英語を習得する上で、英語脳という概念はかなり重要です。
当メディアでは英語脳を構築するアプローチを推奨していますが、従来の英語学習法とは全くと言っていいほど違う方法論です。
本記事ではそもそも英語脳とは何かという疑問について解決していきます。
英語を日常的に使えるようになる為には学習に対する捉え方の違いから意識してみましょう。
独学で英語を習得し海外を頻繁に渡航する筆者が、様々な書籍や脳科学、言語学の情報も元にあなたに共有していきます。
英語脳とは英語を英語のまま使いこなす能力
英語脳と聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
「またありきたりな英語学習論的な話か」と思う方もいるかもしれません。
これからお話しすることは従来で言われている英語の学習法とは根本的に違います。
英語脳とは『英語を英語で理解し、話し、考え、使いこなす言語能力』を指します。
ネイティブのように英語を学び、第二母国語のように使いこなす事を目指していきます。
英語は難しい、一部のセンスのある人間しかできない思わている方は今までの固定観念に囚われているのかもしれません。
文法、暗記、翻訳作業など堅苦しい勉強法は必要ありません。
ちょっとしたコツとやる気さえあれば普通の人でも日常に困らない英語は習得可能です。
従来の英語学習法の弊害
なぜ日本人は義務教育で6年以上英語を学んだにも関わらずここまで苦手な人が多いのでしょうか?
これは従来の学校教育によって教えられる方法論が根本的にズレている事が大きな原因となっています。
日本の一般的な英語学習法は英語を日本語に翻訳して考え、文法を勉強し、単語帳を大量に暗記する事をひたすらやります。
しかしTOEICで900点を取るような優秀な人ですら英語は話せない人が多いという現実もあります。
脳科学や言語学者の世界では従来の日本式の学習法は効果的では無いと言われています。
このような話をすると今までやってきた事が間違っていたのかと否定的な気持ちを持つ方もいるかもしれません。
もちろんそんな事は無く、英語に対する基礎的な力は皆さんも持っているはずです。
しかし、英語を効果的に習得できるというメリットを考えると新しい可能性に目を向けても良いのではないのでしょうか?
少しづつで良いので心をオープンにして英語学習について考えていきましょう。
おすすめしない学習法については以下の記事でも詳しく解説しています。
英語脳を構築するメリット
英語脳を構築するメリットを紹介します。
一度英語脳の土台ができれば習得スピードが格段に上がります。
私たちがまるで日本語を話すように英語を使いこなす事ができます。
日本式の英語勉強ではどこか無理があり普通に会話をする事すら難しく感じてしまいます。
これは英語の意味を日本語に変換してまた英語にするという無駄なエネルギーを消費しているからです。
一度英語脳を作ってしまえば無理なく英語を使う事ができ楽しくなっているはずです。
あとは英語で話されている映画や動画、本等を読み進めるにつれ語彙や表現力、理解力が向上するのも時間の問題でしょう。
言語を習得するコツさえ掴んでしまえば第三、第四外国語と新たに学ぶ事も容易になります。
英語を楽しく学ぶ事ができる上に、格段にレベルが上がるとなれば一考に値するのでは無いでしょうか?
どうやって英語脳を構築するか
ここまで解説してきてお分かりのように、脳に新しい英語の言語空間を構築してく事が鍵になります。
そのため、できるだけ日本語を介在させず英語を学習していくことが重要です。
子供が自然に母国語を覚えるように言語を習得していくプロセスと同じです。
ですので、文法を学んだり単語を一つづつ暗記したりはしていきません。
日本のように意識的に覚えるのではなく、英語を英語のままインプットする事で脳は無意識に記憶していきます。
また、自分が興味のある分野を英語で学ぶ事もおすすめします。
好奇心に従って学ぶ事はどの分野においても学習効率が圧倒的に違います。
詳しい方法論については以下の記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
具体的なアクションリスト
英語脳の感覚を体験するために今すぐできる事を今回は二つ紹介します。
日本語字幕なしで動画や映画を観てみる
普段は日本語の字幕を入れてYouTubeの動画やNetflixなどを観ていると思います。
ここで英語脳を作っていく感覚を知ってもらうために、試しに字幕を付けずに観てみてください。
もちろんすぐに内容を理解するのは難しいと思いますが普段と違う感覚を味わえるはずです。
英語を日本語を介在せずインプットしていくと徐々に脳が適応し理解できるようになっていきます。
英英辞典を使って英単語を調べてみる
インターネットでも良いですので、何か英単語を英英辞典で調べてみましょう。
英語脳を作るために英英辞典を使う事は重要なポイントの一つです。
日本人が日本語の意味を国語辞典で調べるように、英語のまま理解していきます。
分からない英単語はすぐに日本語訳で調べてしまうのが従来の方法でしたが、和英辞典で単語を覚えていくのは英語脳を作る妨げになりかねません。
最初は難しいかもしれませんが、眺めるだけでも良い練習になるはずです。
まとめ:英語脳を作る学習法に目を向けてみよう
今回は英語脳とは何かについて概要を解説しました。
以下が今回のまとめになります。
いきなりあれもこれも手を出すのも大変ですので、まずは今回紹介したアクションリストを一つだけでもやってみましょう。
英語脳ドットコムでは英語脳を作る方法論について深掘りしていますので、興味がある方はぜひ他の記事もご覧ください。