二つの異なる文化や経済、価値観を肌で感じる経験は、1カ国だけの留学では決して得られない大きな財産となります。文化のコントラストを実体験することで、物事を多角的に、そして偏りなく見る力が養われ、真の国際感覚が豊かになります。この経験は、あなたの人生観に深い影響を与えることでしょう。

これらの理由から、2カ国留学は単なる節約術ではなく、あなたの留学、ひいては人生全体の成果を最大化するための、極めて賢明な戦略として高く評価されています。

2カ国留学のデメリットと注意点

多くの輝かしいメリットがある一方で、2カ国留学には計画段階で冷静に理解しておくべきデメリットや注意点も存在します。光と影の両面を事前に把握し、適切な対策を講じることが、留学を成功に導くための絶対条件です。

デメリット①:準備の手間と航空券代の増加

当然ながら、2カ国分の学校選定、滞在先手配、そして最も複雑なビザ申請が必要となり、1カ国留学に比べて準備にかかる労力と時間は単純に2倍以上になります。特にビザは国ごとに要件や申請プロセスが大きく異なるため、綿密なリサーチとスケジュール管理が不可欠です。少しの油断が計画全体を頓挫させるリスクもはらんでいます。

また、日本からの往復航空券に加え、1カ国目から2カ国目への移動費も発生します。荷物の量によっては超過料金もかさみますし、ビザ申請などのために一度日本へ帰国するプランを選ぶ場合はさらに費用が増加します。そのため、航空券代は1カ国留学よりも平均して2万円〜10万円ほど高くなる傾向があることを念頭に置いておきましょう。

デメリット②:2度の環境適応という精神的負荷

文化や言語、生活習慣が全く異なる環境に、留学期間中に2度も適応しなければならないという精神的な負担も、決して軽視できません。1カ国目の生活にようやく慣れ、友人関係も築けた頃に、再び全てをリセットして新しい環境で人間関係や生活基盤をゼロから築く必要があります。これは想像以上にエネルギーを消耗するプロセスであり、人によっては大きなストレスとなり得ます。

特に、1カ国目として選ばれることが多いフィリピンなどの発展途上国では、インターネット環境の不安定さ、日本とは異なる衛生観念、交通渋滞といったインフラの問題など、日本や欧米の生活水準とのギャップに戸惑うこともあるかもしれません。

デメリット③:英語のアクセントの違いへの順応

フィリピン人講師の英語は、発音が明瞭で文法も正確なため、初心者にとっては非常に分かりやすいです。しかし、ネイティブスピーカーとは異なる特有のイントネーションやリズムがあります。そのため、2カ国目のイギリスやオーストラリア、カナダなどに移動した際、現地のネイティブスピーカーが話す英語が、速くて聞き取りにくいと感じることがよくあります。

これはリスニング力が向上する過程で誰もが経験することであり、時間が経てば必ず慣れるものです。しかし、最初のうちはコミュニケーションに苦労する可能性があることを覚えておきましょう。対策として、1カ国目にいるうちから、ポッドキャストや映画などを通じて2カ国目の国の英語に触れ、耳を積極的に慣らしておくことを強くおすすめします。

2カ国留学はメリットが大きい分、計画性が非常に重要になります。特にビザ申請のタイミングを間違えると計画全体が崩れる可能性もあるため、信頼できるエージェントに相談しながら、最低でも半年前、理想は1年前から余裕を持ったスケジュールで準備を進めることが、後悔しないための最大の秘訣です。

フィリピン+オーストラリアの期間と費用例

フィリピン+オーストラリアの期間と費用例

2カ国留学を具体的に計画する上で、最も現実的な問題となるのが全体の期間と費用ではないでしょうか。ここでは、最も一般的な「フィリピン+オーストラリア」のワーキングホリデープランを例にモデルケースを見ていきましょう。

全体の期間としては、合計で半年から1年半程度のプランを選択する人が多いです。これは、1カ国目で英語の基礎を確実に固めるのに最低でも3ヶ月は必要とされており、2カ国目でのワーキングホリデーや大学留学は通常1年単位となるためです。この期間設定が、学習効果と経験価値のバランスを取る上で非常に効果的です。

モデルケース:フィリピン(3ヶ月)+オーストラリア(1年)

このプランは、まず費用を抑えられるフィリピンで集中的に英語力を中級レベルまで引き上げ、その後、世界屈指の高時給国であるオーストラリアで1年間働きながら生活するという、2カ国留学のまさに王道パターンです。

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期間・国内容費用の目安(内訳)備考
1カ国目:フィリピン
(3ヶ月間)
語学学校での集中学習約70万円~120万円
(学費・滞在費・食費:約60~100万円、航空券・保険・ビザ・雑費:約10~20万円)
費用には、授業料、寮滞在費、1日3食の食費、航空券、海外旅行保険、ビザ関連費、現地での娯楽費などが含まれます。マンツーマンレッスンが中心のため、学習密度が非常に高いのが特徴です。
2カ国目:オーストラリア
(1年間)
ワーキングホリデー支出:約250万円~350万円
収入:約280万円~
オーストラリアの公正労働オンブズマンが定める最低賃金に基づく概算)
支出には家賃、食費、交通費、通信費、娯楽費などが含まれます。収入は職種や労働時間により大きく変動しますが、英語力があればより良い条件の仕事が見つかりやすくなります。
合計留学+ワーホリ初期費用として約300万円オーストラリア到着後、仕事が見つかるまでの生活費や、万が一の事態に備えるため、ある程度の自己資金を準備しておくと精神的に非常に安心です。

上記の表を見ると、一見すると初期費用が高額に感じられるかもしれません。しかし重要なのは、最終的にオーストラリアでの収入によって、留学費用全体をかなり賄える可能性があるという点です。1カ国目での学習は、2カ国目で高収入を得るための「投資」と考えることができます。

1カ国目でしっかり英語力をつけたことで、オーストラリアでより時給の高い仕事に就きやすくなるため、1カ国留学で現地に来てから数ヶ月間語学学校に通うよりも、結果的に収支がプラスになるケースも決して少なくありません。

もちろん、これはあくまで一つの目安です。選ぶ国や学校、あなたの生活スタイルによって費用は大きく変動します。ご自身の予算と目標を明確にし、最適なプランを検討することが何よりも重要です。

2カ国留学がおすすめの人とは

2カ国留学がおすすめの人とは

2カ国留学は、そのユニークな特性から、特定の目標や状況にある人にとって特に大きなメリットを享受できる留学スタイルです。もしあなたが以下のいずれかの特徴に当てはまるなら、この挑戦的な選択肢はあなたの可能性を最大限に引き出してくれるでしょう。

英語力に自信がない、または英語初心者

「海外で生活してみたいけれど、英語が全く話せないから不安…」そのように感じている人にこそ、2カ国留学は最適な選択肢です。1カ国目のフィリピンなどでは、経験豊富な講師とのマンツーマンレッスンが学習の中心となります。周りの生徒のレベルを気にする必要があるグループレッスンとは異なり、自分のペースで納得がいくまで質問でき、文法の基礎からスピーキング、リスニングまで徹底的に英語を学ぶことができます。
数ヶ月間でゼロから日常会話レベルまで英語力を引き上げてから2カ国目に臨めるため、大きな自信を持って、より充実した留学生活をスタートできるでしょう。

留学費用をできるだけ抑えたい、賢く使いたい人

「長期で海外経験を積みたいけれど、予算には限りがある」という現実的な課題を抱える方にも、2カ国留学は非常に有効です。前述の通り、物価の安い国で集中的に学ぶことで、欧米圏に長期間滞在して同レベルの英語力を目指すよりも、総費用を大幅に削減することが可能です。
さらに、2カ国目でワーキングホリデーを選べば、現地で収入を得ることもできます。これは単なる節約ではなく、限られた予算を最も効果的に配分し、最大の成果を得るための賢明な投資戦略と言えるのです。

限られた時間の中で最大の効果を出したい人

大学の休学期間やキャリアチェンジのための期間など、留学に使える時間が限られている中で、「語学力向上」と「海外での就労・就学経験」の両方を実現したいという欲張りな目標を持つ人にも、2カ国留学は完璧にフィットします。
最初に語学力を集中的に高めることで、2カ国目での時間を最大限に有効活用できます。本来であれば語学学校に通うはずだった数ヶ月間を、アルバ-イトやインターンシップ、専門分野の学習といった、より実践的な活動に費やすことが可能になるのです。

中級者から上級者へのステップアップにも

もちろん、すでにある程度の英語力がある中級者の方にとっても、2カ国留学は非常に有効です。「ネイティブとの会話はまだ少し不安」「ビジネスレベルまで引き上げたい」といった課題に対し、1カ国目でスピーキング力や専門的な語彙を集中的に強化することで、2カ国目での大学の授業や専門的な職場環境にもスムーズに対応できるようになります。自分の弱点をピンポイントで克服するための期間として、1カ国目を戦略的に活用できるのです。

2カ国留学の目的別プランと検討するポイント

2カ国留学の目的別プランと検討するポイント
  • ワーホリや大学、語学留学のプラン例
  • 1カ国目のフィリピン、マルタ、フィジー
  • 2カ国目の留学先で人気な欧米圏の国
  • 2つの国のビザを申請する際の注意点
  • 留学エージェントを検討するポイント
  • 2カ国留学におすすめのエージェント

ワーホリ、大学、語学留学のプラン例

2カ国留学の最大の魅力は、あなたの個々の目的に合わせて、プランを自由自在に、そして戦略的に設計できる点にあります。ここでは、代表的な3つの目的である「ワーキングホリデー」「大学進学」「語学留学」に焦点を当て、それぞれで2カ国留学をどのように活用すれば成果を最大化できるのか、具体的なプラン例を交えて詳しく解説します。

① ワーキングホリデーの効果最大化プラン

ワーキングホリデーの目的は、現地で働きながら生活し、その国の文化を深く体験することです。しかし、英語力が低いまま渡航すると、仕事の選択肢が日本食レストランのキッチンスタッフや農作業(ファームジョブ)など、英語をあまり使わない環境に限定されがちです。これでは、せっかくの海外生活が日本人コミュニティの中で完結してしまいかねません。

そこで、1カ国目を「就労準備期間」と位置づけます。フィリピンなどで3ヶ月ほど集中して、日常会話はもちろん、接客英語や電話応対、面接対策といった実践的なスキルを学ぶことで、2カ国目到着後すぐに、現地のカフェ、アパレル、ホテル、さらには自身の専門性を活かせるオフィスワークなど、より高い英語力が求められる高時給の仕事に応募できるようになります。限られたビザの期間(通常1年)を最大限に活用し、収入とキャリアに繋がる経験の両方を最大化する、非常に効果的な戦略です。

② 海外大学進学への戦略的プラン

海外の大学や大学院に進学するためには、IELTSやTOEFLといった厳格な英語能力試験で、各大学が設定する基準スコアをクリアする必要があります。欧米の大学付属語学学校で対策コースを受講すると、学費だけで年間数百万円かかることも珍しくありません。

この経済的負担を軽減するために、2カ国留学では1カ国目を「スコア達成のための集中学習」として活用します。フィリピンやマルタには、比較的安価でありながら、教育の質が高いことで定評のある試験対策専門コースや、目標スコア達成を約束する「スコア保証コース」が存在します。経験豊富な講師によるマンツーマン指導で、特に日本人が苦手とするスピーキングとライティングのスコアを効率的に伸ばし、目標スコアを達成してからアメリカやイギリスの大学に進学します。これにより、進学準備にかかる総費用と貴重な時間が削減できます。

③ 集中的な語学習得プラン

就労や学位取得ではなく、純粋に高いレベルの英語力を身につけることを目的とする学習者にとっても、2カ国留学は理想的なフレームワークを提供します。この場合、「基礎固めフェーズ」と「応用・実践フェーズ」の2段階でプランを組み立てます。

まず、フィリピンのマンツーマンレッスンで3ヶ月から半年間、基礎を徹底的に体に染み込ませ、英語脳の土台を築きます。その後、イギリスやアメリカ、カナダといったネイティブ環境の語学学校で3ヶ月から半年間、ビジネス英語、アカデミックライティング、ディベート、プレゼンテーション、あるいは特定の分野のアクセント矯正といった、より高度で専門的なコースを受講します。この段階的なアプローチにより、コミュニケーションの土台から、ネイティブレベルの表現のニュアンスや専門的な語彙まで、総合的で柔軟な英語運用能力を確実に身につけることが可能です。

1カ国目のフィリピン、マルタ、フィジー

1カ国目のフィリピン、マルタ、フィジー

2カ国留学の成功は、1カ国目の国選びにその半分がかかっていると言っても過言ではありません。この最初のステップでどれだけ英語力の土台を固め、海外生活に慣れることができるかが、2カ国目での飛躍を左右します。ここでは、1カ国目の候補地として圧倒的な人気を誇るフィリピン、マルタ、フィジーの3カ国を、学習スタイルから生活環境、費用までを比較します。ご自身の学習スタイルや性格、そして留学に求めるものと照らし合わせ、最適な国を見つけましょう。

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項目フィリピン🇵🇭マルタ🇲🇹フィジー🇫🇯
学習スタイルマンツーマンレッスンが中心。1日6〜8コマといった高密度の授業で、スピーキング力を短期集中で劇的に向上させたい人に最適。スパルタ式の学校も多い。グループレッスンが中心。1クラス10人前後で、ヨーロッパ各国の多様な国籍の生徒と議論しながら国際感覚を養いたい人向け。自主性が求められる。少人数グループが中心。アットホームな雰囲気で、ホストファミリーとの交流を通じて、リラックスしながら実用的な英語を学びたい人に適している。
費用(1ヶ月)約25~45万円。学費・滞在費・食費込みのパッケージ料金が多く、コストパフォーマンスは世界トップクラス。約30~75万円。ヨーロッパの中では比較的安価だが、フィリピンやフィジーよりは高め。特に夏期は料金が上がる傾向がある。約25~40万円。フィリピンと同水準で非常に安価。物価も安く、現地での出費も抑えやすい。
環境・文化急成長を遂げるアジアの活気とエネルギーに満ちている。多くの学校が食事や洗濯サービス付きの全寮制で、勉強だけに集中できる環境が整っている。世界遺産の美しい街並みが広がる地中海のリゾート国家。LCCを利用してヨーロッパ各国へ気軽に旅行できるのが最大の魅力。「世界一幸福な国」とも称される、南太平洋の穏やかな島国文化。非常にフレンドリーな国民性で、地域社会との温かい交流が期待できる。
英語のアクセントアメリカ英語がベース。講師ははっきりとした発音で話すため、特に英語初心者にとっては聞き取りやすいと評判。旧宗主国であるイギリスの英語がベース。ただし、留学生の国籍が多様なため、ヨーロッパ系の様々なアクセントに日常的に触れられる。イギリス英語がベースだが、フィジー独特の穏やかなイントネーションがある。訛りは少なく、クリアで聞き取りやすいとされている。

どの国にも唯一無二の魅力がありますが、あなたの目的によって最適な選択は明確に分かれます。例えば、「とにかく短期間で英語を話せるようになりたい!」「TOEICのスコアを200点上げたい!」といった明確な学習目標がある方はフィリピン。「勉強もしたいけど、ヨーロッパの文化や歴史に触れ、長期休暇には旅行も楽しみたい」という方はマルタ。「ストレスの少ない大自然の中で、現地の人々と深く交流しながら楽しく学びたい」という方はフィジーが、それぞれに合った選択となるはずです。

ご自身の性格や学習目標、そしてどのような留学生活を送りたいかをじっくりと自己分析し、後悔のないスタートが切れる国を選びましょう。

2カ国目の留学先で人気な欧米圏の国

2カ国目の留学先で人気な欧米圏の国

1カ国目で自信と英語力を手に入れたあなたが、次に羽ばたく舞台となる2カ国目。ここでは、ワーキングホリデーや大学留学の渡航先として、多くの留学生から人気を誇る国々の特徴と、そこに待っている可能性をご紹介します。

🇦🇺 オーストラリア

世界的に見ても高い最低賃金が設定されており、ワーキングホリデーで「学びながらしっかり稼ぐ」ことを重視する人に圧倒的な人気を誇ります。オーストラリアでは、フルタイムやパートタイムの労働者にも手厚い権利が保障されています。温暖な気候とリラックスしたライフスタイルの中で、都市部のカフェやレストランでのホスピタリティ産業から、広大な国土を活かしたファームジョブまで、多様な仕事の機会に満ちています。また、大学留学においても卒業後の就労ビザ制度が手厚く、グローバルなキャリア形成の足がかりとすることができます。

🇨🇦 カナダ

「世界で最も住みやすい国」ランキングの常連であり、卓越した治安の良さと、多様性を受け入れる多文化主義社会が、留学生にとって何より大きな魅力です。教育水準が非常に高く、世界トップクラスの大学がアメリカに比べて比較的安価な学費で門戸を開いている点も大きなポイント。特に、カナダ政府公式サイトで案内されている卒業後の就労許可(PGWP)から永住権への道筋が比較的明確なため、留学をきっかけに長期的な海外移住を視野に入れる人にとって、世界で最も魅力的な選択肢の一つとなっています。

🇬🇧 イギリス

他に類を見ない豊かな歴史と文化、そしてLCC(格安航空会社)を使えば数千円でヨーロッパ大陸へ渡れるアクセスの良さが最大の魅力です。最長2年間滞在できるYMS(Youth Mobility Scheme)ビザは、就労義務がなく、アルバイト、旅行、ボランティアなど、非常に自由な活動が可能です。世界の金融・文化の中心地であるロンドンには、他国では得られないユニークな就労機会や出会いが溢れていますが、その分競争も激しいため、しっかりとした英語力と明確な目的意識が成功の鍵を握ります。

その他の有力な選択肢

他にも、ヨーロッパのシリコンバレーとして知られIT産業が盛んなアイルランド、壮大な手つかずの自然とアドベンチャースポーツが魅力のニュージーランド、そして言わずと知れた世界の中心であり、エンターテイメントから最先端技術まであらゆる可能性に満ちたアメリカなど、選択肢は豊富です。ただし、アメリカは学生ビザ以外の就労可能なビザの取得が他の国に比べて非常に厳しく、学費や生活費も高額になる傾向があるため、より周到な計画と資金準備が必要となります。

2カ国目の国選びは、あなたのキャリアプランや5年後、10年後のライフプランと密接に関わってきます。どのような経験を積み、どのようなスキルを身につけ、将来どこで、どのような自分になっていたいかを深く考えながら、あなたの可能性を最大限に引き出してくれる国を選びましょう。

2つの国のビザを申請する際の注意点

2つの国のビザを申請する際の注意点

2カ国留学を計画する上で、最も重要なのがビザの手続きです。2つの異なる国のビザを、それぞれ適切なタイミングで、ミスなく取得する必要があり、一つの小さな見落としが計画全体に深刻な影響を及ぼす可能性もあります。ここでは、ビザ申請における基本的な考え方と、絶対に避けるべき落とし穴について詳しく解説します。

ビザ申請の基本原則

まず理解しておくべきなのは、ビザは渡航目的によって種類が厳密に定められているという大原則です。語学学校に通うための「学生ビザ」、働くことが主な目的として許可される「ワーキングホリデービザ」、観光目的の「観光ビザ」など、あなたの活動内容に合ったビザを、それぞれの国の大使館または移民局の規定に従って申請します。2カ国留学では、このプロセスを2カ国分、計画的に並行して進める必要があります。

申請タイミングの重要性

2カ国目のビザをいつ申請するかは、計画の成否を分ける最も重要な決断です。結論から言うと、最も安全で確実な方法は、日本を出国する前に、2カ国両方のビザ(あるいは、それに準ずる入国の許可)を取得しておくことです。

「1カ国目に滞在しながら、そこから2カ国目のビザをオンラインで申請する」ことも物理的には不可能ではありません。しかし、以下のような予期せぬリスクが常に伴うため、上級者向けであり、基本的には推奨されません。

  • インターネット環境の問題
    現地のWi-Fiが不安定で、重要な申請情報のアップロード中に接続が切れてしまう。
  • 必要書類準備の煩雑さ
    ビザ申請に必要な健康診断を指定された病院で受けるために、滞在都市から首都まで移動しなければならない。
  • 時間的制約
    大使館からの追加書類の要求にすぐに対応できず、審査に想定以上の時間がかかってしまい、2カ国目へのフライトを変更せざるを得なくなる。

特に、ワーキングホリデービザは国によって年間発給数に上限が設けられていたり、申請期間が年に1〜2回に限られていたりする場合があります。これらの重要な情報を見逃さないためにも、渡航予定の1年前には情報収集を開始し、計画的に申請準備を進めることが不可欠です。

ビザの規定や申請方法は、国際情勢などに応じて予告なく変更されることが日常茶飯事です。インターネット上の古いブログ記事などを鵜呑みにせず、必ず各国の大使館や移民局の公式サイトで一次情報を確認する癖をつけましょう。手続きに少しでも不安がある場合は、2カ国留学の申請実績が豊富な留学エージェントに相談するのが、時間と安心を買う上で最も確実な方法と言えるでしょう。

また、ビザ申請以前の基本的な確認事項として、パスポートの有効期限が、2カ国目の滞在を終えて帰国する時点まで十分に余裕を持って残っているかも、計画の初期段階で必ず確認しておきましょう。

留学エージェントを検討するポイント

留学エージェントを検討するポイント

2カ国留学は、1カ国留学に比べて準備の複雑さが格段に増すため、専門的な知識と経験を持つ留学エージェントのサポートを受けるのが一般的です。しかし、インターネット上には数多くのエージェントが存在し、「どこを選べば良いか分からない」と迷ってしまう方も多いでしょう。ここでは、あなたの留学を成功に導く、後悔しないエージェント選びのポイントを解説します。

エージェントを利用する本質的なメリット

信頼できるエージェントは、単なる学校申し込みの代行業者ではありません。複雑なビザ申請の的確なアドバイス、あなたの目標に最適な国や学校の組み合わせの提案、現地での万が一のトラブルへの対応など、留学全体をスムーズに進めるためのパートナーとなります。特に2カ国留学のノウハウが豊富なエージェントであれば、国を移動する際の最適なタイミングや、両国のビザ規定を考慮した効率的な準備スケジュールなどを熟知しており、個人で手配する際の時間と労力、そして何より精神的な負担を大幅に軽減してくれます。

また、多くのエージェントは「手数料無料」をサービスの特徴として掲げています。これは決してボランティアではなく、エージェントは、学生を語学学校に紹介することで、学校側から紹介手数料(コミッション)を受け取るというビジネスモデルによって運営されています。この仕組み自体は留学業界の標準的なものであり、何ら問題はありません。しかし、この点を理解しておくことで、エージェントの提案をより客観的に評価できるようになります。

良いエージェントを見極めるためのチェックリスト

あなたの貴重な時間とお金を投資する大切な留学です。エージェントは慎重に選びましょう。以下のポイントを参考に、最低でも2〜3社のエージェントで無料カウンセリングを受け、サービス内容を比較検討することをおすすめします。

  • 特定の国や学校ばかりを強引に勧めてこないか?
    → 良いカウンセラーは、まずあなたの希望や目標、予算、性格などを丁寧にヒアリングし、その上で複数の選択肢とそのメリット・デメリットを公平に提示してくれます。「この学校が絶対におすすめです!」といった一方的な提案には注意が必要です。
  • カウンセラーは専門知識と経験を持っているか?
    → 特にビザに関する質問は、カウンセラーの知識レベルを測る絶好の機会です。「2カ国目のワーホリビザはいつ申請するのがベストですか?」といった具体的な質問に対し、的確かつ最新の情報で、リスクも含めて丁寧に答えられるかを確認しましょう。
  • サポートの範囲は明確で、書面で提示されるか?
    → 渡航前の手続きだけでなく、現地到着後のサポート(銀行口座開設、携帯電話契約など)や、帰国後のキャリアサポートなど、どこまでが無料で、どこからが有料のサポート範囲なのかを契約前に書面でしっかり確認することが、後のトラブルを防ぎます。
  • 見積もりの内訳は透明性が高いか?
    → 学費や滞在費以外に、入学金、教材費、現地で支払うビザ関連費用など、どのような費用が別途必要になるのか、詳細で分かりやすい見積もりを提示してくれるかを見極めましょう。「総額」だけでなく、その内訳の透明性が重要です。

最終的には、「どのエージェントが一番安いか」という価格だけの視点ではなく、「どのエージェントが、最も親身になって自分の留学を成功へと導いてくれるか」という信頼性の視点で最適なパートナーを選ぶことが、望む未来への第一歩だと言えるでしょう。

以下の記事でも目的に合ったサポートの選び方やそれぞれの特徴について紹介しています。


2カ国留学におすすめのエージェント

2カ国留学の計画は、1カ国だけの留学に比べて情報収集や手続きが複雑になるため、専門知識を持つ留学エージェントの存在が非常に重要になります。エージェントはそれぞれ独自の強みやサポート体制を持っており、どのパートナーを選ぶかによって留学の質や満足度が大きく変わることも少なくありません。ここでは、2カ国留学を検討する際に特に評価の高い5つのエージェントをピックアップし、それぞれの特徴を解説します。ご自身の留学スタイルや重視するポイントと照らし合わせ、最適なエージェントを見つけるための参考にしてください。

スマ留

スマ留
出典:スマ留

「スマ留」は、「留学費用を従来の最大半額に」という明確でインパクトのあるコンセプトを掲げ、特に費用を重視する学生や若手社会人から支持を集めているエージェントです。この驚きの低価格は、語学学校が比較的空いている時間帯や教室の稼働率が低い時間帯を有効活用するという、独自のスマートな仕組みによって実現されています。

2カ国留学を計画する上で、スマ留の最大の強みはシンプルで分かりやすい料金体系にあります。渡航先と滞在期間さえ決まれば、追加料金の心配が少ない総額が明確になるため、予算計画が複雑になりがちな2カ国留学でも、全体の費用を最初から正確に見通すことが可能です。複雑な料金体系が苦手な方や、見積もりを見てから想定外の費用が増えることを避けたい方にとっては、この透明性は大きな安心材料となるでしょう。

また、費用を抑えながらも、学習サポートが充実している点も見逃せません。スタンダードプランではオンライン英会話や英語学習アプリが長期間利用できるため、出発前から英語に触れる機会を十分に確保できます。さらに、365日24時間のコールサポートは、国をまたいで移動する際や、時差のある環境での万が一のトラブル時にも、いつでも日本語で相談できる心強い存在です。コストを徹底的に抑えつつ、必要な学習サポートと安全対策はしっかりと確保したい、そんな合理的な考えを持つ方に最適なエージェントです。

タビケン留学

タビケン留学
出典:タビケン留学

「タビケン留学」は、手数料無料と最低価格保証を掲げつつ、コンサルタントの質の高さと専門性で評価されているエージェントです。ウェブサイトでも公言している通り、特に2カ国留学のサポート実績が業界トップクラスであることが最大の強みと言えます。

多くのエージェントが幅広く各国を扱う総合型であるのに対し、タビケン留学はフィリピン、オーストラリア、カナダといった2カ国留学の主要ルートとなる国々に特化しています。これにより、各国のビザ情報や現地事情に関する、より深く、よりリアルな情報提供が可能です。コンサルタント全員が留学・ワーホリ経験者であり、かつ専門資格を持つプロであるため、机上の空論ではない、実体験に基づいた的確なアドバイスが期待できます。

2カ国留学では、国と国の「間」に発生する手続きやトラブルが最も複雑です。タビケン留学のように特定の国への留学サポートに特化しているエージェントは、例えば「フィリピンからカナダへ渡航する際のベストなビザ申請タイミング」や「オーストラリアでの仕事探しの最新動向」といった、具体的で実践的なノウハウを豊富に蓄積しています。

一人ひとりの目標に寄り添った丁寧なカウンセリングと、万が一の際の24時間緊急連絡対応など、手厚いサポート体制も魅力です。専門家と二人三脚で、最も成功確率の高いプランを練り上げたいと考える方に最適なエージェントです。

StudyIn (スタディイン)

StudyIn (スタディイン)
出典:StudyIn

「StudyIn」は、合計170万人以上の登録者数を誇る大人気SNS「StudyInネイティブ英会話」を運営母体とする、特に若者世代から高い知名度と人気を誇るエージェントです。SNSでの圧倒的な影響力を活かして広告費を抑え、その分を留学前後の手厚いサポートに還元しているのが大きな特徴です。

2カ国留学を検討する方にとって、StudyInが提供する最大の魅力は、業界No.1のオンライン英会話サービス「レアジョブ英会話」のマンツーマンレッスンが、出発前に無料で週3回も受けられる点にあります。1カ国目の目的が「英語力の基礎固め」であることを考えれば、日本にいるうちからネイティブ講師と話す機会を豊富に持つことは、留学効果を最大化する上で極めて有効な戦略です。この手厚い事前学習サポートにより、現地到着後すぐに高いレベルから学習をスタートでき、貴重な留学期間を1日も無駄にすることがありません。

また、顧客サポートは担当コンサルタント1名だけでなく、サポート専門のスタッフ2名が加わる3名体制で学生一人ひとりをフォローします。長期間にわたり、国をまたいで環境が変化する2カ国留学の全行程において、常に相談できる窓口が複数あることは大きな安心に繋がります。出発前から英語学習を本格的にスタートさせ、万全の準備で留学に臨みたいと考える学習意欲の高い方や、手厚いサポート体制を求める方に最適なエージェントと言えるでしょう。

スクールウィズ (School With)

スクールウィズ (School With)
出典:School With

「スクールウィズ」は、日本最大級の留学情報・口コミサイトを基盤とする、データと情報量に強みを持つエージェントです。「英語力アップに強い」ことを明確に打ち出しており、科学的なアプローチに基づいた学習サポートが特徴です。

2カ国留学の計画において、スクールウィズが提供する価値は、その膨大な学校データベースと詳細な口コミ情報にあります。国も文化も異なる2つの学校を比較検討する際、実際に留学した先輩たちのリアルな体験談は何より貴重な判断材料となります。費用や国籍比率、授業の雰囲気などを客観的なデータで比較できるため、ミスマッチの少ない、納得感の高い学校選びが可能です。

また、独自の事前英語学習プログラム「プレ留学」では、同じ時期に渡航する仲間とグループを組み、専任チューターのサポートを受けながら学習を進められます。モチベーションを維持しながら、留学準備の段階からコミュニティに属せるのは、特に初めての海外生活に不安を感じる方にとって大きな安心材料となるでしょう。

スクールウィズは留学後のキャリアサポートにも力を入れています。提携する人材紹介会社は業界最大規模を誇り、留学経験を活かせる仕事探しを強力にバックアップしてくれます。2カ国留学を将来のキャリアアップに繋げたいと考えている社会人の方にも、心強いサービスです。

留学ワールド by DEOW

留学ワールド by DEOW
出典:留学ワールド

「留学ワールド by DEOW」は、世界8カ国に12の直営オフィスを持つ、グローバルなネットワークと現地サポート体制が最大の強みである老舗エージェントです。J-CROSS認証やプライバシーマークを取得しており、企業の信頼性や安全性も高く評価されています。

2カ国留学において、この海外直営オフィスの存在は大きな安心感につながります。例えば、フィリピンからカナダへ移動する際、両方の国に同じ「留学ワールド」のオフィスがあれば、一貫性のあるシームレスなサポートを受けることが可能です。国をまたぐ際の不安な時期に、現地の最新情報を知る日本人スタッフに直接相談できる環境は、何物にも代えがたい価値があります。

また、取り扱い国やプログラムの種類が非常に豊富なため、定番のルートだけでなく、「アメリカ+イギリス」での比較研究や、「マルタ+アイルランド」といったヨーロッパ周遊プランなど、よりユニークな2カ国留学のプランニングにも対応できる柔軟性を持っています。渡航前の無料英会話レッスンや、帰国後のキャリアサポートも充実しており、総合力の高いエージェントと言えるでしょう。


ここまで5つのエージェントをご紹介しましたが、それぞれに異なる魅力があることをお分かりいただけたかと思います。重要なのは、一つのエージェントの情報だけを鵜呑みにせず、必ず複数のエージェントで無料カウンセリングを受け、提案内容やカウンセラーとの相性を比較することです。あなたの留学という大切な投資を、最も親身になってサポートしてくれるパートナーを見つけてください。

総括:2カ国留学の基本と検討するポイント

記事のポイントをまとめます。

  • 2カ国留学は費用を抑えつつ効率的に英語力を伸ばす戦略的なスタイル
  • 1カ国目で語学の基礎を固め2カ国目での活動の質を高めるのが基本
  • メリットは卓越した費用対効果と2つの異なる文化を経験できる点
  • デメリットは準備の複雑さや2度の環境適応という精神的負荷
  • 総期間は半年から1年半が一般的で初期費用は目的により様々
  • 英語初心者や限られた予算で留学効果を最大化したい人に特におすすめ
  • ワーホリでの就労、大学進学、高度な語学力習得など目的に合わせたプラン設計が可能
  • 1カ国目は学習スタイルで選ぶことが重要(フィリピン、マルタ、フィジーなど)
  • フィリピンはマンツーマンレッスン中心で短期集中での成長に最適
  • マルタは多国籍な環境でヨーロッパ文化と国際交流が大きな魅力
  • フィジーは大自然の中でリラックスしながら現地の人と深く交流できる
  • 2カ国目は将来のキャリアプランを考慮しオーストラリアやカナダなどが人気
  • ビザは2カ国分必要であり日本出発前の申請が最も安全で確実
  • 信頼できる留学エージェント選びが計画全体の成否を大きく左右する
  • 複数のエージェントを比較しサポート内容やカウンセラーの専門知識を見極めることが重要
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